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スライドドアと収納棚で区切られるキッチン



このキッチンの収納棚、ちょっと良い感じじゃ無いですか?

スライディングドアと収納棚で区切られたダイニングキッチン

サイズは幅1mちょい×奥行き40cm程度といったところでしょうか。幅をカウンターの奥行きとぴったり合わせつつ天井まできっちりと使い切ったこの作り、結構な収納力を発揮してくれそうです。

キッチンカウンター脇の半透明な収納棚

半透明で、内部が見えすぎない程度に薄く透けて見えるようになっているところがまた良いですよね。光を受けて透き通った棚がインテリア的にも中々良い感じなのもさることながら、何よりも、細々したものを収めておいても、どこに何があるのか常に把握しておくことが出来て実用面でも便利そうです。

 

写真奥、テラスに面したカウンターはコンロの埋め込まれた調理スペース。

テラス脇のキッチンカウンター

カウンターとテラスとの間は全開口型のスライドドア。開け放てば、屋内のキッチンを使いつつ手軽に自宅BBQが出来ちゃいます。

 

実はこのキッチン、手前の下ごしらえ&片付けスペースと、奥のテラスに面した調理スペースを、こんな感じにスライドドアで区切ることができちゃうようにもなってたりして。

スライディングドアで区切れるダイニング・キッチン

しかもこのスライドドア、窓付きなんですよね。必要に応じてスペースを区切りつつも、単純に分割してしまうのではなく、分け方/つなげ方を微妙に調節できるこういうアイディア、良いですよね。

 

キッチン1つとっても、これだけのものを作り込んで、そしてそこで毎日の生活を存分に楽しむことができるわけで、こういうお宅を拝見すると、家の作りや設備について色々と考えて検討することの面白さ、大切さを改めて感じさせられます。

 

手前のスペースにもガスかIHのコンロを用意しておくと、こちらのスペースだけでも独立したキッチンとして使用できて、使い方の幅が更に広がるかも。

( via HOME & DECOR )

【スペースのつなげ方】傾斜地に建つスキップフロアの家



こちらのお宅、傾斜地に建ってるんですが、作りが面白いかなということで、ちょっとご紹介させて頂きたいと思います。

 

庭に面したこちらのサイドが最も低いエリア。

傾斜地に建つスキップフロアの家の外観1

切妻が連なった形の建物の中央部にあるのが正面玄関です。

 

平面図で見るとこんな感じ。

傾斜地に建つスキップフロアの家の図面

右側のフロアが子供部屋とリビングスペース。左側のフロアがラウンジ。その間をつなぐ中央のフロアがダイニング・キッチンというレイアウト。

 

正面玄関から入ると、まずはダイニング。

傾斜地に建つスキップフロアの家のダイニング

 

その奥がキッチン。

傾斜地に建つスキップフロアの家のキッチン2

 

ここから右のリビングリビングエリアへは、5段の階段でスキップフロア状に接続。

傾斜地に建つスキップフロアの家のキッチン1

 

ダイニングの左手のラウンジスペースへも、同じく3段の階段でスキップフロア状に接続。

傾斜地に建つスキップフロアの家のダイニングからリビングを

 

一番低いダイニング・キッチンエリアを中心として、その周辺を、少しづつ高さの違う各スペースが取り囲んでいるような配置になっているわけです。

 

北西方面(正面向かって右)からの立面図はこんな感じ。

傾斜地に建つスキップフロアの家の北西からの立面図

結構な傾斜です。正確な数値はわかりませんでしたが、建物奥行きを約10mとして計算すると、約1.5m程度は高くなっていると思います。

 

ちなみに、奥の駐車場とつながる裏玄関へは、更に10段ほどの階段を上ってから出ます。

傾斜地に建つスキップフロアの家のキッチンの向こうのリビング

1階から入ったはずなのに、奥に行くにつれて少しづつ高い場所に持ち上げられて行って、そして、いつの間にかまた1階に戻っているという。

 

こういう空間のつなげ方って面白くて良いなと思うんですけれど、単なる平地では無く傾斜地だからこそ、こういった作りが自然にできるという面白さがあるのかなと。

 

もしもこのくらい傾斜がある土地に家を建てるのであれば、こういったスキップフロア的なアイディアを取り入れつつ、思い切って地下室も作ってしまうという手もありかも知れませんね。

地下室は、建築費用が高くついたり、換気や排水排水関係の考慮が必要だったりと、費用と手間が掛かるのも確かですけれど、一定の基準を満たせば容積率不算入にすることも出来ますので、スペースに余裕を持たせることができるようになりますし、防音性が高かったり、周囲の温度変化の影響を受けづらかったりというメリットもあったりします。

地下室を作って、楽器の演奏もできるような趣味の部屋や、ウォークインクローゼット、パントリー的なスペースに割り当てたりしてみると、色々と家で楽しめる趣味の範囲が広がって楽しいかも?

( via Home Adore )