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二段ベッドとロフト収納と耐震



今までにも何度か触れたことがある話題なんですが、僕のウチ、「三階建ての一戸建てにもかかわらず2LDK」なんです。

で、ウチには子どもが二人おりまして、とりあえず今のところまだ個室を要求するほどの年齢までは育ってないんですが、いつかは必ず破綻を迎えることが決定的となっております…。
で、ちょくちょく考えているのが、「とりあえず何にせよ二段ベッドかな」と。
以前にもご紹介したMarc NewsonがデザインしたMagisのBunkyという二段ベッド、ヨーロッパではとうとう発売されたみたいですね。
色も、青系と、
オレンジ系もあります。
欲しいです。
欲しいですが…。”1,450ユーロ”とか書いてありましたが、僕の掛け算間違いでなければ、14万5千円という事でしょうか…。
微妙ですね…。
Magisの家具ですので、きっと高いだろうとは思ってましたし、この位の値段だろうという予想もしていました。
しかし、二段ベッドが15万円近くもするとは…。
でも、この二段ベッド、上下で分割できますので、子供たちが別々の部屋にわかれるようになっても使えますし、テクニカルシートでスペックをみる限り、サイズは縦191cm×横101cm×高さ142.5cmということですので、結構大きくなってから、高校生、大学生くらいまででも使えそうな気がします(今どきの子は普通に180cmとかを越えてしまうのかもしれませんが)。
そう考えると、デザイン的に気に入っていて、長く使えて、というものに対して15万円位払っても良いかな?という気がしないでも無いですけれど。
Bunkyが本当に日本で入手できるかどうかイマイチ不明だったもので、他にも色々と二段ベッドを漁ってたんです。
そもそもサイズが不明だったので、長く使えるかどうかもわからず、その上しかも値段が高い位だったら、ホームセンターで5万円位の二段ベッドでも買うかな?とか考えていたんですが…。
でも、実際に色々な二段ベッドを見ていてどうしても踏ん切りがつかなかったのが、「耐震」問題だったんですよね…。
震度7とかの地震が来たときに、二段ベッド自体が倒れないか、というのも非常に気になりましたし、仮にベッドが倒れなくても、上段から振り落とされたりしたら大怪我をするんじゃないか、とか、そういったことも気になりまして…。
そういった意味でも、高さ1.4m程度のこのベッドはちょっと魅力的です。
形状的にも結構重心が低く、安定感もありそうですし。
スペース的な問題が顕在化してくるまでは(つまり、子供たちが小学校高学年位になるまでは)ベッドを分割して列べて置いてもいい気もしますし。
Bunkyは有力な候補として残しておこうかなと思います。
で、なんで唐突にBunkyのことを思い出して調べ直したかといいますと、実は、こんな写真を見つけてしまいまして、それで自分の家の二段ベッド問題のことを思い出したわけでして…。
結構色々な二段ベッドをみたんですけれど、先程も書いたように、耐震面での不安を拭い去りきれなかったんです。
で、そこでこの写真を見て思ったんですけれど、だったら既成品の二段ベッドを買ってきて何とかしようとするんじゃなくて、DIYでロフトを作りこんで、そこに子供たちのベッドスペースを作ってしまうんでも良いかな、と。
これだったら、しっかりと作れば耐震面での問題もありませんし、上まである高い柵をつければ、揺れて落下することもありません。
ベッドの下も、小さいですけれど、子供部屋といいますか、子供の勉強机を置いておく位のエリアとしては使えそうな気がしますし。
で、2段ベッドとして使うことがなくなったら、ロフト収納として使えばいいのかな、と。
確かに既成品の二段ベッドを買ってくるよりは、手間は多少かかるかもしれません。
でも、きっと満足度の高いものが作れる気がするんですよね。
自分でDIYするのが難しそうならば、工務店さんに頼んでも良いかもしれませんね。
以前、駐車場の上にこの写真のベッドよりもはるかに立派な感じの棚を作ってもらったことがあるんですが、それでも10万円位で作れましたので、そう考えると、恐らく10万円でお釣りが来るくらいで作れるのでは無いかと思います。
ウチに二段ベッドが必須になるのが、あと1年以内位の話だと思ってますので、それまで、Bunkyを買うのか、DIYでロフトベッドを作るのか、じっくりと悩みたいと思います。
Photo #1-2 via http://www.magisdesign.com , #3-4 ©suzettesuzette

