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【将来に備えるサブの空間】階段下の隙間の書斎



コチラの階段下のワークスペース、なかなか良い感じかなと。

幸せなことに、僕は自宅に小さいながらも個室の書斎を持ってるんですが、何でだかこういう写真に物凄く惹かれる部分がありまして…。
何でなんだろうと思うんですが、多分「いつかはこういう書斎に引っ越す羽目になる可能性大」だからなのかな、と。
ウチは子供2人の4人家族でして、しかも子供は男の子と女の子、性別も別なんです。
家を建てた時は子供は1人しかいなかったし、あまり細かいことをイメージせずに思い切り良く建ててしまったんですが、今になって考えてみると、どう考えても10年後には部屋が足りなくなっているらしいという現実が…。
当然リフォームを入れなきゃならなくて、今のところ全然何も決まってないんですが、恐らく僕の書斎は「誰かの部屋」になり、「今は部屋でないドコか」が僕の書斎になるのかなと…。
ウォークインクローゼットの一部が僕の書斎になるかも知れませんし、リビングの吹き抜けの上が僕の書斎になるかも知れませんし、廊下の一部が僕の書斎になるかも知れないわけで、「ちょっと変わった良い感じのコンパクトな書斎やワークスペース」を見ると、無意識のうちに将来の参考にしてしまってるんだと思うんです。
でも、今更ながらに思うのは、「家を建てるときにもう少し色々と考えておけば…」ということなんですよね。
例え家を建てる段階で部屋数が足りているように思えたとしても、ちょっとイメージを膨らませて色々作りこんでおけばよかったかなと。
しっかりとしたメインの書斎があっても、廊下にこんな感じのサブのワークスペースがあったって全然構わないわけですから。
どこかに広めのウォークインクローゼットを作るのなら、ライトとコンセント類とエアコンのことを少し考えて作っておけば、全然手を入れるなくても、そのまま書斎にしたり4畳くらいの子供部屋にすることだってできちゃいますし。
人生って、良くも悪くも、いつどうなるか分からないんですよね…。
( via decoist )

【用途と配置と計画性】バルコニーの屋外ダイニング



ウチのテラスが「無駄にそこそこ広い」というお話を今までにも何度か書いたことがあるんですが、「ホントはこんなモンで十分なのでは?」ということをつくづく思い知らさせるようなバルコニーのダイニングを発見してしまいました…。

間取り図で確認すると、奥行き1.8m、幅2.2mといったところでしょうか。
こういうのを見てしまうと、「家は広さじゃないな」と思ってしまいます。
全然広くないですけれど、このバルコニーはホントに良さそうです。
コンパクトながらも必要なものが全部揃っていて、天気が良い日は必ず出ていたくなるような、そんな雰囲気を醸してますよね。
この「必要なもの」というところがポイントなのかなと。
言い換えると、このバルコニーは「目的が明確」だからこそ、狭くてもこんなに良い感じに仕上げられているんだと思います。
「屋外ダイニング」にしようという目的・用途がしっかりと定まっていて、その上で、コーヒーを飲んだり朝食を食べたりというダイニングとしての使用に「必要にして十分なもの」をしっかりとコンパクトなスペースに収めてあるわけです。
位置関係も重要ですね。
このバルコニーのすぐ脇が、ダイニングキッチンになってます。
決して広々としたダイニングじゃないですけれど、家族4人くらいで暮らす分には十分な感じですね。
で、この写真の右手前付近がバルコニーに出るための扉になっているわけです。
このくらいダイニングやキッチンからの距離が近いからこそ、日常的に「表に出よう」という気にさせられるんだと思いますし、そのくらい気軽に使えるスペースで、しかもメインのダイニングがすぐ隣にあるからこそ、「狭くても必要にして十分なものがあればそれでOK」という、最初の写真の雰囲気につながっていくのかなと。
やはり、「目的を明確にして、配置をしっかりと考える」という基本的なあたりをしっかりと抑えることが重要なんですよね。
ちなみにこのお宅、こんな良い感じのコンパクトな書斎があったりもします。
間取り図で確認してみたことろ、この書斎、玄関の扉を開けた正面にいきなりあるコトになってるんですけれど…(玄関正面の”arbetsplats”というのが、スウェーデン語の「職場」とか「ワークスペース」という意味です)。
最初に間取り図をみたときには、「コレは流石に落ち着かないのでは?」と思ったんですが、よくよく考えてみるとこういうのもアリなのかなと。
ちょっと持ち帰り仕事をしたり、本を読んだりするのであれば、ダイニングやリビングなどの家族の共有スペースとは隔てられている場所の方が良いわけです。
このレイアウトだったら「玄関を出入りする人」以外とは顔を合わさなくてすむわけですし、「お父さんが家にいる時間=休日と夜」ということを考えれば、この場所で問題無いどころか、もしかするとベストくらいの配置なのかもしれないなと。
そう考えてみると、この一風変わった書斎のレイアウトも「目的を明確にして、配置をしっかりと考える」の結果なのかなと。
計画性って大事ですよね。