少し前に、「空間をパーティション的な棚で区切る」的なお部屋をご紹介したんですが、ダイニング・キッチンの間を、こんな感じのガラス張りの戸棚で区切ってしまうというのはどうでしょう?
光がふんだんに差し込むダイニング側の明るい雰囲気をキッチン側にももたらしつつも、ゆるい感じで上手にダイニングとキッチンを分けてくれてます。
この戸棚が普通の戸棚だったら、部屋全体の雰囲気も相当変わって来ますよね。
しかも、扉はキッチン側からだけじゃなくてダイニング側からも開けられるようになってまして、「仕舞うときはキッチン側から」「使うときはダイニング側から」という使い方もできて、生活動線的にもかなり便利そうです。
カウンター形状になった中央部分も、ダイニングとキッチンの間の橋渡し的なスペースとして重宝しそうですし、実用面だけ取ってみてもかなり良い感じのアイディアなのでは無いかと。
ガラス戸棚は外から中身が一瞥できるというメリットもありますし、良い食器なんかを持っている方は、「見せたい」気持ちも満たしてくれて嬉しいわけですが、この戸棚はそっち系の面でも秀逸ですよね。
家族で何年か暮らしていると、年を追うごとにいつの間にか少しづつお気に入りの食器が追加されてきます。
僕なんかはそれほど食器に興味があるわけでも無いですし、実際にも大して良い食器を持っているわけじゃ無いんですが、別に高い食器に限らず、お気に入りのものを日常的にディスプレイしておけるスペースが身近な場所にあるのって、日常の中のちょっとした喜びになるんじゃないかなと。
こういうの、そのときの自分の「生活」や「嗜好」からの延長線上で一生懸命考えても、何でだかなかなか辿りつけ無いんですよね…。
数年前の、家を建てる前の自分に見せてあげたいです…。
( via BLANCO INTERIORES )