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【光も風も音声も】デスク脇の内壁に穿たれた大きな丸穴



このワークスペース、脇の内壁に大胆に穿たれた大きな丸い穴がちょっと面白いです。

丸い大きな採光用の穴の開いた内壁1

丸い大きな採光用の穴の開いた内壁2

 

穴の向こうはダイニング。

丸い大きな採光用の穴の開いた内壁3

 

こちら、スウェーデン ヨーテボリの街に建つ1937年築のアパートなんですが、2009年にリノベーションが施されてまして、上の写真の穴もその際に開けられたものなんだそうで。

 

リノベーションを実施する際、フロアの内側エリアにできるだけたくさんの採光を確保したいということで、多くの内壁の取り壊しを実施しました。

ただし、いくつかの内壁については、電気の配線などの関係からそのまま取り除くことができず、検討した結果、このような穴を穿つことにしたんだそうです。

 

これ、なかなか良いアイディアですよね。

リノベーションやリフォームをする際、壁を取壊すために内部を通る電気の配線までを何らかの形でやり直すことになると、かなりの大掛かりな作業になってしまいます。しかも、マンションなどで、上下のフロアをまたがる配線が通っていたり、そもそも構造にかかわる壁だったりした場合には、壁を取り壊すこと自体が出来ないわけです。

その点、こういう形で壁に穴を開けるのであれば、たとえ制約のある壁であっても、配線や筋交いを上手に交わしていろいろなやり方が考えられるのかなと。

 

こんな風に大きな穴をしかも丸く開けるというのは、結構な技術を要しそうではありますが、ニッチ状の四角い穴を比較的小さめに開けていく程度であれば、図面を見ながらしっかりと計画を立てれば、日曜大工でDIYなんかも出来そうですしね。

ガラスブロックを埋め込んだり、扉付きの小窓を作ってみたりと、採光と通気に加えて、コミュニケーションまで考慮しながらいろんなパターンを考えてみたら、結構面白い穴が作れそうな気がします。

( via Alvhem MAKLERI & INTERIOR )

【区切って楽しむ】スペースを分割する棚とワークデスク



こちらのお宅、家具のレイアウトと空間の区切り方がなかなか良い感じかなということで。

パーティションとワークデスクで区切られたリビングルーム

棚とかワークデスクって、何も考えずに配置すると、思わず壁に沿ってそのまま置いてしまいそうになるわけですけれど、こういうレイアウトにした方が絶対面白いですよね。

 

背板の無いパーティション棚を使うことで、開放感を維持したまま緩くスペースを区切ることができますし、色々飾って遊べるディスプレイ収納エリアも確保できて一石二鳥です。

背板の無いパーティション棚で区切られたリビングルーム

 

棚の向こうはベッドエリア。

パーティション棚の向こうのベッドエリア

実はこちらのお宅、この部屋がリビングダイニングキッチ+寝室でして、他にはバスルームしか無いという、つまり、「ちょっとゆったり目のワンルーム」なんです。

パーティション棚で緩く区切られたワンルーム

 

それほどスペースに余裕が無くても、そこを敢えて更に区切っていくことで、ベッドルームは『ちょっとした奥のスペース」な感じになってくれますし、手前のスペースも、親しい友人などであれば気兼ねなく招き入れることができるようになって、各スペースがより使い易い感じになってくれるのかなと。

 

横向きに置かれたワークデスクも良い感じ。

壁に横付け設置されたワークデスク

このワークデスクの配置のお陰で、奥のエリアの「個室感」、かなりアップしてますよね。

しかもこの配置だと、家族と一緒のときにちょっとPC使ったりするようなときにも、半身で緩くコミュニケーションを取りながら作業したりもできそうですし。

 

狭小住宅なんかで元々のスペースに余裕が無いと、「何とかしてできるだけ広々使いたい」という発想になって行きがちかも知れませんけれど、そこでちょっと考えて上手に区切れる方法を見つけることができれば、よりそれぞれのスペースを楽しめるようになるのかなということで。

( via apartment therapy )