家を建てたりリフォームしたりするときに、ほんのちょっと余裕があったら、バスルームをこんな感じにしてみるというの、良いと思うんですよね。
こちらのバスルームに使われている漆喰、タデラクトというモロッコの漆喰でして、マラケシュ石灰という硬性石灰を水で練ったものなんですが、耐水性、撥水性に優れていて、漆喰なのに水回りにも使えるという特徴があります。
磨き上げには石を使うんだそうです。ただし、使うのはただの石ではなくて、硬度7以上、つまり、ガラスや鉄鋼に傷をつけることができるような、水晶やトパーズのように硬い石。そういった石で磨き上げることで、この独特の柔らかさのようなものが感じられる仕上がりになるんだそうで。
勾配天井の下のスペースに埋め込まれた、タデラクトで作られた角のないバスタブ。
勾配天井の下のスペースの持つ包まれ感のような独特の雰囲気と、なめらかなフォルムの組み合わせ、素敵じゃないですか?
裸で過ごすバスルームという空間において、「とがった部分がない」ということは、「リラックスして過ごす」ということに精神的な面でかなり大きく寄与してくれるのではないかなと。
顔料を加えて色を入れ、カラフルに仕上げることもできます。
鮮やかなアクアブルーのシャワーブース、良いですね〜。
こちらは赤。ここまで行くと、ちょっとやりすぎかも。
リラックスというよりは、興奮してきちゃいそうな気がします……。
この漆喰、機会があれば自分でもぜひ1度使ってみたいものです。
ただ、このマラケシュ石灰、普通に日本で流通しているようなものではなく、幾つかの数少ない輸入代理店を通して輸入されているようなものらしいので、材料を入手するというところからして一苦労という感じになりそうな気もしますけど。
単にコテで塗る普通の漆喰とは違って、仕上げにも結構な手間がかかりそうですから、実際に自分でやるとしたら、なによりも時間や気持ちの余裕が必要ですかね。でも、だからこそ、コツコツとDIYでやってみるのがおもしろいのかも。
うちのバスルームのリフォーム、タデラクトでやっちゃおうかな……。
( via PROSTE WNETRZE )
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【壁際に深い輝き】鮮やかなエメラルドグリーンのタイルの貼られたキッチン
こちらのキッチンの雰囲気、素敵じゃないですか?
釉薬の光沢感と模様が素晴らしい、山深い森の木々のようでもあり、白砂の南の海のようでもある、深い輝きを放つエメラルドグリーンのタイル。
うちの自宅、今年の年末で建ててちょうど8年になるんですが、キッチンの壁の汚れがひどくなってきたので、そのうちDIYでタイルでも貼ってみようかと考えてたんです。でも、モザイクタイルでもないですし、かといって、いまさらサブウェイタイルって感じでもない、使い込まれた(別の言い方をするならば、かなり薄汚れた)キッチン周辺の雰囲気にマッチしつつ、それ自身が周囲を巻き込んで雰囲気を作り出していってくれるような存在感のあるアイテムが欲しいと思ってたんですけれど、こういうタイル、かなりアリかも。
ガッチリとしてラスティックな棚板がまたいいですね〜。
こういう棚をスペースの許す限りたくさん作り込んで、これでもかというくらいに観葉植物を飾ってみたいものです。
このイメージ、来るべき自宅リフォーム時の有力候補の1つとして、しっかりとストックしておきたいなと。
実際には、ここまで素晴らしいタイルをちゃんと見つけてこられるかどうかが最大のキモになるような気がしますので、リフォーム計画が具体化するのを待たずに、機会をみつけて継続的にちょくちょくチェックし続けるようにしていきたいと思います。
( via The JUNGALOW )