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【季節や用途で使い分け】2つの屋外リビングスペースのあるコンパクトハウス



自宅にこんな感じのウッドデッキのバルコニーがあったらいいですよね〜。

大きなガラスのスライドドアで屋内とつながる、デイベッド的な造作ベンチのあるウッドデッキのバルコニーの屋外リビング

 

壁際には、デイベッド的にも使えそうな造作のベンチ。

大きなガラスのスライドドアで屋内とつながる、デイベッド的な造作ベンチのあるウッドデッキのバルコニー

 

上記のウッドデッキのバルコニーは2階。そして、1階はこんな感じのリビング・ダイニング・キッチンになってるんですが、

格子入りのガラスのスライドドアで庭とつながる、明るく開放的なリビング・ダイニング・キッチン1

格子入りのガラスのスライドドアで庭とつながる、明るく開放的なリビング・ダイニング・キッチン2

 

リビングの向こうのガラスのスライドドアを開けますと、そちらの庭にも、こんな感じの、屋外リビング的に寛げちゃいそうな感じのスペースが作り込んであったりして。

造作ベンチのあるリビング脇の屋外リビング 庭 

こちらのお宅、ロケーションはオーストラリアの北東部に浮かぶリゾートアイランド、フィッツロイ島。実は、つい先日ご紹介したばかりの、画家スーザン・ホラーチェクさんの「中庭リゾートのあるご自宅」と同じロケーションなんですが、これは全くの偶然です。

 

こちらが立面図。幅5m×奥行き12〜13m程度、建坪20坪といったところでしょうか。なんとなく日本の住宅のイメージと重なる部分もあるような、比較的コンパクトな作りの2階建て住宅。

2つの屋外リビングスペースのある、幅5m程度のコンパクトハウスの立面図

 

でもその中には、スライドドアを開け放てば屋内とフラットにつながる2つの屋外リビングがあるわけです。

大きなガラスのスライドドアで屋内とつながる、リビング脇の屋外リビング 造作ベンチ付

こんな素敵なスペースが2箇所もあるなんて最高に贅沢ですよね。1階のお庭と2階のバルコニーはちょうど真逆に位置していますから、季節や時間帯、日当たりなど、そのときの状況や用途に応じてどちらで過ごすかも自由に選択できて使い勝手も良さそうです。自宅にこんなスペースがあったら、お休みの日もどこにも出かけずに、一日中家で過ごしたくなっちゃいそう。

 

こういうお宅を見ていると、家というのは広さじゃなくて(そりゃ、広いに越したことはないかもしれませんが)、「そこにどんなスペースを作るか」「そこで何をして過ごしたいか、どんな暮らしがしたいか」が大事なんだなと改めて感じさせられます。

自宅に、のんびりと寛げる屋外スペースが欲しいなとお考えの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの屋外リビング的なスペース、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?

( via Dan Gayfer Design )

【使いでのある頭上空間】複数のロフトのある58平米のアパートメント



こちら、ニューヨーク州ブルックリンのプロスペクト・ハイツに建つスモールアパートメントなんですが、作りがちょっといい感じだなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントの玄関

 

先ほど「スモールアパートメント」と書きましたが、具体的にどの程度のサイズなのかといいますと、「広さ625スクエアフィート」とのことですから、メートル換算で約58平方m程度、35畳ちょいという計算。3LDKにはちょっと足りなくて、2LDKなら普通かな、というくらいのサイズ感だと思いますから、日本の感覚では「スモール」とまではいえないかもしれませんかね。

※ちなみにですが、つい先日たまたま目にした「スマートアセットの調査結果を元にMy Big Apple NYがまとめたデータ」によりますと、2016年現在のニューヨーク州における2LDKアパートメントの平均家賃は3,692ドル。≒1ドル110円換算で406,000円程度。適正な家賃を所得の28%までと想定した場合、ニューヨーク州の2LDKに住むためには、最低でも15万8千ドル(同110円換算で1,738万円)以上の年収が必要になる計算なんだそうで…。「ニューヨークに住む」ということはそういうことなのかな、とも思いますが、2LDKといえども、実際にはかなりの高級な住まいというイメージでしょうかね。

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントのキッチン

 

そんな話はさておいて、広さ自体はそんな微妙なサイズのこちらのアパートメント、では一体なにがいい感じなのかといいますと、ズバリこちら、

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントのリビング・ダイニング

高めの天井を活かして、リビング・ダイニングの上にロフトが作ってあるんです。

 

ただのロフトじゃありませんよ。当然のことながら、「いい感じ」のロフトです。

梯子を使って上へ上がりますと、そこにはベッドが。

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントのリビングの上のロフトベッドエリア

 

枕元には、壁面一杯の大きな造作本棚も作り込まれちゃってたりします。

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントのロフトベッドエリア ベッドサイドに巨大な造作本棚付き

まあ、ロフトの上という場所柄、日常使いの収納スペースとしてはあまり使い勝手が良いとはいえないかもしれませんけれど、寝る前に読みたいものを置いておくにはベストですし、いつまででもとっておきたいような愛蔵書とか、かさばりがちなのに捨てられないお気に入りのムック本、各種の書類、写真や手紙の類などを収めておく場所としては結構重宝するのではないかと。

このくらいのサイズがあればかなりの収納力を発揮してくれそうですから、子どもの絵や工作なんかを保管しておくスペースとしても使えそうですしね。

 

そして、キッチンの上にも、このロフトとは別にもう1つロフトスペースが設けられてまして、

広さわずか625スクエアフィートのブルックリンのスモールアパートメントのキッチンの上のロフトのセカンドリビング

そちらはこんな感じの、ワークスペースとしても使えそうな、スモールリビング的な空間になってるんです。

この作りだったら、天井高も1.4mはなさそうですから、日本の建築基準法でいうところの「小屋裏収納」扱いになるような形でも作れそうですかね。

 

下のフロアに加えて、この2つのロフトがそれぞれ4〜5畳の部屋くらいの役割を果たしてくれますから、実質的には35畳+2ルームのイメージという感じでしょうか。ロフトのお陰で、トータルのスペース的にはかなり余裕を持って使えるようになってくれるのではないかと。

これからお家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方で、ロフトを作れそうなスペースの候補がいくつかあるよ、という恵まれた方がいらっしゃいましたら、こんな感じのロフトスペース、思い切ってたくさん作ってみてはいかがでしょうか?

※日本の建築基準法では、小屋裏収納を居室として使用することは認められておりません。また、本ポストは、法令・条例等に違反することを助長する意図はございません。本ポストを何らかの参考とされる場合には、ご自身の責任・判断でご利用いただけますようお願いいたします。

( via A CUP OF JO )