このバスルーム、ちょっと良くないですか?
上手に使うのが難しい勾配天井の下にバスタブ。基本体を横たえる場所ですから、高さが無くても全然問題ありませんし、このほうが包まれ感があってリラックスして入浴できちゃうかも。
シャワーブースは、これとは別にしっかりと用意されていますのでご心配なく。
こちらのお宅、ともかく勾配天井の下のスペースの使い方にはこだわりがあるようで、それがまたどれもなかなか良い感じなんです。
階段を上がった上の廊下も勾配天井の下。
で、天井を削り取るように埋め込まれた窓際にデスクを置いて、通路脇のワークスペースに。
こんな場所じゃちょっと落ち着かないような気もしますけど、人がいつ通るか分からないという程良い緊張感が雑念や様々な誘惑を遮断して、思いのほか集中して作業ができちゃいそうな気も。
ベッドルームはこんな感じ。
こちらも独特の包まれ感があって、落ち着いてぐっすり眠れそうな感じです。でも、寝ぼける人は奥側じゃなくて通路側で寝たほうが良いかも知れませんね〜。
勾配天井の下のスペースをこうやって上手使うことができれば、単にスペースが有効活用できるだけじゃなく、普通の天井の下では実現できない独特の面白さのある空間を作り込むことができちゃうんですよね。
日本の、特に都市部の狭小住宅なんかの場合だと、斜線制限や建物の作りの関係でこういった斜めの天井部分ができてしまうというのは珍しいことじゃないと思うんですけれど、だったらいっそのこと、最初からこういう狙いで行ってみるというのもアリかも知れません。
( via VIRLOVA STYLE )
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【分けつつつなげる】巨大造作棚の向こうのベッドルーム
こちらの1LDKのアパートメント、作りがちょっと良いなということで、ご紹介させていただきたいと思います。
明るく開放的なリビング・ダイニング・キッチン。
めちゃめちゃ広いというわけじゃありませんが、それなりのサイズのダイニングテーブルと、それなりのサイズのソファを置いても、まだ十分にスペースが余っている感じですので、それなりにゆったり目の作りといえるかなと。
リビングには壁面一杯の造作棚。
ソファの向こうにさり気なく埋め込まれたニッチ風の出窓がなかなか良い感じ。
そして、造作棚の真ん中にポッカリと口を開けた門構えのような穴をくぐると、その先はベッドルーム。
ベッドルームの隣にはバスルーム。
居室はこれだけ。
こうやって見ると、巨大なワンルームに限りなく近い1LDKという感じなんですが、リビング・ダイニング・キッチンとベッドルームを1つの空間にしてしまうのではなく、とは言え、明確に区切るのでもなく、分けつつつなげてあるこの微妙な感じがなかなか宜しいのでは無いかと。
さすがに家を建てる際に間取りが1LDKになるということは(恐らく)無いとは思いますけれど、家の中心となるメインの空間をこんな感じにしつつ、その周囲に2つ目の居室や書斎、クローゼットなどを配置していくことを考えてみると、空間のつながりや動線的に、色々と面白さのあるプランが生まれてくれそうな気がします。
( via tatiana nicol )