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【分割という選択肢】必要充分な1.5フロアの狭小空間



狭小住宅ネタ続きで恐縮ですが、コチラもちょっと面白いかなということで。

スペインの都市部に建つこのお宅、元々は2家族で住むための家として設計された建物だったんですが、現在では内部で8戸に分けられてるんだそうで…。
コレからご紹介するこの中の1区画、広さ僅か40平方mなんだそうです。
40平方mって、ちょっと広めの2Kくらいのマンションでもそのくらいの専有面積ありますけど…。
坪数にして12坪…?
内部はかなりこぢんまりとした狭い空間なんだろうな…と、思ったんですが、意外とそうでも無い。
間取り的にはこんな感じです。
1フロア+天井が高くなっている部分に0.5フロアのメゾネット形式で、合計1.5フロアという感じでしょうか。
確かにキッチンはこんな感じにかなりコンパクトですし、
隣接するリビング・ダイニングも、お世辞にも広々とは言えません。
でも、大きな天窓が中央にドーンと配置されているおかげか、明るく開放感のある空間に仕上ってますよね。
ダイニング側の上部には、小さめですが作り付けの本棚が。
このくらいコンパクトな空間だと本棚を置く場所1つとっても悩ましくなっちゃいますが、ココだったら大丈夫。ちょっと使い勝手は悪いかも知れませんけれど…。
2階に上がると、ちょっとしたワークスペースが。
このカウンターテーブルの向こう側は、リビング・ダイニングの上部とつながってます。
ベッドルームは比較的ゆったり。
ココにも天窓が。
家族4人暮らしとかだと流石にちょっと厳しそうな気はしますけど、単身者や子供のいない若い夫婦、それに小さなお子さんを加えた3人家族くらいまでが暮らすような物件としては、必要にして充分くらいのちょうど良いサイズかなと。
1つの建物を内部で分けるこういうやり方、年老いた両親と暮らすための2世帯住宅とか、子供が独立した後に家の一部を切り出して賃貸物件にしたりとか、そういうパターンの応用編として引出しのどこかに入れておくと、普通の一戸建て住宅に時間とともに変化するライフスタイルへの対応力が持たせられて面白いかも知れませんね。
( via Home DSGN )

【光と影のコントラスト】天窓付き雰囲気最高ダイニング



この空間は…。

贅沢ですな…。
何と言いましょうか、部屋全体がパステル画の作品みたいです。
天井に天窓がある代わりに壁には窓が無く、照明と天窓からの自然光の組み合わせで作り上げられる「光と影」が、かなり面白い感じになってますよね。
天窓って、「天井が斜めだったから必然的に/仕方なく」という感じで導入されることが多いような気がするんですけれど、こんな感じに、普通のフラットな天井に対して積極的に導入していくのって、結構面白い選択肢なのでは無いかなと。
実はコチラ、デンマークのVELUXという窓/窓枠専門メーカーの天窓なんですが、この会社、天窓にかなり力を入れてます。
リビング・ダイニング・キッチン・浴室・廊下と家のありとあらゆるトコロに天窓を埋め込むプランを提示し、室内に自然光をさんさんと降り注がせることにある種の喜びを感じているのでは無いかと思わせられるくらいに「天窓☆愛」な感じの取り組みをされてまして、サイトをチェックしていると、思わず自宅の天井の至る所に天窓を埋め込みたくなってきます。
「百聞は一見にしかず」というコトで、こういう天窓にご興味おアリの方はVELUXのサイトで色々チェックしてみて下さい(ただし、僕がチェックしたときは、何でだか読み込みに相当時間が掛かって結構ストレスフルでした…。一時的なものかも知れませんが)。
リビングやダイニングの真上に満月の日に月明かりがまっすぐ差し込んでくるような天窓を作り込んだりできたら、季節を問わず、一生を通して楽しめるサイコーな空間になっちゃうかも。