【内外をつなげる全開口のガラスドア】複数の屋外スペースに囲まれたコンパクトで開放的なテラスハウス



こちらのお宅のこのダイニング・キッチン、素敵だなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

隣に温室のようなコンパクトなウッドデッキのテラスのある開放的なダイニング・キッチン

こちら、オーストラリア・シドニーの南東部に位置する街、パディントンに建つあるテラスハウスをリノベーションした物件なんですが、この明るく開放的な雰囲気、最高じゃないですか?

メインのスペースのすぐ脇には、全開口タイプのガラスの折れ戸でつながる、温室のようなウッドデッキのスペースが。

ダイニング・キッチンに隣接する温室のようなコンパクトなウッドデッキのテラス

このドアを開け放つだけで、隣接するダイニングまでが、半屋外的な雰囲気のひと続きのスペースになってくれそうです。

幅2m×奥行き50cmといったところでしょうか。1畳にも満たないコンパクトなスペースですけれど、かなり使いでがありそうですよね。観葉植物を置いてみたり、椅子を出して、自宅に居ながらカフェのテラス席気分でのんびり、みたいな使い方もできそうですし、天気の良い日には、ふかふかのマットレスでも持ってきて、ここでゴロゴロひなたぼっこ、みたいなのもいいですね〜。

 

こちらのお宅、素敵なのはダイニング・キッチンだけじゃなんです。

隣接するリビングも、こんな感じの全面ガラス張りの超開放的な作りになってまして、

中庭の屋外リビングと全開口のガラスドアでつながる明るく開放的なリビング

 

その向こうには、これまた素敵な屋外リビング的なスペースが作り込まれてたりして。

リビングと全開口のガラスドアで一体につながるコンパクトな中庭の屋外リビング

屋内とひとつづきにつながる中庭の屋外リビング

自宅に、こんな感じの素敵な屋外スペースがたくさんあるの、いいですよね。

 

このパディントンという街、今でこそ、オーストラリア有数の洒落た街として知られているんですけれど、もともとは、1850年台のゴールドラッシュ以降、増え続ける人口の受け皿として発展した安価なテラスハウス街なんです。当然建物も比較的コンパクト、ただし、各戸に、比較的しっかりとした庭やテラスが設けられているのが1つの特徴なんだそうで。

こういう作り、日本の都市部の狭小住宅にも応用できる部分が結構あったりするんじゃないかなと。建ぺい率50%容積率150%の30坪の土地に、建坪15坪の3階建てを建てて、15坪の庭を屋外リビング・ダイニングスペースとして心ゆくまで楽しんじゃう、みたいな感じとか、こういうのを具体的な参考事例としてイメージを膨らませていくと、いろいろと面白いアイディア出てきそうな気がします。

これから家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、「予算やスペースにちょっと余裕がなくて…」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの、遊び心あふれる屋外スペースのあるコンパクトハウス、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょう?

( via Adrian Amore Architects )

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