浴室の天窓と浴槽の位置関係



天窓がある浴室のお話、今までに何度か書いたことがあるんですが、コチラの浴室…。

惜しいですね…。
このバスルーム、雰囲気はかなり良いと思うんですけれど、とても残念な箇所もありますね。
「こうしておけば良かったのに」的な部分もありますので、ちょっと簡単に見ておきたいかなと。
まず、ブラウンをベースとした全体的な雰囲気、コレはなかなか良いのでは無いかと。
茶色いタイルも落ち着いた感じでリラックスできそうですし、木の板張りの斜め天井もいい感じです。
ですが、天窓の位置がいただけないですね…。
正直言って、この位置では、単なる「明かり取り」の窓にしかなりません。
湯船に浸かっていても、頭の真上にある天窓からなんて、そんなに色々なものは見えませんから…。
浴槽の中でリラックスして斜め45度くらいを見上げたときに、視界に収まっているのはトイレの向こうの茶色いタイルの壁ですから…。
もしも、浴槽に浸かって天窓から夜空を眺めたいのならば、浴槽は天窓の真下ではなく、天窓の斜め下、つまり、斜め天井の面から下ろされた垂線の方向になければいけないわけです。
でも、浴室に斜め天井+天窓を持ってくると、どうしてもこのレイアウトになってしまうんですよね…。
天井が斜めに下がっている側には、その両脇の壁含めて扉が作れません。
なので、特に意識しないでいると、どうしても、斜め天井の下に浴槽やトイレを設置するレイアウトになってしまうわけです。
斯く言う僕のおウチのお風呂も、斜め天井の天窓の真下に浴槽があります…。
で、それを避ける方法というのは、「斜めになっていない、天井の高いエリアの真下に浴槽を設置する」ことになるわけです。
ちょっとGoogleSketchUpを使って、絵を書いてみたいと思います。
まず、幅3m,奥行き2mの、こんな感じのバスルームがあったとしまして、
で、上の写真にもあるような、天井が低くなっている部分に浴槽を設置するレイアウト、というのは、こんな感じになります。
相当手を抜きましたが、グレーの部分が浴槽のイメージです…。
で、このレイアウトで、出入口の扉やシャワーエリアはどうなるか、といいますと、
これも相当手を抜きましたが、右側のグレーの部分がバスルームの入り口、奥の白い部分がシャワーエリアのつもりです。
この上記のレイアウトだと、動線やシャワーエリアの設置には問題が無いんですが、角度のついた天窓を、さらに真横の方向から眺めることになるわけで、当然浴槽に横たわっても天窓からは何も見えない(見えづらい)、という問題が出てくるわけです。
で、それを解消するためにはどうするのが良いか、といいますと…
こうするのが良いのかな、と。
斜めになった屋根の向きに浴槽の長辺が沿う様に、浴槽の向きを90度回転させてみました。
こうすることで、浴槽に横たわったときに、天窓から空が見え易くなるはずです(絵の左手のグレーの部分が出入口、奥の白い部分がシャワーエリアのつもりです)。
このレイアウト、出入口の問題もありませんし悪くないと思うんですが、一つだけ問題があります。
天井の斜め度合いによっては、シャワーエリアの高さが上手く確保できない可能性があるんです。
ここについては、「座って体を洗う」のを前提としつつ、ハンドシャワーの設置場所をしっかりと検討して、場合によっては、斜め天井の途中にオーバーヘッドシャワーを設置するなど、細かい部分で調整をしていけば大丈夫なのかな、と。
こうやって考えていくと、「天窓のある浴室の場合、まず浴室の中の各種レイアウトを決定してから天窓の位置を決める」が正解ということになります。
つまり、天窓の場所を確定して建築確認申請を出す前の段階で、まず浴槽とかシャワーエリアの配置を決定しておかなければならない、ということになるわけです。
実際には、浴室の中のレイアウトを詰め切る前に窓の位置を決めて確認確認申請を出してしまう、というパターンは十分にあり得ると思います。
この段取り、予めわかってさえいれば大丈夫だとは思いますが、わかっていなければ結構ハードルが高いのでは無いかと…。
結局最後は計画性がものをいう、ということなんでしょうか…。
Photo ©jolisoleil