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段違いの作り付けの棚



こちらの作り付けの棚、かなりいい雰囲気です。

左右対称、上下も列を合わせてピシっと作った棚、というのも良い感じだと思いますけれど、こういった左右非対称に据え付けられた棚、というのも、独特の雰囲気があって良いです。
こちらの棚、結構しっかりした感じなので、家を建てるときに作ってもらった作り付けの棚かと思ったら、なんとIKEAの棚だそうです。
しかも、IKEAのLACKという、かなり安価なシリーズの棚でした。
IKEAのLACK、ウチでも使ってますが、コストパフォーマンスの高いIKEA製品の一つだと思います。
ウチで使っているのは、幅、奥行きとも30cmの正方形タイプなんですが、コレで一つ990円(写真は、2つ並べて取り付けてます)。
ディスプレイ棚をいくつか作りたい、という様なときに、簡単に棚が作れて非常に重宝してます。
壁に取り付ける面の内側はこんな感じになってまして、この左右の金具の部分に合うように壁にネジを取り付けるだけで、簡単に棚が作れてしまいます。
壁に取り付けるためのネジの部分が、棚板の背面に隠れて見えないので、ブラケットなどを使うタイプの棚と比べると、非常にすっきりとした仕上がりになります。
このLACKという製品、1つ注意しなければいけない点があります。
コレはウチの使い方の問題なんだと思うんですが、棚板が合板なんですけれど、この合板がちょっと湿気に弱い様です。
うちはキッチンで使っていたんですが、棚の下に湯沸しポットを置いていたら、程なく・・・
湿気を吸って、中のコア材が膨らんで出てきてしまいました・・・。
990円なんでしょうがないかな、という気もしますが。
IKEAに持って行ったら、不良品として対応してくれるんでしょうか?
ま、多分無理でしょうね。
以前、SNILLEというプラスチックの椅子が、買って一ヶ月位で壊れた時も、「ロット不良とかの報告は入っていないんですよね」という、わけのわからない言い訳をされましたので(ロット不良の報告があろうがなかろうが、普通の使い方をしてて1ヶ月で椅子が壊れたら、それは問題だろうが、と思うんですが。結局、その時はあっさり交換してくれましたが、買ってから90日以内じゃないと交換してくれない、みたいな言い方でした)。
同じような「簡単に棚を作れる」タイプの商品ならば、個人的には無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズの棚の方が好きですね。
こちらは無垢素材で、無印らしい、「シンプルで良い」感じのの素材感が良いです。
こちらも同じく、取り付け金具部分は棚の裏側に隠れるようになっています。
こんな感じで、無垢素材の木の棚が壁に張り付いている様な雰囲気で作れます。
ただ、無印の方は、種類はいくつかあるんですが、奥行きは全て12cmなので、「小さなディスプレイ棚」的な用途に限定されてしまうところが残念といえば残念ですね(耐荷重は3kg位あるので、結構重たいものでも普通に置ける棚ですが。ちなみに、ウチで使っている30cm×30cmタイプのIKEAのLACKも、耐荷重は3kgだそうです)。
IKEAの方は、上記のLACKをはじめとして、色々な種類、サイズが豊富にあるので、用途にあわせて選べるところが良いです。
ちょっとした棚を簡単に作りたい、という場合、どこにどんな用途の棚が作りたいかを決めたら、とりあえず無印とIKEAを覗いてみると、意外とイメージに合う棚がすぐに作れるかも知れません。
Photo #1-#2©Jameson42 ,#3-#7©juutakudesign,com

簡単な棚の作り方(ブラケット版)



棚にも色々とありまして、完全独立型の普通の棚、壁面に作り付けるタイプの棚、壁を利用してそこの間に板を渡すタイプなど、サイズや用途によって様々です。

もしも以下の条件が許すならば、ブラケットを使用するタイプが最も簡単に棚を作れるのでは無いかと思います。
(条件)
・壁に棚を作り付けるための穴を開けてもOK。
・棚を作り付ける場所が決定している(動かせない、作り付け棚)。
こんな感じです。
こちらは机の様になっていますが、元々は棚を作り付けるためのブラケットと棚板で、それを机として使用しているだけです。
写真で使用しているのはIKEAのEKBYというタイプの棚用ブラケットと棚板なんですが、このセットでわずか2,499円という・・・。
こういった、壁にブラケットで取り付けるタイプの何が良いかというと、まず第一に、「棚の幅を自分でカスタマイズできる」という点があげられると思います。
例えばこのIKEAのEKBYを例に挙げるならば、このタイプのブラケット、棚板の左右がブラケットで覆われるようになっています。
棚板の切断面が見えないので、棚板自体を好みの長さに切って、その大きさ、その幅で棚を作ることができます。
例えば、壁に芯材がある場所が限られていて、ブラケットの取り付け場所が限定されてしまっていたとしても(多くの家はそうだと思いますが)、棚板の幅を自由に決められますので、非常に簡単に棚が作れてしまうわけです。
ものすごく長い棚を作りたい、壁一面に棚を作り付けたい、というパターンでも、棚板の中間部分に連結ブラケットを使用して、芯材のある部分にそれぞれのブラケットが来るように棚板を切れば、簡単に壁面全体に棚を作りつけることができてしまいます。
また、こういった、ブラケットタイプの棚だと、棚板を自由に選べる、というメリットもあります。
上記のEKBYの様なタイプの場合、棚板の左右がブラケットでカバーされますので、ブラケットの中に収まるサイズの板(奥行き19cm以内、厚さ2.5cm以内)で無いと棚板として使用できませんが、逆に言えば、このサイズに合う板であれば、どんなタイプの板であっても棚板として使用して棚を作ることができます。
左右をカバーするタイプでないブラケットの場合、更に簡単で、耐荷重やバランスの問題さえ許せば、どんなサイズの木材を持ってきても、棚板として利用して棚を作ることができてしまうわけです(ただし、板の両端がブラケットでカバーされませんので、板の切断面のヤスリ掛け処理等は必要になりますが)。
棚が欲しくて、壁に穴を開けても大丈夫、という方は、棚用ブラケットを利用して、簡単に巨大な作り付けの棚を作ってみてはいかがでしょうか。
Photo ©ASurroca