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【柔らかさと温かみ】上質なパイン材パネルの杢目と質感



こういう内装もありかもなと。
コチラのお宅、良質なパイン材のパネルをそのまま使って仕上げた内装になってるんですが、針葉樹の柔らかく暖かみのある質感と、流れるような杢目の美しさの組み合わせが素晴らしいかなと。
棚1つとっても、パネルに棚板を取りつけているだけなのに、何でだか清々しいまでのシンプルな美しさが醸しだされているような気が…。
こんな棚、僕のウチにも欲しいですね〜。
このお宅、家の中は全てこの仕上げで統一されてます。
ベッドルームもこんな感じ。
2段ベッドと棚に浮き出る杢目が、狙いすましたかのようなデザイン性を生んでます。
1970年代後半にウチの父が千葉の南房総に建てた別荘、この家とは全然雰囲気は違うんですけれど、何でだかどことなく同じ匂いが感じ取れそうな気がするんですよね。
コチラは廊下。
これだけの距離があると、パネルも貼り甲斐があろうかというもの。
何と暖炉と煙突までパイン材パネルで作っちゃってます。
こんなコトしちゃって大丈夫なんでしょうか…。
煙道火災とか起きたら、一発で燃えちゃいそうな気がするんですけど…。
ソレ以前に、輻射熱で内部から炭化したりして…。
ま、きっと充分なる検討の上で作られているんでしょう…(と信じたいです…)。
パイン材のパネルをこういった形で使うことで、デザイン的な面白さや、木そのものの持つ温かみ、柔らかさなどを取り入れられているトコロも素晴らしいですけれど、適材適所で上手に使うことができれば、場合によっては施工コスト的な面や長期的なメンテナンスコストの面も抑制することが出来そうですしね。
科学的な素材や断熱材などを使って能動的に住環境をコントロールするというのは、現代の住宅事情では当然のやり方なわけですが、たまにはこういった「シンプルなもの」を使う方法を考えてみるのも大切なことなのかも知れません。
( via Home Adore )

【落ち着いた白と石畳】雰囲気抜群の地中海的小道



こういう小道の雰囲気って最高に素敵ですよね。

コチラ、エーゲ海に浮かぶギリシャの高級リゾートの島、ミコノス島の小道の風景なんですが、閉ざされた空間から外へと続く回廊のようでもあり、奥へ奥へと誘われてどこか別の世界に引き込まれていくようでもあり、道自体が1つの完全な風景として成立しています。
こういう風景、日本の街並みに求めるのは無理なわけですが(当たり前ですし、その代わりに、当然日本の街並みには日本ならではの良さがありますから…)、自宅でだったらスペースと気概と多少の先立つものさえあればチャレンジしてみることは出来そうですよね。
僕の自宅には庭もありませんし、アプローチや庭へと続く小道的なものもありません。
別にソレで特に不満も不便も感じたことは無かったんですが、こういうのを見てしまうと、「無駄に広い駐車場を少し削ってでも、頑張って小さな中庭くらい作ってみたら面白かったかも」とか思っちゃいますね…。
建物の裏手に回るための小道がこんな風になっていて、ソコにテーブルとベンチと色鮮やかな観葉植物なんかが置いてあったら結構良いかも。
「スペースの関係で庭は無理」、という場合でも、ファサードや玄関の階段周りなんかを落ち着いた白基調+自然石の石畳あたりの組み合わせにしてちょっと真似してみるだけでも充分に面白いかも知れません。
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