こちら、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに建つアパートメントの1室なんですが、色々と面白いなと思った部分があったのでご紹介させていただきたいと思います。
メインのスペースは細長いリビング・ダイニング。右側の壁は全面が造作の収納になってます。
一番奥側のエリアまで行きますと、収納の上部が幅2m×高さ2m程度のサイズでポッカリと削り取られてまして、
そこに、こんな感じの寛ぎのデイベッドスペースが作り込まれてたりして。
このスペース、ちょっと良くないですか? あくまでリビングの一部で、何かで遮られているわけでもないですけれど、周囲のスペースからどこかで隔絶されているような、「つながってるのに仕切られてる」スキップフロア的なスペースのつなげ方にも通ずるような面白さがありますよね。
さすがにここがメインのベッドルームというのはちょっとアレかも知れませんが(単身者の一人暮らしとか、小学生以下の小さなのお子さんの子供部屋的な使い方としてはOKかも知れませんけど)、リビングルームの一画の、「より寛いで過ごせるデイベッド的スペース」としてなら十分ありかなと。
ちなみに、このデイベッドエリアの右側の壁面造作収納も、実はこんな感じになってたりして。
左側がバスルーム、右側はキッチンです。一見すると単なるクローゼットの扉のようにしか見えないのに、そこを開けると内部がこんな感じになってるの、ちょっと面白いですよね。
こちらのお宅のこの壁面の収納、全て同一基準のモジュラーユニットになってまして、それを組み上げて作られてるんだそうで。
といいましても、「モジュラー化」は、あくまでこのアパート一棟の中だけの話なんですが、こういうモジュール、規格化して売ってくれたらちょっと良いですよね。
「このスペースにウォークインクローゼットを作りたいな」「やっぱ書斎が欲しかったな」「子供が大きくなってきたので子供部屋を追加したいな」とか、家族で家に暮らしていると、それぞれのライフステージに合わせて家に色々と手を入れていく必要があるわけで、そういった場合に、普通はしっかりと計画を立ててスケジュールを組んでリフォームを入れることになるわけですが、こんなモジュールがあったら、スペースだけ確保して買ってきて設置すればもうそれだけでリフォーム完了なわけですから。建物に手を入れないから賃貸でも手軽にリフォームできちゃいますし、場合によっては引っ越しの際に持って行ったりもできちゃいますかね。
統一規格で市場に流通してて、中古で売り買いとかもできたりしたら、必要になったら買って、不要になったら売って、という感じで、家も家具も使い捨てでなく最後までしっかりと使い倒すことができちゃうわけですし、これ、サイコーじゃないですか?
後半は何だか僕の妄想が炸裂したような感じになってしまいましたが、どちらかの住宅メーカさんや家具メーカさんで、こういうの本当に作ってくれないですかね? 僕、デイベッドユニットと子供部屋ユニットが出たら必ず買いますんで。あ、でもこういうのが普及しちゃうと家も家具も新品が売れなくなっちゃうから、やっぱダメですかね…。
( via arch daily )
「自宅用」タグアーカイブ
【開放感と包まれ感の組み合わせ】ナチュラルでシンプルな雰囲気の落ち着いたワークスペース
自宅にこんなスペースがあったら、ちょっと良くないですか?
白とアイボリーとキャメル。淡色系でまとめられたナチュラルでシンプルな雰囲気の2人用ワークスペース。
こんな雰囲気にまとめてあるところにいきなり黒を持ってくると、このコントラストがまたサイコーにいい感じですよね。
こういう勾配天井の下の包まれ感のあるスペース、落ち着いて黙々と作業に没頭できそうで良くないですか?
各人1人づつのデスクに加えて、その脇にさらにもう1つサブのデスク。こういう場所があると、資料を拡げたり各種作業をしたりと、色々重宝しそうです。
こちらのワークスペース、どんな場所に作られているのかと言いますと、実はリビング・ダイニングの上の中二階的スペースに作り込まれてたりして。
一段高い場所からの開放的な雰囲気と、勾配天井の下の包まれ感の組み合わせ、いいですね〜。 もしももう一度家を建てることがあったら、是非ともこんな感じのワークスペースを作り込んでみたいものです。
でもまあ、こんな広い中二階を作るというのは、条件的にかなり恵まれていないと現実的にはちょっと難しいのかなとは思いますけれど、ここまで広くなくても、例えばフロアの一画に2m×3mくらいの吹き抜けが作れるようなお宅だったら、そこにちょっとしたロフト的なフロアを作っておいて、コンパクトなワークスペース兼多目的スペースを作り込んでみたりするというのは面白いかも知れませんよね。
うちの自宅をリフォームをする際に、あそこの吹き抜けの上に、内緒でお父さんの秘密の小部屋作っちゃおうかな…。
( via STYLIZIMO. )