家の構造やレイアウト、内装など」カテゴリーアーカイブ

天窓の明るさと斜めの壁の包まれ感



こちら、壁というか、多分屋根だと思うんですが。

うちも、自宅の3階がちょうどこんな感じ(天窓があるところまで一緒です)になってるんですが、こういった斜めの壁は中々良いです。
天窓から差し込む光の感じも良いですし、このソファに座ったら、とても落ち着くと思います。
壁が斜めになっていると、棚とか四角いものは当然置けない訳で、空間としての利用効率は低くなります。
ですが、この壁が単なるまっすぐの壁だった場合を想像してみていただくとわかると思うのですが、こういった斜めの壁は、何とも言えない「包まれ感」を生み出してくれます。
この家はドイツのお家なので、建築基準法に縛られた日本の住宅とは事情が異なるのですが、ドイツなどヨーロッパの国々でも、景観を重視した条例には色々と制約を受けている様です。
「建物の軒高は前面道路幅の1.5倍以内まで+その上に屋根と屋根裏を造る事はOK」という決まりがあったりして、そこら辺の事情から、こういった斜めな壁の部屋ができているんだと思いますね。(日本の多くの住宅地の建物は建てられなくなりそうです・・・)
日本では、都市部の斜線制限などで3階の壁の一部が斜めなってしまうということは珍しく無いと思うのですが、それを生かして、こういった雰囲気のスペースを造ってしまう、というのも良いと思います。
Photo ©msp_

沢山の収納と本棚がある細長いカウンターテーブルの子供部屋



子供って、とても不思議な存在です。

一人だと思っていたら、ある日気がつくと二人になっていたり、男の子だけだと思っていたら、ある日気がつくと男の子と女の子になっていたり、幼稚園児だったハズが、ある日気がつくと中学生になっていたり。
ものがどんどん増えて行って、沢山の空間を消費する様になっていきます・・・。
そんな色々な問題を解決してくれそうな雰囲気の子供部屋です。
広い細長いカウンターテーブルは、2人の子供がお絵描きをしたり、勉強をしたりするのに良さそうです。
机の下は沢山の収納。子供のおもちゃ、文房具や色々な道具をしっかりと収納できそうです。
収納力抜群の細長い本棚も良い感じですね。
大人の生活は定年、引退あたりのタイミングまで大きくは変わらないと思いますが、子供の生活は10年で全く別のものに変化します。
家を建てるとき、どうしても想像仕切れない10年後の子供の生活を「リアルに受け止めてくれそうな余裕のある」子供部屋を作っておくのは、とても大事なことだと思います。