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【手の届く距離】コンパクトなダイニング・キッチン



こういう雰囲気、結構好きなんですよね。

4人家族とかで暮らしていたら、流石にこんなコンパクトなテーブル1つじゃどうしようも無いとは思いますけれど、同棲とか夫婦2人とかだったらこのくらいのテーブルでも大丈夫な気も。
窓があるお陰で、コンパクトながらも開放感のある居心地の良さそうな空間に仕上がってますね。
「ゆったりとした◯◯」「広々とした△△」みたいな空間に一定の良さがあるのは当然のこととして、家というのは人という生物が日々の暮らしを営む場所なわけで、「日常生活にマッチしていること」「必要にして充分であること」の良さというのも当然あるのかなと。
何よりも、このキッチンとダイニングテーブルの距離感が良いじゃ無いですか。
料理を並べたり片づけたりするのもめちゃめちゃ手軽そうですし、家族暮らしの方でも、メインのダイニング以外にキッチンのすぐ脇にこんな感じのコンパクトなダイニングスペースを作っておくというのも意外と良いかなと。
すぐそこにパートナーが居て、例えば奥様が料理中でもちょっと何かつまみながら2人でお話したり、休日なんかは2人で料理しながらお酒を飲んだり、なんてのも楽しそうです。
僕自身、お恥ずかしながらキッチンに立つこともほとんどなければ、妻と2人でどうこうというのもあまりしない方なんですが、こういうの、自分自身で考えているよりもずっと大切なものなのかなと。
人生、長いようで短いものらしいですから、その短い時間の中で一番長く一緒にいる(であろう)人と、なるべく楽しく一緒にいられる方法を考えてみるのって大事なことだと思うんですよね。
( via homedit )

【ミニマルで解放的】1LDK+ロフトのサマーハウス



コチラ、北海とバルト海の間の多くの海峡に囲まれた地域、デンマーク フュン島北部のオーデンセの海沿いに建つサマーハウスなんですが、個人的にはかなりツボな感じです。

何と建築面積42平方mということで、坪換算にしてわずか12.7坪。
日本の狭小住宅もびっくりなサイズなんですが、コンパクトながらも必要最小限の設備を一通り備えている、中々完成度の高いおウチなのでは無いかなと。
確かに小さなオタクなんですが、何というか、作りにあまり無理が無いんです。
そもそもが休暇を過ごすためのシンプルなサマーハウスとして設計されているというのもあるんですが、夫婦+3人の子供と犬が快適に過ごすために必要にして充分な空間が整えられています。
皆で過ごす共用空間として、家屋の半分程度のスペースを充当したリビング・ダイニング。
ダイニングの一画にはさり気なく暖炉があったりもします。
炎のある生活。良いですよね。
そして、リビング・ダイニングエリアの上にはロフトが。
ココが子供たちのためのスペースですね。
夫婦が使用する寝室は、独立した部屋として一室を確保。
13坪弱の狭小住宅ビーチハウスの寝室.jpg

6畳程度といったところでしょうか。確かに広々とした空間とは言いがたいですが、コンパクトながらも居心地の良さそうな雰囲気に仕上がっています。
後はキッチンとトイレ・バスルームがあるだけで、一軒家にして1LDK+ロフトというスーパーミニマルな作りなわけですが、このお宅に足りないものって何かありますでしょうか?
子供たちが大きくなってきたら少し考えなければいけないこともあるかも知れませんけれど、仮にコレがビーチハウスで無かったとしても、コレはコレでアリなのでは無いかと。
しかも、表に出るとこんなですから。
家の周りはウッドデッキを張り巡らせたテラスになってまして、ダイニングを出たすぐ脇にはこんな感じのデイベッド風のベンチが。
天気が良い日に、子供たちの騒ぐ声を遠くに聞きながら、ココでうたた寝とかしてみたいですね。
更にその隣には、こんな感じの屋外ダイニングも設けられちゃってます。
このロケーション、素晴らしすぎません?
毎日3食全部ここで食べたいくらいですよね。
細かい情報が無かったのでよく分からないんですが、このテラスのエリアに全体で10坪弱くらいは使ってるのかも知れません。
そういう意味では敷地面積的には恐らく20坪くらいのスペースになるわけですが、土地の使い方の配分を思い切ってこんな感じにしてみるというのも潔くて良いかなと。
このお宅は海沿いの別荘ですけれど、街中に20坪の土地を買って、思い切ってこんなスペース配分のお宅を建ててみるというのも面白いかも知れません。
2階建てにしてお部屋をあと2つ3つ追加すれば、3LDK+ロフトの普通の(?)狭小住宅的な作りにもできますので、かなり現実味も出てきますし。
このお宅的な「面白さ」を目指すのであれば、景色が良いとか周辺環境に恵まれているとか、何らかロケーション的な「特別さ」は必須になってくるとは思いますけれどね。