こちら、ドイツ ベルリンのデザインスタジオAMBIVALENZがデザインしたFlapps Shelfという壁面収納なんですが、ちょっと良い感じだなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
化粧合板とスライドステーで作られたシンプルな棚なんですが、棚板が開閉できるようになってまして、使わないときには、こんな感じに閉じておくことができるようになってるんです。
当然、使いたい段だけを出して使うこともできます。
もう半年ほど前になるんですが、上の子が小学校に上がる準備の1つとして、うちの2人の子供たちに勉強机を買ってあげたんですけれど、ちょいちょいと本を買ってあげたり人から本を貰ったりという感じでどんどん本が増えてきて、あっという間に勉強机の本棚がいっぱいになってしまったんです。
で、とりあえず本棚を買おうかなと思ったんですけれど、中途半端なものを買うと、またあっという間に一杯になってしまってすぐに買い替え-処分を繰り返すことになりそうな気もしますし、とはいえ10年15年使えるようなしっかりとしたものを買うならば、先々のことを色々と考えてからでないと…という感じで結構ずっと悩んでまして。
とりあえずということで、このブログでも何度かご紹介している「有孔ボードを使った収納」を応用して、勉強机の正面上部あたりに、フレキシブルに棚板を動かせる本棚をDIYしてみようかと考えてたりしたんですが、こういうのを導入してみるのも良さそうですよね。
形も色々用意されてまして、シンプルな横長1段のもの。
横長2段。
色々なタイプのものを組み合わせることもできます。
より柔軟に収納棚を組み合わせられるという面では有孔ボードの方がメリットが大きいかも知れませんが、この穴が、設置場所によってはちょっと気になったりするかもなと…。
その点、こちらのアイディアだったら、使用時も収納時もこの上なくシンプルな感じに収まってくれちゃいますもんね。
気になる値段は、1番シンプルな正方形のタイプのものが最も安くて125ユーロ、1ユーロ133円換算で16,625円。日本から取り寄せ可能かどうかちょっと分からなかったんですけれど、送料を考えると2万円コースにはなるでしょうから、そう考えると、そこそこ良い値段はしますね…。
でも、こういうシンプルなものって、自分の欲しい形/サイズで設置場所にあわせてきっちりと作り込めると満足度も格段に高いと思しますし、お好みの板材とスライドステーを買ってくれば数千円台の前半くらいであっさり作れちゃいそうですから、時間をみつけてDIYするというのが良いのかもしれませんね〜。
今度の週末にホームセンターに行って材料チェックしてみようかな。
( via design milk )
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【大空間の1LDK】納屋をリノベーションしたロフトハウス
こちらのお宅、とっても素敵なんですけど。
このお宅、チェコのとある郊外に建つ納屋をリノベーションした物件なんですが、元が納屋だけあってそれほど大きな建物でもないんですが(とはいえ、日本の住宅事情で考えれば、ごくごく普通か、もしかすると、昨今の狭小住宅と比較すればかなりゆったり目の作りとさえいえるかも知れませんが)、自然の中に静かに佇むこの落ち着いた雰囲気の外観以上に、内部がまた良い感じなんです。
1階のメインスペースは仕切りの無いリビング・ダイニング・キッチン。
ダイニングエリアの壁には大きな窓。その向こうには、眼下に広がる遠くの山々と街並み。屋内に居ながらにしてこの景色を望めるというのはちょっとないですよね。
夜になったら照明を落し気味にして、遠くの街並みにポツポツと明かりの灯る夜景を見ながら家族みんなでのんびりとディナー、なんてのも素敵そうじゃないですか?
キッチンエリアは半分が壁で仕切られた半クローズドな作りになってます。
リビング・ダイニングエリアとの間の仕切りの壁には、調味料や小物類、各種道具類を収納しておくための収納スペース。
鍋や大物調理器具の類も全部まとめて引っ掛けておけるこの収納スペース、良いですね〜。
こういった嵩張る調理器具の類って、思った以上に収納するためのスペースを必要としますし、かといって、いくつも重ねて戸棚の中にしまってしまうと、使うときに取り出すのも使い終わってからしまうのもいちいち面倒くさくって、いつの間にか使わなくなっちゃったりするんですよね。
その点、こうやってキッチンの壁に引っ掛けておけるようになっていると、どこに何があるかも一目瞭然ですし、使うときにもサッと取り出せて作業もし易いのではないかと。
リビング・ダイニング・キッチンの上には、元々は干し草を保管するためのロフトだったスペースが。
リビングの端に作られたこの階段で上がります。
上階は周囲を囲うようなコの字型のフロアになっており、その中央に渡り廊下的な通路が渡された作りになってます。
リビング・ダイニングスペースの真上の一番大きなスペースがベッドルーム。
サイドには趣味のためのスペース。
この広さの一軒家にして1LDK。というか、ほぼ仕切りの無いワンルーム的な空間の使い方。程よい大きさの躯体の中に必要にして十分なものだけを詰め込んだようなこの作り、なかなか面白いですよね〜。
さすがにこの作りじゃ、夫婦2人か、せいぜい小さなお子さん1〜2人までの家族でしか使えないでしょうから、普通のお宅の一軒家プランに応用するというのはちょっと現実的じゃないかも知れませんけれど、ロフトスペースを上手に仕切るアイディアなんかと組み合わせみたら意外と面白いプランにつなげることができそうな気もします。
ただし、冷暖房の効率はものすごく悪そうですから、何にせよそのあたりのことを一番最初に考える必要はありそうですけれどね…。
( via homedit )