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【頭上から降り注ぐ光】ガーデンルームの半屋外居室



コチラのサンルームのようなダイニング、何とも素晴らしい感じじゃ無いでしょうか。

天井も壁も一面ガラス張りで、室内に居ながらにしてお庭でのんびりしているかのような開放感を得られそうです。
こんなトコロで毎朝家族揃って朝食とか食べられたら、もうそれだけで人生の重要な何かを達成したようなモノなのでは無いかと。
こちら、イギリスのMARSTON & LANGINGERという、オーダーメイド家具とサンルーム(GLASS GARDEN ROOMというのはサンルームと訳して良いのかどうか、ちょっと自信がありませんが…)を専門とする工房が手がけたお部屋なんです。
コチラの工房の作品、一般的な温室のみならず、上記のようなダイニングや、こんな感じのキッチンなど居室用のサンルームが数多くありまして、かなり面白い感じです。
常に音楽でも流しながら、一日中料理をしていたくなるような感じですよね。
1年を通じて雨が多くどんよりとした天気の日が多いイギリスならでは、という感じなんでしょうか。
でも、強烈に暑い夏を持つ日本では、正直なトコロちょっと現実的じゃないですかね。
日本の気候に併せるためには、真夏の南中高度の高い光を遮りつつ真冬の低い位置を通過する太陽の光を取り入れるようにする必要があって、昔ながらの日本家屋の庇的な作りが1つの対応策になるわけですが、この作りじゃ完全にその真逆という気もしないでも無いですし…。
あ、でも、もしかしてこのガラス屋根の上に、夏場に葉っぱが生い茂る落葉樹とか、藤棚とか、そういったものを作ればイケるかも…?
掃除やメンテナンスが大変そうではありますけど…。
と思っていたら、ブラインドが付いているパターンもありました。
コレなら大丈夫そうです。
このリビングも相当気持ちが良さそうですね。
あんまり大きなサンルーム的スペースを作るというのは色々と大変そうだし現実的じゃ無いかもしれませんけれど、庭と屋内をつなげる前室的なちょっとしたスペースくらいだったら充分アリかも。

【小分けがもたらす自由】偏って並べられた3つの天窓



この寝室の3つ並んだ天窓の雰囲気、良くないですか?

なんというか、ちょっとした遊び心も感じられるし、それでいて別に奇抜だったりもしないし、単に大きな天窓を1つ入れたり小さいサイズの天窓を均等に3つ並べるよりもずっと良い感じなのでは無いかと。
しかもこの配置、意外とメリットもありそうです。
すぐに思いつくだけでも、
(1)均等に並べないお陰で、同一フロアの中でも、光がふんだんに入るエリアと、直射日光のあまり差し込まないエリアを分けて作ることが出来る。
天窓はかなりの光量を得ることができますから、迂闊に均等に入れてしまうと「明るすぎる」「眩しい」「暑い」など様々な後悔のタネになる可能性もあります。
「こっちは明るく」「こっち側はそこまででも無く」という色分けを予め設計して、小さな天窓を小分け且つ非均等に配置することで、必要な場所に必要なだけ光を取り込むようにも出来るわけです。
(2)1つづつ開閉出来る。
1つの大きな天窓だと、その1つを「開けるか」「閉じるか」「半開きにするか」、というくらいの選択肢しか無いわけですが、小さな天窓を3つ並べることで、「真ん中だけ開ける」「両脇だけ開ける」「3つとも半開き」「真ん中を半開きで両脇を…」など数えきれないくらいの開閉バリエーションを手にすることが出来ます。
面倒くさいと言われてしまえばそれまでですが、こういうことに関しては、いくらでも選択肢がある方が(僕は)好きです。
小さな天窓を沢山配置すると、コスト面でのインパクトは多少あるかも知れません。
例えば、某社の手動開閉式の60cm×60cm程度のサイズの天窓がリストプライスで80,000円前後。それに対して120cm×120cm程度のサイズのものがリストプライスで120,000円程度。
窓の面積的に言えば、ざっくりした計算で120cmのタイプは60cmのタイプ4個分に相当しますが、それに対して価格の差は1.5倍程度しか無いわけで、費用対面積で考えると、小さな天窓を3つ入れるよりも大きな窓を1つ入れたほうが約2.66倍もおトクということになります(逆に、仮に大きなタイプの天窓を2つ入れると、コスト的には小さい天窓3つ分と同等に近くなりますが、窓の面積が約2.66倍になります。ワケのわからん計算を長々としてしまってスンマセン…)。
ココに施工のコストまで考慮すると、確かにそれなりのコスト差が発生することは否めませんが、その結果得られるさまざまな「自由」は、人によってはそれなりの価値を見いだせるものなのでは無いかと。
どうでしょう?
コレからお家を建てる方、寝室の斜めの天井にもしも天窓を入れるなら、こんな感じの窓にしてみるというのもアリかも知れません。