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【家族の共有空間】リビング脇のワークスペース



ここのトコロ、ワークスペース関係の写真を何件かポストしたんですけれど、もういっちょ続けてワークスペースの写真をご紹介させていただきたいと思います。

たまに、「リビングにワークスペースがあるのって、実際のトコロどうなの?」というご質問をいただくことがあります。
リビングの片隅にワークスペースがあるというのは、要はこんな感じなわけです。
リビングで寛いでいるすぐ横にちょっとしたワークスペースがあって、家族は皆でお茶を飲みながらテレビとかを見てるんですが、あなただけはここでちょっと調べ物をしたり、持ち帰ってきた仕事のExcelとにらめっこしたり、もしかすると年賀状の宛名書きをしたりしているわけです。
僕個人の意見としては、コレ、十分にアリだと思います。
自宅の書斎やワークスペースの位置付けって、サラリーマンの方がたまに持ち帰り仕事をするようなケースと、自営業などで自宅で仕事をしている人とでは当然違ってきますよね。
僕自身のケースで言えば、通常は表に出て働いていて、たまに持ち帰ってきた仕事をしたりするときだけ自宅の書斎で仕事をしているわけですけれど、基本的に自宅で仕事をするときも、何も個室に篭もらなきゃ仕事が出来ないというわけじゃ無いと思うんですよ。
というか、土日両方潰れてしまうような大掛かりな持ち帰り仕事のときなんて、個室に篭っていると却って無駄にWeb上を徘徊しちゃったりして時間を浪費してしまうコトもあったりするんですけど、コレって僕だけなんでしょうかね…(人間、追い詰められれば追い詰められるほど、何でだか関係の無いことをしたくなってしまうらしいですから…。逃避行動というやつでしょうか)。
逆に、「今日は15時まではお仕事するから、それまで待っててね」という風に家族にキチンと話をした上でリビングで仕事をすることもあるんですけれど、この方が、家族に見られているというある種の緊張感と、期限を約束しているという責任感からか、周りに家族が居ても思った以上に集中力が発揮できて一気に仕事が仕上げられたりするんですよね。
自宅で常に仕事をしているような方の場合だと流石に事情がちょっと異なってくるような気もしますけど、それでも本質的にはこういった話と共通する点はあると思うんですよ。
「家族にいちいち話しかけられていたら仕事に集中出来ない」という意見は正しいとは思いますけれど、「今自分は仕事をしていて、それは必要だからやっているんだ」ということをパートナーや子供たちにしっかりと説明すれば、多くの場合は必ず理解が得られると思いますし、こういったステップを踏むコトは、どんな環境で仕事をするかに関わらず、家族という単位にとってとても意味のあることだとも思います。
ちょっと話は違いますが、「親が働いたり勉強したりしている姿を子供に見せるというのは、子供の教育に良い影響を与える」という話も聞いたことがありますしね。
先ほどのリビング脇のワークスペース、別角度から見るとこんな感じになってます。
ワークスペースとセットで大き目の本棚が作り付けてあるトコロが良いですね〜。
多くのサラリーマンの方々にとって、自宅にある書類というのは「仕事の書類」では無く「家庭の書類」なんじゃ無いかと思うんですよね。
家電の取扱説明書や保証書をファイルしたものとか、家族のアルバムとか年賀状とか、もしかすると家のローンや税金関係の書類なんかもあるかも知れませんけれど、こういった類のものって、書斎の本棚よりもリビングのどこかに収納しておいた方が何かと便利ですよね。
そういった意味では、「リビングにワークスペースがあって、その近くに大きな本棚がある」という組み合わせ、効率や動線という意味でもなかなか合理的だと思います。
書斎や子供部屋のための個室を2部屋3部屋と作るんだったら、リビングをその分もう少し広めにしておいて、3〜4人で一緒にゆったりと仕事や勉強が出来てしまうようなカウンターテーブルと巨大な本棚を作り付けてしまうというのもアリなのでは無いかと。
( via Coco Lapine )

ロフト&ワークスペース付き巨大作り付け本棚



高い天井のリビングルームがあるという恵まれた方は、あわせて壁面にこんな感じの巨大な本棚を作り付けてみてはいかがでしょう?

自宅にこんな大きな本棚があったら良いですよね〜。
幅8m×高さ4mといったいったトコロでしょうか。
これだけの容量があれば、ハードカバーや文庫はもとより長期保存しておきたいムック系の雑誌や仕事関連の資料なんかまで全部まとめて収納しておけそうですし、本好きな方には堪らないのでは無いかと。
サイズを数字でみてみると、そもそもこれだけ天井が高い空間という段階でめちゃくちゃ恵まれた環境だということに気がつくわけですが、その壁面一杯に本棚を作って、更に階段とロフト的なスペースまで作り付けてしまうという発想が素晴らしいかなと。
ロフトの奥はこんな感じのちょっとしたワークスペース的な空間になってます。
例えばここにお父さんの仕事関係の資料などまとめて置いておいて、ロフト上を書斎的なスペースとして使用すれば、単なる趣味のための贅沢設備ではなく省スペースに役立つ設備にもなってくれます。
いっそのことココにしっかりとした大きなカウンターテーブルでも作り付けて、「平日は子供たちの勉強スペース」「休日はそれに加えて両親のための書斎」という感じで家族皆で使えるスペースにしておくと、勉強をしたり仕事をしたりする際の時間と空間を家族皆で共有できて、家族がお互いの姿を見ながらそれによって互いに刺激しあったりして、それぞれがより充実した勉強や自己研鑚の時間を過ごすことにもつながっていってくれそうな気がします。
巨大な作り付けの本棚や4mの天井高というのは流石にハードルがかなり高い気がしますので、コレをそのまんま真似するのはちょっと難しいかもしれませんけれど、ごく普通の天井高のリビングでも、本棚とロフトを作ってそんな感じのスペースを作ってみるというのはアリかも…?