「自宅に暖炉を作る」というのも、なかなか思いつかない、契機となるような何かと偶然に近いような形で出会ったりしない限り、あまり辿りつけない選択肢の1つだと思うんですけれど、「自宅にサウナを作る」というのは、それと同じか、もしかするとそれ以上に辿りつきづらい場所にあったりするのかなと。
なので、本日、ここに1つ、緒の端を垂らしてみたいと思います。
自宅にこんなサウナがあったら良くないですか?
日本で取り扱われている個人宅用のサウナって、一人用のカラオケボックスとか、楽器練習用の防音室みたいな、なんだかものすごく狭苦しい個室イメージのものが多かったりするじゃないですか。
それでもサウナとしての用は成すんでしょうけれど、せっかくリラックスするためにサウナに入るのに、何だかちょっともったいないかなと。
その点このお宅のサウナは素晴らしいです。
隣のシャワールームとの間の壁はガラス張り。
大きな窓もあり、この上なく明るく開放的な雰囲気ですよね〜。
ベンチやデッキ材はポプラ。もともとあまり耐朽性の高くない木材ですが、サウナの内装用に、しっかりと表面処理を施してあるんだそうで。軽やかで暖かみのある柔らかい質感が、裸で過ごすプライベートタイムを、より心地良い時間にしてくれそうです。
サウナのシステムは、フィンランドのTulikiviというメーカーのものでして、タッチパネル式のコントローラーから石の入った電熱式のストーブを制御して、任意の温度や湿度に設定が出来るようになってます。
こんな素敵なサウナが自宅にあったら、季節を問わず、毎日のように入っちゃうと思うんですけど。
コストやスペース的な面でのもろもろの制約を考えると、1人2人で入るためのサウナにこれだけのスペースを割り当てるというのは、かなり贅沢な話なのは間違い無いとは思いますけど、自宅で毎日リラックスしてストレス解消できて、その上健康にも良いと考えれば、思い切って作ってみるだけの価値は十分あると思うんですよね〜。
でも、目ん玉飛び出るくらい電気代掛かるんですかね……?
( via moderni puutalo )
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ガラスとスキップフロアで空間をつなげたリビング
こちら、ニュージーランド南島の北端、ピクトン湾に面して建つあるお宅のリビング・ダイニング・キッチンなんですが、作りがちょっと面白いかなということで。
柱や梁などの構造躯体以外の部分には極限までガラスを多用。開放感溢れる明るい空間が作り上げられてます。
リビングの向こう側には、屋内と一体化した屋外ダイニング的なベランダスペース。
リビングには暖炉。
そして、暖炉の裏側には、スキップフロア状に半フロア程度高くなったエリアに、作り付けの巨大本棚付きの読書スペースが。
リビングと読書スペースの間は引き戸になってまして、この扉を開け放つことで、2つのエリアを一体のスペースとして使用することも可能です。
引き戸を開け放った状態での、読書スペース側からの眺め。
この作り、確かにスペースはスキップフロアで分けられてはいますけれど、リビングの向こうのベランダまで含めて、空間としては一続きの意識で使うことができそうです。
屋内と屋外、外部の自然環境まで含めて、空間をどう分けて、どうつなげるか、というところに、色々なアイディアと取り組みがあって面白いかなと。
ニュージランドの南島北端地域は、夏場の平均気温が25度前後、冬場の平均気温が10度前後と、夏は涼しく、冬はそこまで寒くないという穏やかな気候の地域。
その気候を踏まえてのこの作りということなわけですが、日本でも、極端に厳しい気候の地域でなければ、夏場と冬場の暑さ寒さ対策に2つ3つアイディアを重ねた上で、こんな作りのお宅を建ててみるというのも十分にアリな気がします。
( via arch daily )