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【面白さと機能性の共存】ここもあそこも上げ下げ窓



新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

…年が明けて1週間以上も経ってから新年のご挨拶も無いかとは思ったんですが、やはりご挨拶だけはさせていただいておこうかなと…。
さて、年明け一発目ということで、できれば何か「特別なネタ」をポストしたいところだったんですが、ま、気張ってみても空回りするばかりかなということで、いつも通りに「ちょっと良い感じ」な写真を淡々とご紹介させていただきたいと思います。
こちら、アメリカ北西部 オレゴン州ポートランドに建つあるお宅のキッチンなんですが、2つ並んだ上げ下げ窓の感じが何だかとっても可愛らしくて良い感じじゃ無いですか?
僕の自宅のダイニングでも、ちょうどこんな感じに上げ下げ窓を2つ並べて使ってるんですけれど、デザイン的な面白さもあり、機能的/実用的でもありと、ホント結構良い感じなアイテムだと思うんですよね〜。
「少し風を通したいので半開き」みたいな姿も、引き違い窓だと中途半端な感じで落ち着かない気がしますけれど、上げ下げ窓の場合、何だかそれだけで絵になる気がしますし(個人的好みと言われてしまえばそれまでですけれど…)、カーテンをシェードやロールスクリーンにしておけば、例えば上だけ開けておいて、下部の周囲からの視線はきちんと遮りつつ、上部から明かりはしっかり取り入れたり、というような細かいセッティングにも柔軟に対応できちゃいます。
そういえば、僕は特に意識したことはなかったんですけれど、気密性が高い(引き違い窓と違って、下部に戸車を入れる必要が無いので隙間ができない)ので、寒冷地なんかにも適しているらしいですね。
で、こちらのお宅の話に戻りますが、こちらのお宅、徹底的に上げ下げ窓なんです。
ダイニングも。
キッチン脇のスモールダイニング的なサブスペースも。
バスルームも。
「開けておいても閉めておいても絵になって、通気も採光も思いのまま」、みたいな感じ、しません?
でも、ロフトのベッドルームは上げ下げ窓じゃないんですよ…。
収まり的な問題もあったんでしょうけれど、無理やり上げ下げ窓を入れちゃわずに、ココはコッチで大正解かなと。
こうやって改めて注目してみると、やっぱり窓って家にとって、とっても大事で、しかも、ものすごく面白いパーツなんですよね〜。
2014年は、窓も重要課題の1つとしてピックアップしていこうかな。

【作業エリアの重要性】開放的なダイニング・キッチン



このダイニング・キッチンは良いですね〜。

コレでもかというくらいに大きくゆったりとした作りのアイランドカウンターが、この上なく使い勝手が良さそうです。
壁側のカウンター脇通路幅は1.5m弱くらいはありそうでしょうか。一般的に2人で作業するキッチンカウンターの場合には、1m〜1.2mくらいの通路幅があると良いと言われていますけど、このくらい余裕のある作りをしていれば、3〜4人でキッチンに立っても全然問題無さそうです。
この写真を見ていて改めて感じたことは、こういう風に、ダイニング・キッチンを一体の空間で作りこむ場合、ややもすると、日常的に人が寛いだりして過ごすダイニングの方を重視してしまいそうになりますけれど、だからこそ、作業スペースであるキッチン側を重要視して、まずは出来る限り広いスペースをキッチン側に割り当てることを考えるべきなのかなと。
狭くても落ち着いて寛げるスペースというのはそれほど珍しく無いですけれど、狭いのに作業がし易いスペースを作るというのは相当難しいですもんね。
このダイニング・キッチン、もっと良い感じなトコロがあるんですよ。
それはコチラ、ダイニングスペースの上に拡がる大きな天窓でございます。
1枚目の写真にも写ってましたね…。
この天窓は相当に素晴らしいですね〜。
頭上から降り注ぐこの上なく明るい朝の光を浴びながら家族みんなで朝食をとったり、満月の月明かりの降り注ぐテーブルで夕食を食べたり、食後に星空を見上げながらワイングラスを傾けたりできちゃうわけです。
自宅のダイニングに居ながらにして、毎日がちょっとだけアウトドアーな気分になってくれてしまうのでは無いかと。
キッチン側からのビューはこんな感じ。
あくまで作業をしながらですので、「のんびり寛いで」という感じにはなれないかも知れませんが、お料理中の奥様/旦那様も、作業の合間にちょっと青空を眺めながらコーヒーを飲んだりはできちゃいますから。
これから家を建てる計画がお有りの方は、ダイニング・キッチンの上にこんな感じの天窓を作ることを計画してみてはいかがでしょー?
もしも本当にこんな感じの天窓を作るのであれば、各季節ごとの太陽と月の方角、通り道(黄道と白道というらしいです)をなんかを調べた上で、天窓とダイニングテーブルのベストな位置関係を色々とシミュレーションしておけると良さそうですね。
( via Home Adore )