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【空間本来の雰囲気】シンプルなロフトのベッドルーム



このロフトのベッドルーム、シンプルで良いですね。
窓があってベッドがあって棚があるだけの、この上無くシンプルな空間なんですが、なかなか良いかなと。
部屋の周囲に配された背の低い家具と三角の天井の組み合わせの感じが、何とも言えない独特の雰囲気を作り出してくれています。
実はこの写真が目に留まったのには理由がありまして、それは「スペースの形がウチの自宅のベッドルーム(3階)によく似てるから」なんです。
細長目の部屋の形状、天井の高さ、斜め天井と天窓の感じ。
当然細部は色々と違いますが、空間全体としては非常に良く似ています。
とは言え、手前味噌ではございますが、ウチのベッドルームの方がもう少しだけ広いと思いますし、そして、残念なことに、ウチの方がかなりごちゃごちゃとしてます。
ベッドはクイーンサイズのデカいのを入れ、それ以外のスペースの一番メインの一画にはソファと40インチ弱の液晶テレビを置いて第二のリビングスペースにし、奥側の壁にはクローゼットを作り付け、斜め天井の下の法には棚を作り付け、その下には収納を作り…。
そして、今この写真を見て、「そんな色々やらなくても良かったかな」と思っちゃったんですよね…。
ウチの3階は将来的に子供部屋にする予定のエリアなので、どっちみちいつかは改装する必要がありまして、そういうことを考えた上の「あまりゴテゴテと色々なものを作り付けていない方が良い」という気持ちも有るんですが、今言っていることは、そういうコトは抜きにした話です。
敢えて比較写真は出しませんが、ともかく、こんな感じじゃ無いですね。
斜め天井の面白い雰囲気も全然感じられませんし、ホントに単なる普通のベッドルームになっちゃってるんですよ。
色々やり過ぎてしまうと、その部屋、その空間が本来持っている雰囲気だとかそういったものはどんどんと失われていってしまうものなんだということが良くわかりました。
そして、「シンプルさ」というのはとても得難い、大切なものなんだなということも、改めて感じさせられました。
ま、家族で暮らしていますので仕方が無いと言ってしまえばそれまでなんですが、自分がどういったものが好きなのかとか、そのためにどうしたら良いのか、というようなことについては、できるだけ常に考えているようにしたいものです。
特にこういったものは、放っておいたらどんどんと失われていってしまう性質のモノだと思いますし。
( via plataforma arquitectura )

開放的な大きな天窓のある洗面所



天窓もこのくらい大きいと、単なる明かり取りとしての機能だけでなく、開放感を得られて実際の空も眺められる「窓」として使えて良いですよね。
そもそもこんな天窓を作るのがどのくらい大変なのかとか、そういうことはよくわかりませんが、洗面台の上がこんな開放的な天窓になっていたら、毎日の朝の準備の時間を最高に気持ちよく過ごすことが出来そうです。
洗面台と鏡が2つ並んでいるのは、夫婦同時に準備ができるようにということでしょうか。
このパターンの洗面所、結構よく見かけますが、いいアイディアですよね。
共働きの場合で夫婦の朝の準備の時間が重なるようなケースではこういった洗面所がとても重宝されると思いますし、仮に子供ができて共働きでなくなったとしても、数年経つと今度は子供たちも同じような時間帯に朝の準備をするようになりますので、こういった二つ並んだ洗面台は、想像以上に長い時間を通じて有効に使うことが出来ます。
それにしても、この天窓は良いですね。
どんな天窓でもそうですけれど、天窓って屋根に窓がはめ込んであるわけで、基本的には「最上部」にしか作れないわけです。
しかも、家屋と周辺の木々の関係をよくよく考えて設計しないと、この写真の洗面所のように天窓の上に広がる木々の緑の風景や木漏れ日を楽しめるつくりには出来ないわけで。
そこら辺のことまで考えると、屋根の中でも1階の屋根でないと、こういった雰囲気には持っていけないのかなと(実際には2階の窓でも、それよりも更に大きな木の下に建物があれば、こんな感じの雰囲気になるかも知れませんけれど、そうすると15m〜20mくらいの相当大きな木の下である必要があるわけで、樹木の根や建物の基礎のこと迄考えると、土地や家屋のレイアウトがかなり難しくなりそうな気がします)。
どうせ天窓を作るなら、このくらい思い切って大きな天窓を、周囲の木々や空の風景を上手に切り取れるような場所を考えて作ってみたいものです。
ただしこれだけ大きいと、その分汚れなんかもかなり気になりそうですので、手軽にメンテナンスが出来るようにしておかないと、後々大変なことになりそうな気もしますけど…。
( via decordemon )