こういう雰囲気のダイニングキッチン、このサイトでも何度かピックアップしたことがあるんですが、こういう写真を見る度に必ず考えることがあります。
どうでしょう、この可愛らしい雰囲気。
「大きいことは良いことだ」というのは実は某製菓会社のCMソングだったらしいですが、確かに大きいことは良いことかもしれませんが、別に大きくなくても良いんだよね、と。
4人家族くらいまでであれば、このくらいのダイニングだって十分です。
確かにこのサイズのダイニングじゃ友人を呼んで食事というのは厳しいかもしれませんし、家族だけでもクリスマスとかに豪華目のパーティとかをやったら、スペースがちょっと足りなくなり気味になる可能性もあります。
でも、その代わりに、リビングが少しゆったり気味に作れるかもしれませんし、ちょっとした趣味のスペース用の部屋をもう一部屋作れちゃうかもしれません。
そりゃ、際限なくスペースが有るというならば話は別ですが、大抵の場合、家の中のスペースにはそれなりにシビアな条件があるわけで、要は、「何を大事に考えるか」という価値観の問題であって、「広いダイニング」というのは単なる選択肢の一つに過ぎず、「コンパクトなダイニング」というのもそれと並列に並べられた選択肢の一つなのかなと。
ただ漠然とイメージしているだけだとなかなか能動的に選択できない「コンパクトなダイニング」も、こういった写真とかの具体的なものがあれば、それが自分自身の求めている条件を満たしてくれそうかどうかを、よりリアルに考えることができるのでは無いかと思います。
こういうスペースには、広いスペースには無い「可愛らしさ」「包まれ感」「落ち着き」なんかがあるのも確かですしね。
ただ漠然と「広い空間」を求めてしまうよりも、まずは全ての空間を「出来る限りコンパクトに作る」ことを目指してみると、思った以上に面白い雰囲気のある家を作れるかもしれません。
( via Alvhem )