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シンプルで良い感じのウォールシェルフシステム



作り付けの棚とかウォールシェルフシステムが結構好きでして、このサイトでも今までにも何度かご紹介してきているんですが、なかなか良い感じのウォールシェルフシステムを発見したのでちょっとご紹介させて頂きます。

この雰囲気、どうでしょう?
シンプルでどんな場所にもマッチしてくれそうな感じなのに、かなり実用性も高そうで、コレは相当な高ポイントを叩きだしてくれる予感がします。
ダイニングって、食事もするし、家族で寛いだりテレビを観たりと、ともかく長い時間を過ごす場所なので、思った以上に色々な種類のモノを置いておく必要があったりします。
で、そういった場所を油断して放っておくと、どんどんとモノでごちゃごちゃになってしまい勝ちなんですが、とは言えモノを収納するためにあまり圧迫感のある棚とかを入れてしまうと、それはそれで雰囲気的に許せなかったりもするわけで…。
その点、こんな感じのスッキリとしたウォールシェルフシステムを一つ入れておくと、棚の構成なんかも自由に選んだり必要に応じて組み替えたりできますし、趣味と実益の両立をかなり良い感じにサポートしてくれるのでは無いかと。
こちらスウェーデン製の”string”というウォールシェルフのシステムなんですが、日本でもmoda en casaやセンプレ、二子玉川ライズのイルムスなど、結構色々なトコロで取り扱いがされているので、個人で購入してDIYするのも難しくなさそうです。
気がついてなかったんですが、以前にご紹介したコチラ、あとコチラも、この”string”だったようで…。
せっかくなので、今までにご紹介してきたウォールシェルフ/作り付けラックのシステムを振り返って、簡単にまとめてみたいと思います。
(1)ロイヤル
言わずと知れたチャンネルサポート金具の定番。実用的で実績も十分。家を建てる際に壁に埋め込む方法が一般的で、後付もできますが、後付すると見た目が出っ張っちゃったりしてちょっとイマイチ。また、金具やシステムトータルでのデザイン性も正直今一歩で、このあたりがネックといえばネック。個人的にはウォークインクローゼットなど、あまり人目に付かない場所に使用したいですかね。
(2)elfa
スウェーデン製のチャンネルサポート金具。ロイヤルよりもデザイン性は多少上かなと。ワイヤーバスケットのオプションなんかもあり、日本に販売代理店もありますが、取り扱い点はかなり少ないようで、入手の容易さや施工周りがネックになりそうです。
アメリカ製のチャンネルサポート金具。こちらもロイヤルよりはデザイン性は多少上。ただし、(調査時段階では)日本の販売代理店などは無いようで、個人で輸入することになりそうなところがネック。
(4)IKEA関連でDIY
チャンネルサポートを後付するくらいなら、いっそのこと柱を立てて、ラックシステムを入れちゃいましょう、というやり方です。ウチの自宅でもStolmenを使ってますが、壁が無くても棚を作ることができますので、ある意味チャンネルサポート系よりも柔軟性は高いかなと。デザイン性の面ではどちらが好きかという好みの問題になると思いますが、IKEAのラックシステムは、Stolmen以外にも、Broderなどいくつものシリーズがあるので、用途や好みで色々と選べるというメリットもあります。
専用設計の金具を2×4材に取り付けるだけで、どこにでも柱を作れてしまうという斬新なシステムです。壁にも天井にも穴を開けずに柱を立てられるので、賃貸住宅でもラックシステムやウォールシェルフ的なものを作り付けることが出来ます。個人的にはデザイン的な面もかなり好み。自宅にIKEAのラックシステムを使っておきながらアレですが、今のところこのPILLAR BRACKETはかなりオススメの製品だと思ってます。
今回ご紹介したウォールシェルフシステムです。「壁に金具を取り付けて、そこに棚を作り付ける」という仕組みとしては、(1)〜(3)のチェンネルサポート系のシステムにかなり近いと思います。前出の3製品は「壁への埋め込み前提(というわけでもないのかも知れませんが)」のようで、後付すると、チャンネルサポート金具が壁から出っ張ってしまうところが若干気になりますが、この製品の場合はそもそもが「後付」前提のようで、その分、デザイン的にも後付してもあまりそこら辺が気にならない感じになっているかなと。
総じていいますと…
壁面が無くても棚を作れるという面では、(4)「IKEAのラックシステム」と(5)「PILLAR BRACKET」に優位性あり。
日本での入手の容易さという点では、ホームセンター等でも買える(1)「ロイヤル」がダントツですが、通販でも買える(5)「PILLAR BRACKET」、(6)そこそこの取り扱い店舗数がある「string」が次点あたりで、IKEAが近隣にある地域の方であれば(4)「IKEAのラックシステム」もそれに準じた位置付けといったところでしょうか。
棚の組み方の柔軟性などの実用性面ではどのシステムを用いて棚を作り付けても大差は無いと思いますので、あとは、「家の建築時に導入するのか/後付にするのか」というあたりと、「デザインの面でどれが好きか」というあたりで決めて行くのが良いのでは無いかと。
過去から沢山紹介してきた割には、あまりポイントを押さえたお話が出来ずにお恥ずかしいですな…。
次回までに、もうちょっと勉強しておきます…。
( via string )

【閉じて得る開放感】内部に開くウッドデッキの家



このお宅のウッドデッキのある庭、良いですね〜。

リビング・ダイニングと寝室は別棟になってまして、それぞれの周囲はウッドデッキで囲まれ、二つの建物の間もウッドデッキで接続された渡り廊下になっています。
お庭はそれほど広く無いんですが、ウッドデッキを張り巡らすことで、屋内と同じ感覚で気軽にアクセスできるようになっていて、コレはなかなか良い感じなのではないかと。
リビング・ダイニングと寝室の間のウッドデッキはこんな感じ。
雨でも行き来に問題無いように、屋根がついています。
天気が悪い日なんかは、ココでのんびりしたりするのも良さそうです。
二つの建物の庭に面する部分にはふんだんにガラスが使われ、ウッドデッキのお陰で庭を身近に感じることもできて、敷地内のどこにいても、とても開放的な気持ちで過ごせそうです。
建物の外観はこんな感じになっています。
この外観と内部の開放的な風景には結構なギャップがある気がしますが、外部に対してきっちりと閉ざしてあるからこそ、内部をここまで開放的に作ることができているのかなと。
この建物はオーストラリアのメルボルンの住宅地に建つ建物なんですが、日本の住宅地に建てるとしても、色々と参考に出来そうな気がします(全面ガラス張りは、夏の暑さと冬の寒さの双方が厳しい日本の気候では、ちょっと考えものだと思いますけれど)。
間取り図はこんな感じです。
2階は2つ目のベッドルームとお風呂だけ。ほとんど平屋に近い、結構贅沢な作りです。
このテラスは、1階のリビング・ダイニングと寝室間の渡り廊下の屋根の部分に作ってあります。
ココらへんの各部屋、各パーツの組み合わせ方も、なかなか秀逸かなと。
一軒家のクセに2LDKですので、このままだと家族で住むにはちょっと使いづらいかもしれませんが、少しレイアウト変更を入れれば十分に日本の一般家庭向けの邸宅にも応用出来そうです。
「ほぼ平屋に近い作り」「庭あり」と、今どきの日本の住宅地に建てるには多少贅沢目な作りかもしれませんが、候補地を少し郊外に移動させてでも、こんな感じのプランにしてみる価値は十分にありそうです。
コレからお家を建てるご予定の方、どうでしょう?