作り付けの巨大本棚と生涯の書籍収納





arketioTargetという棚です。


arketipo.jpg



一見収納効率が悪いように見えますし、実際にも収納効率は

悪いと思いますが、この様な形をしていることによって、

美術系の書籍、写真集や図鑑など、普通の本よりもさらに大きい

高さのある書籍を収納することが可能になります。





家を建てる際、衣類の収納と同じくらい検討が必要なものが

本やCDなどを収納するための棚です。



ある説によれば、本というものは「所有する喜び」の現れだそうです。

読んでしまえばそれで終わり、というわけではなく、良い本であれば

あるほど、読んだあとにしっかりと保管できる場所が確保されていること

そしてその場所はいつでも読み返すことができる場所であること、が

重要になります。





私の知り合いで、リビングの一壁面を全面本棚にした人がいます。

幅5m、高さ2m強というところでしょうか。




MisuraEmme.jpg



これはMisuraEmmeというところの棚で、単なるイメージです。





知り合いの家の棚は、棚自体を奥に2重の構造にして、表の棚には

50cm程度の奥行きを持たせて可動式にし、その奥に、文庫類が

収納できるような奥行き30cm程度の棚をつくっています。

また、棚の下部は引き出しにして、本以外のものも収納できるように

してありました。



この知り合いはかなりの本持ちでしたが、奥さんの分も含めて、

家のすべての本、書類をそこに収納した上でまだ十分な余りがあり、

空いている棚は写真立てやオブジェのディスプレイスペースとして

使用しています。



費用もそれなりにかかったそうで、作り付けで80万円くらいは

したそうです。リビングの雰囲気に大きな影響を与える最重要

インテリアの一つと位置付けて最高級の木材をつかったそうですので、

当然といえば当然ですが。



しかし、リビングの幅を80cm狭め、80万円を支払った代わりに、

生涯にわたって不足することの無い超巨大な収納スペース兼

飾り棚という満足度の高いインテリアを手に入れました。

ちなみにこの様な棚は、Cassina ixcので良い目のものをそろえると

数十万円はします。


cassina ixc棚.jpg



ショールームにあったこの棚は100万位でした。







この話から学べること。



収納をインテリアの一つと捉えて、敢えて「見せる」つくりに

することによって、巨大な収納エリアを作ることができる。



収納スペースは、まとめて大きく作ってしまう方が効率的になり、
結果としてスペースの有効活用になる。

本が好きな人にとって、本は生涯増え続けていくものであり、

その収納スペースを、将来分まで含めて確保することはきわめて重要。

(本に限らず、その人に取って重要なものの収納スペースは

 十分すぎるくらいの余裕をもって確保すべき。)



棚を敢えて変則的な形にすることによって、収納力の柔軟性と

インテリアとしての面白さを得ることができる。



という位でしょうか。

広いベランダとソファ



ベランダをリビングの様にしたいと思って、
頑張ってベランダをできるだけ広くしました。


グレーチングにすると、床面積に入らないので、
家の形をこんな風にして駐車場の上に張り出させる形で。


外観前.png




外観横.png



2F平面図.png




幅4.8m、奥行き2.7mちょいですので、8畳位です。
結構広いです。


でも、何でだか、リビングにはなってないんですよね。
西側だからかな、とも思ったんですが、南や東側でも
それはそれで熱くて耐えらんない気もしますし・・・。

いまのところ単なる植木置き場になってしまっています。
夏はたまにベランダでビール飲んだりもしますけど。


で、考えてみたんですけど、やっぱりくつろぐための
空間にするためには、それなりの取り組みが必要だろうと。

どういうことかというと、ココ、座る場所が無いんですよ。


リビングにはソファがあるし、ダイニングには椅子が
あったりする訳じゃないですか。

ところが、うちのベランダには座る物が無いんです。


折りたたみの木製デッキチェアはあるんですけど、
いちいち椅子を出してくつろぐって、ちょっとおかしい。

リビングにはソファがいつもあるから、気軽に座れる訳で、
だからこそくつろげる訳です。

“常に”座れるものが出ている必要があります。


でも、常に出しておく=雨ざらし、ということで、あっという間に
傷んでしまいます。

木製のデッキチェアも、ニスを塗ってもやっぱり傷んできます。


そこで探してみたのが、これです。
鉄製のフレームで、クッションを簡単に外せます。


ソファ.png




草原ソファ.jpg




こんな感じになるんでしょうか?

いきなり草原+ピンクですいません。

ちなみにこれは、miqueACIER(ミッキュアシエール)

というところのソファだそうです。

僕のアイディアという訳ではなく、某先輩から聞いた
アイディアです。
正確には、先輩の家の近所に住むフランス人が
鉄製のソファを庭に出して、クッションだけ取り外して
いる、、という話を聞いたことがあったので、
そのイメージでネットで探してみました。


これを設置して、クッションをベランダの入り口近辺に
置いておけば、ベランダに出たいときにサッとクッションを
持って出て、座れば良い訳です。

暑さ寒さもありますが、こんなソファがベランダにあったら、
常にココで読書したり、うたた寝とかしちゃうと思いますね。


家はスペースだけ確保してもダメで、目的(くつろぐ)を
達成するための機能(ソファ)をキチンと実現しておかないと
いけない、というお話でした。