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【パントリーとしても使えちゃう】キッチンの床に埋め込まれた螺旋階段状の巨大ワインセラー



こういうの、ちょっと面白くて良いですよね。

一見なんの変哲もないキッチン。

床下に螺旋階段状のワインセラーが埋め込まれたキッチン

 

実は、冷蔵庫の前の床の下には、こんな感じのワインセラーが埋め込まれてたりして。

床下に螺旋階段状のワインセラーが埋め込まれたキッチン 扉を開いたところ

こちらのワインセラー、イギリスのSpiral Cellarsという会社のものなんですが、床の下は螺旋階段状の収納スペースになってまして、その深さは見た目から想像されるよりもはるかに深く、2m以上もあるんだそうで。

 

こんなのもあります。

ダイニングの床にポッカリと口を開けた、ガラスドアの床下ワインセラー。

ダイニングの床に埋め込まれた、ガラス扉の螺旋階段状のワインセラー兼食料貯蔵庫1

 

内部には数百本〜千本以上のワインを保存しておけるようになってるんだそうです。

ダイニングの床に埋め込まれた、ガラス扉の螺旋階段状のワインセラー兼食料貯蔵庫を上から1

まあ、多くの日本のご家庭の皆様におかれましては、ご自宅に千本のワインを保存しておけるスペースは必要ないかとは思いますけれど、各種食料品の保存スペース、パントリー的な使い方を兼ねても使えますから、実際にあったらかなり重宝しそうかなと。

お酒のお供、おつまみの類や利用頻度低めのスパイス・調味料類なんかはもとより、野菜類なんかも入れておけそうです。

ダイニングの床に埋め込まれた、ガラス扉の螺旋階段状のワインセラー兼食料貯蔵庫の中

大人の身長よりも深いわけですから、中に入ると当然こんな感じ。

ダイニングの床に埋め込まれた、ガラス扉の螺旋階段状のワインセラー兼食料貯蔵庫の中から上を望む

 

こういう地下のワインセラー、ヨーロッパではそこまで珍しくはないみたいなんですが、作るのに最低でも3百万円とか、ものによっては1千万円くらいするのも全然珍しくないんだそうで…。

床下にこんな感じの貯蔵スペースがあるの、確かにかなり魅力的だとは思いますけれど、保存場所に1千万円かけるんだったら、正直言って別の選択肢もあるような気がしないでもないような…。週に1回美味しいワインを飲みに出かけるとか、3ヶ月に1回ちょっと良いワインを20本まとめて買ってくるとか…。まあ、根本的な部分で、考え方とかライフスタイルが違うんでしょうな。

でも、自宅にこんな秘密基地的なスペース、あったらいいですね〜。せめて百万円くらいならリフォーム時の検討候補に入れてもいい気がするんですけど。無印あたりでユニット化して売りだしてくれないですかね?

( via Spiral Cellars )

【リフォームも手軽に】モジュール化された壁面収納とその上の寛ぎのデイベッドスペース



こちら、アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスに建つアパートメントの1室なんですが、色々と面白いなと思った部分があったのでご紹介させていただきたいと思います。

メインのスペースは細長いリビング・ダイニング。右側の壁は全面が造作の収納になってます。

細長いワンルーム的なリビング・ダイニング

 

一番奥側のエリアまで行きますと、収納の上部が幅2m×高さ2m程度のサイズでポッカリと削り取られてまして、

リビングとその脇の壁面収納の奥に埋め込まれたデイベッド的スペース

 

そこに、こんな感じの寛ぎのデイベッドスペースが作り込まれてたりして。

壁面収納の奥に埋め込まれたデイベッド的スペース

このスペース、ちょっと良くないですか? あくまでリビングの一部で、何かで遮られているわけでもないですけれど、周囲のスペースからどこかで隔絶されているような、「つながってるのに仕切られてる」スキップフロア的なスペースのつなげ方にも通ずるような面白さがありますよね。

さすがにここがメインのベッドルームというのはちょっとアレかも知れませんが(単身者の一人暮らしとか、小学生以下の小さなのお子さんの子供部屋的な使い方としてはOKかも知れませんけど)、リビングルームの一画の、「より寛いで過ごせるデイベッド的スペース」としてなら十分ありかなと。

 

ちなみに、このデイベッドエリアの右側の壁面造作収納も、実はこんな感じになってたりして。

壁面収納と一体化したモジュラーのキッチンとバスルーム

左側がバスルーム、右側はキッチンです。一見すると単なるクローゼットの扉のようにしか見えないのに、そこを開けると内部がこんな感じになってるの、ちょっと面白いですよね。

 

こちらのお宅のこの壁面の収納、全て同一基準のモジュラーユニットになってまして、それを組み上げて作られてるんだそうで。

といいましても、「モジュラー化」は、あくまでこのアパート一棟の中だけの話なんですが、こういうモジュール、規格化して売ってくれたらちょっと良いですよね。

「このスペースにウォークインクローゼットを作りたいな」「やっぱ書斎が欲しかったな」「子供が大きくなってきたので子供部屋を追加したいな」とか、家族で家に暮らしていると、それぞれのライフステージに合わせて家に色々と手を入れていく必要があるわけで、そういった場合に、普通はしっかりと計画を立ててスケジュールを組んでリフォームを入れることになるわけですが、こんなモジュールがあったら、スペースだけ確保して買ってきて設置すればもうそれだけでリフォーム完了なわけですから。建物に手を入れないから賃貸でも手軽にリフォームできちゃいますし、場合によっては引っ越しの際に持って行ったりもできちゃいますかね。

統一規格で市場に流通してて、中古で売り買いとかもできたりしたら、必要になったら買って、不要になったら売って、という感じで、家も家具も使い捨てでなく最後までしっかりと使い倒すことができちゃうわけですし、これ、サイコーじゃないですか?

後半は何だか僕の妄想が炸裂したような感じになってしまいましたが、どちらかの住宅メーカさんや家具メーカさんで、こういうの本当に作ってくれないですかね? 僕、デイベッドユニットと子供部屋ユニットが出たら必ず買いますんで。あ、でもこういうのが普及しちゃうと家も家具も新品が売れなくなっちゃうから、やっぱダメですかね…。

( via arch daily )