オーバーヘッドシャワーというシャワーヘッドがあります。
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平たい円盤の様な形をした大口径のシャワーヘッドで、
天井近辺に取り付ける形で使用します。
レインダンスというような名称でも呼ばれている様です。
このオーバーヘッドシャワー、ハワイに旅行に行った際に
贅沢をして泊まったペントハウスに設置されていたんですが、
何ともいえない爽快感を得られるシャワーです。
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使用感を言葉で表すのは結構難しいんですが、強いて言葉で
表すならば
「水の塊に包まれている」
様な感じ。
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緩い滝にあたっている様な、全身で流れ落ちる水を
感じ取れる様な、”レインダンス”という名称もしっくりとくる、
えも言われない感じです。
で、結局日本に帰ってから自宅の浴室にも設置しました。
うちはINAXでもXSITEというラインナップで取り扱っている、
ドイツの水洗金具メーカHANSAのDESIGNOというシリーズの
シャワーヘッドを使っていますが、他にもHansgroheとかでも
出しているみたいで、こちらの方は大きさ違いなど、いくつかの
ラインナップをもっている様です。
このタイプのシャワーヘッドを設置する際に、一つだけ気を
つけないといけないことがあります。
多分、日本ではこのシャワーヘッドの施工をしたことが無い
工務店さんの方が多いと思うので、油断すると失敗されて
しまうことが有ると思うので、施主さんが気をつける必要が
あります。
その注意点とは何かというと、
ズバリ、「設置する場所」です。
このシャワーは、下からパイプで持ち上げている形状、又は
天井に固定する形状のどちらかなので、設置場所イコール
シャワーを浴びる場所、ということになります。
後からは場所の変更はできません。
施工時にちょっとしたパイプ部の改造等、無理が
利きそうならば、パイプを延長して浴室の中心部近くに
シャワーヘッドがくる様に設置するのが、この爽快感を
最大にする方法では無いかと、個人的には思います。
で、特に改造をしなくても、実際のところ壁から4、50cmも
離れていれば、特に問題は無いんですが、浴室内にシャンプーなどを
おける様な棚状のものを作る場合には、要注意です。
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この棚のある壁面側にこのオーバーヘッドシャワーを
設置してしまうと、人が立てる場所は棚の分だけ壁から離れて
しまいますので、体がシャワーヘッドの中心部からその分
はずれてしまう訳です。
棚の幅が20cmもあれば、シャワーヘッドの中心部は
棚からわずか2、30cmの場所に来てしまいます。
シャワーの中心で気持ちよく浴びるためには、かなり棚の近くに
立たなければいけなくなってしまう、ということです。
せっかくの「水の塊に包まれる爽快感」が得られる設備が、
棚に張り付くようにして使う設備になってしまうわけです。
これはかなり残念だと思いますね。
使ってみないとわからないですが、このシャワーヘッドは
導入する価値のある設備の一つだと信じています。
平日の仕事前のシャワー、夜のシャワー、休日のお出かけ前の
シャワー、どんなタイミングのシャワーでも、今までよりもさらに
気持ちが良いシャワータイムが得られると思います。
そして、導入時にはその設置場所をちょっとだけケアしましょう。
ちなみに価格は、INAXのサイトでは通常のハンドシャワーと
パイプなどを含めたオールインワンセットで定価30万円弱の様です。
通常のシャワー設備が10万円前後であることを考えると
やはりそれなりの費用増になってしまいますが、風呂、シャワーが
好きな方であれば、この価格差を補って余りある機能を
持っていると思います。
INAXのサイトでは30万円前後の表示価格になっていますが、
このサイト内でpdfダウンロードできる僕の家の見積もりファイルを
確認したところ、実績的には定価25万円、提供価格20万円強、
という感じでした。(型番は同じBF-HA-40100/PCでした。)
この価格差がどこから出ているのかはわかりませんが、
価格折衝をしっかりやれば、実勢価格的には20万円程度で何とか
なるのかもしれません。
「開放感」タグアーカイブ
【開放的で爽快で実用的】丘陵に続くバスルーム
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このバスルームの素晴らしいところ。
青空を見ながら、又は、夜空を眺めながら風呂に入ったりシャワーを浴びられる。
丘陵を散歩してきて、シャワーを浴びてからうちに入れる。
覗かれることも恐れず、壁全面がガラス張りになっているので異常な開放感がある。
バスルームが丘陵に面している。
多分カビは生え辛い。
元ネタページ:glassia











