」タグアーカイブ

スウェーデンの構造断熱パネルの家



こちら、スウェーデンのZIP HOUSEという建物なんですが、平屋で作られたスクエアなデザインの躯体が良いな、と思いまして。

木造ながらも大きな開口部を沢山持った、RC造の様な雰囲気の住宅です。
キャンチレバー状に庇が張り出したベランダが良い感じです。
リビングもダイニングも、大きな開口部を造って壁全面がガラスになっています。室内に大量の光が差し込んできます。
玄関側も、駐車場周辺に非常に大きな開口部が取られています。
原文の説明を読んでみたんですが、何せスウェーデン語なもので、あまり判りませんでした・・・。すいません・・・。
一応Google翻訳と我が灰色の脳細胞を総動員して翻訳みたところ・・・
“この家は、SIP – Structural Insulated Panels(構造断熱パネル)と呼ばれる、芯材に熱伝導率が極めて低いポリスチレンフォーム (EPS)を用いた建材で建てる工法を用いていて、更にそれを独自のやり方でユニット化した「ZIP Frame」というソリューションで云々・・・
ということらしいです。英語ならある程度人力補正がかけられるんですが、スウェーデン語はよくわからないもんで・・・。
で、このZIP Frameを用いたZIP HOUSEは、光熱費等のランニングコストを最小限に抑えることを実現する、というコンセプトの様です。
北欧の寒いエリアでも十分耐えられる様な断熱性能を日本に持ち込めば、夏は涼しく冬は暖かい快適なお家が建てられそうです(日本の場合には、気候特性上かなりの湿気がありますので、湿気、カビ対策などは十分な検討が必要です。SIPを扱っている工務店さんなどであればそこら編のノウハウはあると思いますので、そういったところに相談するのが良いと思います)。
Photo ©Peter Guthrie

庭にキッチンと暖炉のある家



こんなお家、素敵だと思います。

場所はロサンゼルスです。
なんと、お庭にフルサイズのキッチンと大きなダイニングテーブルがあり、暖炉まであるんです。
 
暖炉が出て来ましたので、一応、色々な暖炉ご紹介シリーズの第二十二弾、ということにもさせていただきたいと思います。
天気の良い休日は、庭でのんびりとお昼ご飯を食べて、後片付けも庭のキッチンで。
その後は大きな庇のあるベランダの下で家族みんなで再びのんびりと。

The Post War House by Walter Wurdeman and Welton Becket,暖炉,キッチン
 

夕方になったら暖炉に火を入れて、炎を眺めながら夕ご飯を食べて、という感じで、ずっとお庭で過ごせそうですね。
カリフォルニアは雨も少ないですから、この庭の設備、フルで活用できてしまいそうです。
実はこの家、Walter Wurdeman and Welton Becketという建築家ユニットが1946年にカリフォルニアに建てたThe Post War House、戦後の家(訳は僕の訳なので、ホントは別の日本語名称があるのかも知れません)、という建物なんです。
戦争が終わって、これからはこんなお家に住んで楽しい未来に向かいましょうよ、という感じだったんでしょうか(すいません、もっと深いテーマがあったのかもしれないんですが、何せ素人なもので・・・)。
何にせよ、今から60年以上も前に「こんな素敵な家をつくりましょう」と言っていたアメリカという国はスゴイと思いますし、そこに戦いを挑み、破れ、再びここまでの復興を遂げた日本という国も改めて相当スゴイ国だな、と本筋に関係の無い余計なことまで考えてしまいました。
Photo ©MidCentArc