こちら、フランス・パリの街に建つマンションのリノベーション物件なんですが、作りがちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
専有面積32平方m。玄関・バス・トイレまで含めての面積ですので、居室に充てられるスペースはせいぜい25平方m≒15畳程度という感じ。
一人暮らしならそれなりの広さという感じでしょうけれど、夫婦2人で住むにはちょっと厳しいですかね。
こちらがリノベーションした後の実際のフロアの写真です。
結構広々としたダイニング・キッチン。
キッチンもそれなりの広さが確保されてますし、悪く無いですよね。
しかし……。
どこにもベッドが無いです…。夜になったら布団を出して敷くんでしょうか……? フランス人にそんな習慣は無いと思いますけど……。
と、思ったら、ワンルームマンションなはずなのに、何故か階段っぽいものが……。
単なる階段っぽい形をした収納のようにも見えますけど、上った先の天井から光が漏れているように……。
やっぱり階段です。
実はこちらのマンション、リノベーション前は普通のワンルームだったんですが、リノベーションする際に屋根裏スペースを使ってロフトを作って、メゾネット的な作りのお部屋にしてしまったんだそうで。
そもそもロフトってこういうものなわけで、別にアイディア的には新しくも何とも無いんですけれど、15畳ワンルームが15畳+15畳の2フロア1LDKに生まれ変わってしまうという意味では、かなり大きな変化ですよね。
階段は当然、「収納っぽい階段」というわけでもなく、正真正銘の壁面収納。
階段下を全てきっちり収納にしてあります。スペースにそれほど余裕があるわけではないですから、こうやって全てのスペースを余すところなく使い切るようなアイディアは大事ですよね。
階段を上がった先が、ロフトのベッドルーム。
天井には天窓が1つ。少し薄暗い感じのこの雰囲気と勾配天井の下の包まれ感の組み合わせ、ものすごく落ち着いて眠れそうな気がしません?
ベッドルームの奥には6畳程度のスペースが。
服や色々なものを収納しておくためのウォークインクローゼット的なスペースとして使っても良さそうですし、ちょっとした書斎的なスペースを作ったりしてみるのも、こじんまりとした雰囲気で落ち着いて作業ができて良いかも知れません。
夫婦2人暮らしだったら、こんなところで、あまり沢山ものを持ちすぎないシンプルな生活を送るというのも良いかも知れませんね〜。子供たちが独立した老後とかに住んでみたいかも。
( via arch daily )
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ロフトハウスの勾配天井の下の開放的なバスルーム
このバスルーム、素敵じゃないですか?
斜めになった勾配天井の下に大きな天窓が2つ。明るくって開放的で、昼夜を問わず、お風呂でのひとときのリラックスタイムを最高の気分で過ごせそうですよね。
こちらのお宅、1930年代に建てられたチェコ プラハ市街に建つロフトハウスなんですが、家全体が面白い作りをしていて結構良い感じだったので、そちらもご紹介させていただきたいと思います。
柱と梁がむき出しなったフロアは、全体が吹き抜け状になった、勾配天井の下の広々としたスペース。
下のフロアは、リビング・ダイニング・キッチン。
縦3つ×横2列、合計6個並んだの大振りな天窓が、開放感抜群で良い感じです。
リビング脇の扉の向こうがバスルーム&ベッドルーム。プライベートなスペースはきちんと個室として確保されているこのあたり、ポイント高いです。
左側の扉が、最初の写真のバスルームとトイレ。
まっすぐ進んだその先にはベッドルーム。
天窓の開放感と勾配天井の包まれ感の組み合わせ、良いですね〜。
ダイニング・キッチン側の階段から上って、渡り廊下状の通路でベッドルームの上のエリアに回りこむと、
コレまた勾配天井&天窓の組み合わせのワークスペース。
こちらのお宅、何と全てのエリアがことごとく、この勾配天井&天窓の組み合わせの下のスペースになっているという……。
毎日毎日、朝な夕なに天窓越しの空を見て過ごすこの暮らし、決して悪くないと思うんですよね〜。
もしかすると、壁が斜めすぎて、家具を置くスペースが足りなくて困ったりすることはあるかも知れませんけどね……。
( via HomeDSGN )