良いなと思った家や内装、家具など」カテゴリーアーカイブ

庭に続くアトリエのワークデスク



こちら、展覧会開催中の某アトリエの写真なんですが、何だか雰囲気が良いな、と思ったのでご紹介させて頂きます。

幅2.5m×奥行き5mといったところでしょうか。
あまり広々とした空間で無いのは確かですが、例えばここが、狭小目の住宅のリビングだとしたら、広さなんて関係なく、お気に入りのスペースになってしまうのではないかと。
確かに広さは無いですけれど、奥のドアから庭にそのまま出られる、というレイアウトが、この空間のイメージ的な広さを何倍にも拡げている様な気がします。
天井も斜めですし、部屋の幅も狭くて、言ってみれば「多少圧迫感がある」様な空間だと思うんですが、その圧迫感によって、却って奥のドアとその向うにある庭に意識を向かわせてくれているような。
その結果、狭い空間なのに、室内にいても庭の開放感が伝わってくる空間になっている様な気がします(すんません、ホントは何もわかってません・・・)
庭に続くドアの横に置かれた小さなワークデスクもいいですね。
日当たりの良いこの窓際に置かれたワークデスクだったら、部屋の狭さ、机の小さなんかモノともせずに作業に没頭できてしまいそうです。
でも、すぐ庭に出たくなってしまうかもしれませんけど・・・。
Photo ©craiggirling

使い勝手の良さそうなコンパクト目のキッチン



こちらのキッチン、お世辞にも「広々とした」とは言い難いですが、なんだか結構使い勝手はよさそうです。

冷蔵庫のサイズから考えても、せいぜい3m×3mで9?、5.5畳かそれ以下、という位の広さだと思います。
家族で暮らすにはちょっと狭いかな、というコンパクト目なキッチンですが、このレイアウトだと結構使い易そうな気がしますね。
ポイントは、左側に配されたコの字型のカウンターだと思います。
このコの字エリアの中心に立つと、シンクにも、左右のカウンター部にも、冷蔵庫にも、それぞれ体の回転 or 1、2歩の移動で手が届きそうで、料理中などに色々な作業を並行で進めるのが楽そうです。
写真の右側にはオーブンやレンジなどの火力系の調理エリアがありますが、そちらへのアクセスも、コンパクトな分楽そうです。
全体として、作業者を中心にして作業エリアが周囲を取り囲む様なレイアウトになっていますので、作業効率が良くなるのではないかと思います。
後片付けの時も、写真手前側のダイニングから、コの字カウンターの左側(手前側)のカウンター部にお皿などを下げてきて、そこから取ってシンクで洗って・・・という感じで、作業がスムーズにできそうです。
料理や後片付けというのは、日々発生する結構大変な家事の一つですので、「作業エリアの広いキッチン」というのはとても魅力ではあるんですが、コンパクト目のキッチンでも、こんな感じにレイアウトをよく考えれば、使い勝手の良いキッチンを作ることはできます、という参考としてご紹介させて頂きました。
Photo ©*chiwai*