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【分けつつつなげる】巨大造作棚の向こうのベッドルーム



こちらの1LDKのアパートメント、作りがちょっと良いなということで、ご紹介させていただきたいと思います。

明るく開放的なリビング・ダイニング・キッチン。

ゆったりとしたリビングダイニングキッチン

めちゃめちゃ広いというわけじゃありませんが、それなりのサイズのダイニングテーブルと、それなりのサイズのソファを置いても、まだ十分にスペースが余っている感じですので、それなりにゆったり目の作りといえるかなと。

 

リビングには壁面一杯の造作棚。

壁面一杯の造作棚のあるリビング

ソファの向こうにさり気なく埋め込まれたニッチ風の出窓がなかなか良い感じ。

 

そして、造作棚の真ん中にポッカリと口を開けた門構えのような穴をくぐると、その先はベッドルーム。

リビングとベッドルームを仕切る壁面一杯の造作棚

造作棚の向こうのベッドルーム

 

ベッドルームの隣にはバスルーム。

ベッドルームの隣のバスルーム

 

居室はこれだけ。

こうやって見ると、巨大なワンルームに限りなく近い1LDKという感じなんですが、リビング・ダイニング・キッチンとベッドルームを1つの空間にしてしまうのではなく、とは言え、明確に区切るのでもなく、分けつつつなげてあるこの微妙な感じがなかなか宜しいのでは無いかと。

さすがに家を建てる際に間取りが1LDKになるということは(恐らく)無いとは思いますけれど、家の中心となるメインの空間をこんな感じにしつつ、その周囲に2つ目の居室や書斎、クローゼットなどを配置していくことを考えてみると、空間のつながりや動線的に、色々と面白さのあるプランが生まれてくれそうな気がします。

( via tatiana nicol )

【和風とモダン】オープンなカウンタースペースのある板葺きのダイニング・キッチン



こういうキッチン、ちょっと良くないですか?

オープンなカウンタースペースのある板葺きのダイニング・キッチン

L字のキッチンカウンターのこちら側には、どこかの飲食店のようなカウンター席が4つ。その上には天井から吊り棚。キッチンとダイニングスペースの間を上下から隔てつつも、あくまでオープンな状態は保って2つのスペースが緩くつながったこの感じ、なかなか宜しいのでは無いかと。

朝、順番に起きてきた家族が、このカウンター席に並んでそれぞれの時間に合わせて朝食を取ったり、深夜にお仕事を終えて帰宅したご主人/奥様が、何かをつまみつつ軽く一杯やりながらその日のちょっとしたことを話しあったりと、忙しくて何かとすれ違いになり勝ちな平日に、家族の間のちょっとしたコミュニケーションを促すスペースになってくれそうです。

 

ちなみにこちら、元のサイトでは”A Japanese Inspired”,”Wabi Sabi”的な表現が使われていたんですが、最初に見たときには、正直言ってどこらへんが日本風なのか全く分かりませんで…。

どうも、この板葺きで統一された建具や家具が”Wabi Sabi”ということのようで、言われてみれば、昔の日本の家屋の内部は確かにこんな感じでしたよね。

昨年末にお餅つきで訪れた、築百ウン十年の某・純日本家屋はまさにこんな感じ。

築100年以上の順日本家屋_[0]

いつのまにやらこういうのもあまり見かけなくなった気もしますけれど、こういう雰囲気、ごくごく普通のモダンなインテリアの中に上手にミックスしていけたりすると、最高に素敵だったりするかなと。

( Photo #1 via HouseBeautiful  , #2 ©juutakudesign.com )