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開放感のある屋根裏の子供部屋



こちらの子供部屋、とても良い感じの雰囲気だなと思ったのでちょっとご紹介しておきます。

開放感のある天窓付きの屋根裏の子供部屋jpg

こちら、インテリアデザインとか建物を紹介しているdecoistというサイトで見つけた屋根裏部屋に作られた子供部屋の写真です。

この子供部屋、広さ的にはせいぜい奥行き3m×幅2.5mで4.5畳位の広さしかないと思うんですけれど、開放感があって、ベッドと勉強机が置けて、プラスアルファのちょっとしたものが置ける余裕スペースがあって、これで充分というか、ドンピシャ100%の丁度よさなそうなサイズ、イメージです。
もしかすると子供一人の部屋としては広すぎるくらいのスペースな感じもしますが、ま、子供もいつかは高校生大学生と大きくなっていくことを考えると、やはりこの位の広さは最低限必要ですかね。
それにしてもこの開放感、良いです。
ポイントは「窓」と「内装」でしょうかね。
そもそも部屋の広さの割には大きめな窓が一つあって、それだけでも充分な感じなんですが、そこに更に天窓があるので、相当明るくて、しかも開放感がある感じになってます。
その上白基調の内装がさらにそこをすっきりとしていい感じの雰囲気に仕上げているかなと。
左側の青と白のストライプの壁も爽やかな感じが増幅されてて良いです。
しかも天井が斜め天井になっているので、ものすごく開放感もあるのに、包まれ感もあって落ちつくという相当良い感じの雰囲気に仕上がってます。
これはかなり高レベルに秀逸と言っても良いのでは無いかと思います。
元ネタサイトにもそんなコメントがあったんですが、これでも「ちょっと狭いかも」と思う方は、どこかの一角に鏡なんかを入れたら更に開放感が増すかもしれませんね。
ま、僕なんか、これで充分だと思っちゃう方ですけれど、やはり海外の方は広いお部屋に慣れてるんでしょうかね。
いつか、しっかりと正面から向き合わなければならない子供部屋問題を抱えている身としては、こういうインテリアの写真、結構参考になります…。
この位の大きさだったら、二人分作っても9畳分くらいで済んじゃうわけですか。
屋根裏、というところがまた魅力的ですね(ま、うちはそもそも屋根裏部屋を既に使ってしまっていますが…。そこを改装してこう持っていく、というのは結構良さ気且つ現実味のあるプランな気がします)。
ちなみにこのサイト、この回は子供部屋のインテリアを紹介する回でして、他にも色々と子供部屋の写真が紹介されてました。
良いなと思った子供部屋、他にも沢山あったんですが、その中からもう一つご紹介しておきたいと思います。
こちらは二人で一部屋タイプの子供部屋です。
コチラも天窓付きですね。
天窓から光が沢山さし込む相当明るい感じの室内と、ライムグリーンとか色々な種類の綺麗な緑を使った家具の組み合わせの感じが、とても良いです。
こういうのも良いですね。
このカラフルな感じ、どこかで真似してみたいものです。
二人部屋だと効率的に広々とした感じで作れて良いんですが、男と女だとこういうわけにもいかないんですよね…。
で、ウチは残念ながら男と女なんですよね…。
改装計画、いつかは立てないといけないんですよね…。
( via decoist )

浴室の天窓と浴槽の位置関係



天窓がある浴室のお話、今までに何度か書いたことがあるんですが、コチラの浴室…。

惜しいですね…。
このバスルーム、雰囲気はかなり良いと思うんですけれど、とても残念な箇所もありますね。
「こうしておけば良かったのに」的な部分もありますので、ちょっと簡単に見ておきたいかなと。
まず、ブラウンをベースとした全体的な雰囲気、コレはなかなか良いのでは無いかと。
茶色いタイルも落ち着いた感じでリラックスできそうですし、木の板張りの斜め天井もいい感じです。
ですが、天窓の位置がいただけないですね…。
正直言って、この位置では、単なる「明かり取り」の窓にしかなりません。
湯船に浸かっていても、頭の真上にある天窓からなんて、そんなに色々なものは見えませんから…。
浴槽の中でリラックスして斜め45度くらいを見上げたときに、視界に収まっているのはトイレの向こうの茶色いタイルの壁ですから…。
もしも、浴槽に浸かって天窓から夜空を眺めたいのならば、浴槽は天窓の真下ではなく、天窓の斜め下、つまり、斜め天井の面から下ろされた垂線の方向になければいけないわけです。
でも、浴室に斜め天井+天窓を持ってくると、どうしてもこのレイアウトになってしまうんですよね…。
天井が斜めに下がっている側には、その両脇の壁含めて扉が作れません。
なので、特に意識しないでいると、どうしても、斜め天井の下に浴槽やトイレを設置するレイアウトになってしまうわけです。
斯く言う僕のおウチのお風呂も、斜め天井の天窓の真下に浴槽があります…。
で、それを避ける方法というのは、「斜めになっていない、天井の高いエリアの真下に浴槽を設置する」ことになるわけです。
ちょっとGoogleSketchUpを使って、絵を書いてみたいと思います。
まず、幅3m,奥行き2mの、こんな感じのバスルームがあったとしまして、
で、上の写真にもあるような、天井が低くなっている部分に浴槽を設置するレイアウト、というのは、こんな感じになります。
相当手を抜きましたが、グレーの部分が浴槽のイメージです…。
で、このレイアウトで、出入口の扉やシャワーエリアはどうなるか、といいますと、
これも相当手を抜きましたが、右側のグレーの部分がバスルームの入り口、奥の白い部分がシャワーエリアのつもりです。
この上記のレイアウトだと、動線やシャワーエリアの設置には問題が無いんですが、角度のついた天窓を、さらに真横の方向から眺めることになるわけで、当然浴槽に横たわっても天窓からは何も見えない(見えづらい)、という問題が出てくるわけです。
で、それを解消するためにはどうするのが良いか、といいますと…
こうするのが良いのかな、と。
斜めになった屋根の向きに浴槽の長辺が沿う様に、浴槽の向きを90度回転させてみました。
こうすることで、浴槽に横たわったときに、天窓から空が見え易くなるはずです(絵の左手のグレーの部分が出入口、奥の白い部分がシャワーエリアのつもりです)。
このレイアウト、出入口の問題もありませんし悪くないと思うんですが、一つだけ問題があります。
天井の斜め度合いによっては、シャワーエリアの高さが上手く確保できない可能性があるんです。
ここについては、「座って体を洗う」のを前提としつつ、ハンドシャワーの設置場所をしっかりと検討して、場合によっては、斜め天井の途中にオーバーヘッドシャワーを設置するなど、細かい部分で調整をしていけば大丈夫なのかな、と。
こうやって考えていくと、「天窓のある浴室の場合、まず浴室の中の各種レイアウトを決定してから天窓の位置を決める」が正解ということになります。
つまり、天窓の場所を確定して建築確認申請を出す前の段階で、まず浴槽とかシャワーエリアの配置を決定しておかなければならない、ということになるわけです。
実際には、浴室の中のレイアウトを詰め切る前に窓の位置を決めて確認確認申請を出してしまう、というパターンは十分にあり得ると思います。
この段取り、予めわかってさえいれば大丈夫だとは思いますが、わかっていなければ結構ハードルが高いのでは無いかと…。
結局最後は計画性がものをいう、ということなんでしょうか…。
Photo ©jolisoleil