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【家族の空間】キッチン脇のコンパクトなダイニング



基本的には、「大きい」「広い」「ゆったり」みたいなモノの方が好きだと思ってるんですけれど、こういうのを見ると、ホントのトコロはどういうのが好きなのか、ちょっと分からなくなったりします…。

こういうコンパクトなダイニングも良いですよね〜。
広々として開放感あふれるダイニングスペースというのも当然良いとは思うんですけれど、レイアウトの話とか、もっとストレートに現実的な話をするならば、コストとの兼ね合いという話もあります。
その点、こんな感じのダイニングならば、必要とするスペースも最小限で、雰囲気もいい感じで言うこと無しなワケで…。
でも実はそういった話よりも何よりも、こういうダイニングには、「広いダイニングには無い何か」があるような気がするんですよね。
いうならば、必要にして十分な広さのスペースの中で、そこで暮らす家族が最大限に密なコミュニケーションを保って過ごせる幸せとでも言いましょうか。
コレは、僕自身が、子供たちもまだ小さく可愛らしく、幸いにして夫婦仲もほどほどに良く、理解のある伴侶に色々なコトを大目に見てもらっていたりという恵まれた環境にいるからこそそう思えるのかも知れませんが、家族という単位で暮らしている以上、こういったコトって実は最も大切なことなのでは無いかなと。
逆にいえば、例えどんなに裕福になって、どんなに立派なダイニングがある家を建てようとも、そこに家族のすれ違いが生まれてしまうような空間では意味が無いと思うんです。
ダイニングやリビングという「共用スペース」には、家族が常に密に寄り添って過ごせて、時には強制的に距離を縮めさせ、良い関係を助長し、長きに渡って家族という単位がより良い形に保たれることに寄与するような、そういった機能が必要だと思うんですよね。
いつでも家族皆でお茶をしながら何気ない会話を楽しめるようなできるだけ小さなダイニングというのも、1つの理想形なのでは無いかなとか。

【素晴らし過ぎ】狭小空間を活かす作り付け収納各種



こちら、モスクワのマンションの一室でして、広さは僅か32平方m、日本で言えばちょっと余裕あり目の一人暮らし向け物件といったトコロなんですが…‥作り付けの収納が素晴らし過ぎるのでは無いかということで、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。

コチラがダイニングとベッドエリアを隔てている収納。
IKEAのStolmenシリーズにも似た、スチールパイプの棚柱を立てて作るタイプのシェルフシステムです。
背板の無いスケルトンなタイプなので、一面に作り付けても圧迫感が無くて良い感じ。
ダイニングテーブルは、使わないときは棚の一部として収容できるようになってます。
収納棚兼パーティション兼ダイニングテーブルなわけです。
コレはなかなか良いアイディアなのでは無いかと。
コチラはベッドエリア側からのダイニング・キッチンの風景。
キッチンに作り付けられた4段重ねの作り付け棚も相当良い感じです。
僕も独身時代、一人暮らしをしているときにちょうどこのくらいの広さの物件に住んでいたコトがあるんですが、30平方mちょいというと、1LDKか2K、6畳ちょいの部屋が2部屋+バス・トイレと収納くらいでホントに大して広く無いんですよね。
レイアウトで確認してみても、コチラのお宅、まさに1LDKというトコロなわけです。
その割にはあまりに良い感じ過ぎますよね〜。
ホントに32平方mしか無いの?と思わさせられてしまうくらいです。
コレもヒトエに、このスンバラシイ作り付け収納のお陰なのでは無いかと。
玄関脇にはこんな感じのウォークインクローゼット的な収納エリアまで。
このお宅、収納も作りも、普通の一軒家に応用可能な箇所満載なのでは無いかと…。
( via Behance )