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可愛らしさのあるウォールシェルフシステム



壁に棚を作りつけるためのウォールシェルフシステムというと、まずロイヤルの金具を思い出します。

僕の自宅でも使ってますが、必要に応じて棚を増やしたり棚板の場所を変えられたりして、クローゼットの中に導入しておくとなかなか便利です。
でも、正直いってロイヤルにはあまり可愛らしさは無いですね…。
事務所的とイイましょうか何と言いましょうか…。
工業製品的な感じです。
同じ作り付けの棚用の金具にしても、こんなのだったら、ちょっとは良い感じかな、と。
こちらアメリカのラバーメイドという会社のシェルフシステムです。
ラバーメイドという会社はキッチン系の雑貨なんかも作っていて結構有名な会社なんですが、個人的にはこのシェルフシステムの方がダントツで気に入りましたね。
なんというか、製品に、ロイヤルには無い「重要な視点」が盛り込まれている様な気がします。
「個人宅で使うからには、可愛らしさも必要なはず」というあたりの、本来当然必要であろう視点が。
無機質なステンレスの金具と合板の板だけでも用は足りるんですが、それだけだとちょっとさみしいじゃないですか。
シェルフシステムといえどもインテリアの一部なわけで、こんな感じに、ラタンのバスケットとかも使いたいと思いますし、ワイヤーだってちょっと被覆するだけで随分印象が違います。
こういうのもありますね。
ウォークインクローゼットの中がこんな感じになっていたら、お出かけのたびにちょっと良い気分になれそうな気がします。
これは「シェルフシステムの可愛らしさ」というよりは、そこに収納されているものの可愛らしさ、カラフルさなんだとは思いますけれど、でも、ロイヤルでクローゼットを作ったら、ちょっとこういう雰囲気に仕上げようという気にならないかな、と。
「可愛くしよう」という気にさせられる様な「何か」がちょっとでも有るか無いかで、使う人の気持ちや使い方にも影響が出てくるんじゃないかと思うわけです。
そういった意味では、このラバーメイドのシェルフシステムにはそれが有るのかな、と。
ま、そもそも僕のようなおっさんはこんなカラフルな服は一杯持ってませんので、こんな感じに仕上げようも無いんですが、嫁さんとか子供たちの服はそこそこカラフルで可愛らしいものもありますので、そういったあたりのものを収納するクローゼットとして、こういったイメージを持てていると、色々と参考になるのかな、と。
残念ながら日本のラバーメイドではこのシェルフシステムの取り扱いが無いみたいなんですが、このネット全盛の時代ですので、頑張ればアメリカから個人で買うのもそれほど難しく無いのではないかと思います。
興味がある方は、お家を建てるついでにちょっとチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
( Photo ©Rubbermaid Products )

隣接する空間同士のギャップ



このベッドルーム、何だかとっても良い感じじゃないですか?
黄色のお花柄の壁紙はちょっとやりすぎちゃっている気もしないでも無いですが、落ち着いたイエローとグレーがなかなか良い感じに組み合わせられているのではないかと。
色使いも良いなとは思うんですが、奥に見えるウォークインクローゼットもかなり「良い感じ」ですね。
ベッドルームとの雰囲気のギャップが、結構普通の感じのウォークインクローゼットを、何だかちょっと魅力的な「不思議な場所」に見せているような気がします。
30年以上も前、まだ「ウォークインクローゼット」という言葉が一般的で無かったころ、ウチの実家にあった納戸を思い出しますね。
古い家には何かしらそういった納戸的なスペースがあったと思うんですけれど、部屋の様で部屋でない何だか「非日常的な」感じをもつその空間を、幼心にもとても面白く感じていた記憶があります。
この写真を見ていて思ったんですけれど、ウォークインクローゼットを単なる機能的な空間「だけ」として作らずに、プラスアルファの「何か」を持たせることを考えると、色々と面白くなるのではないかな、と。
当然機能的で無いと困るのでそれは大前提なんですが、それだけでなく、「遊びココロ」を兼ね備えた空間にした方がいいと思うんですよね。
この写真で言えば、脳内お花畑みたいなイエローをふんだんに使ったベッドルームの雰囲気と、その向こうにある機能的なウォークインクローゼットとのコントラストがその面白さを現しているのではないかと思います(コレは実際にはウォークインクローゼットの面白さではなく、寝室の面白さに依存しているものなわけですが…)。
「このクローゼットに入って行ったら何があるんだろう?」と思わせるような「場所」を作ることで、隣接する別の空間も面白くなっていくのかな、と。
そういった見た目的な話だけでなく、機能的な面でも「ギャップ」や「遊びココロ」をもたせるのは面白いと思います。
例えばこのクローゼットに入って行ったら、一部が書斎になってたらちょっと面白いですかね。
基本は衣類とかカバンとかそういったものの収納空間なのに、実はテーブルと椅子とPCとかも置いてあって、ちょっと自宅で仕事がしたい時とか、一人でじっくり本を読みたい時なんかに籠もれる「小さな隠れ家的空間」になってるとか。
そういう意外性や面白さがあるおウチというのは、住んでいても楽しいと思いますし、模様替えとかレイアウト変更なんかをする際にも、色々と選択肢も広がって面白い様な気がしますね。
「何を作ったら面白いか」というのは人それぞれ違うんでしょうが、「何かプラスアルファを持つ空間を作りたい」という気持ちがあれば、そこには単なるウォークオンクローゼットでは無い「空間」を作ることができるのでは無いかと思います。
元ネタのサイトでは色々なタイプのウォークインクローゼットが紹介されていましたので、興味のある方は是非覗いてイマジネーションを膨らませてみてはいかがでしょうか。
( via skona hem )