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【フロアを照らす言葉たち】タイポグラフィの照明アート



こういうの、ちょっと面白くて良いですよね。

天井からぶら下がるアルファベットの照明1

こちら、シアトルにあるレストラン、THE WHALE WINSの店内の風景なんですが、天井からぶら下がっている照明がアルファベットの形をしてるんです。

で、なんて書いてあるのかと思ったら、

”HELLO”

だそうで。

天井からぶら下がるアルファベットの照明2

 

コレ、良いですね〜。

機会があれば、自宅のダイニングあたりでも真似してみたいです。

文字や色を沢山用意しておいて、気分や季節で言葉を変えてみたりしたら、楽しそうじゃないですか?

家族のイニシャルを並べてみたりしても面白いかも知れませんね。

あ、でも、「いけださん」とか「おのださん」とか「たけおさん」とかだと、もしかしてアルファベットだって判ってもらえなかったりして…。

…全国のいけださん、おのださん、たけおさん、失礼いたしました。

僕も、ファーストネームのイニシャルは ”T” ですので、何卒ご容赦頂きたく…。

 

こういう照明、日本でも売ってるのな?と思って探してみたんですが、天井から吊るすようなタイプは、ちょっと見当たらなかったですね。

代わりと言ってはアレですが、こんなの見つけました。

古い看板の文字を利用した照明-青のE

こちら、フィンランド ヘルシンキに拠点を活動するCharacterというグループの作品でして、古い看板の文字をリサイクルしたり、古くなったネオンの中身をLEDに取り替えたりして、こういう照明を作ってるんだそうです。

全てが一点ものの作品なわけですが、れっきとした製品でもありまして、ちゃんと買うことも出来ます。

古い看板の文字を利用した照明-横を向いた戻りのt

 

しかも、ウェブサイト上には、WISH LISTという項目までありまして、「こいうのが欲しいよ〜」というのがあれば、色やサイズ、フォントなんかを指定して、リクエストを出しておくことが出来るんです。

charactorのウィッシュリスト

でも、これで細々と全部指定して照明を作ってもらう、というのも、もしかするとちょっと考えものかもしれないですね…。

照明って本当に沢山の種類がありますし、その中から特定のものを選択するのって、何というか、「偶然の出会い」みたいなものもあるような気がして、それも1つの楽しみだったりすると思うんですよ。

「全部を自分で指定して作ってもらう」というのは、それはそれで自分の好みや、家のインテリアなんかとも細かく合わせられるというメリットがあるのは確かなんですけれど、やっぱりちょっと味気ないような気もするような…(こういったリサイクル/リビルト品系のものは特に)。

合わせ技的に、サイト上に出ているものの中から気に入ったのを幾つか選びつつ、それに合わせて1つ2つ、自分の好みでオーダーしたりする、というやり方をしたりするのが良いかも知れませんね。

 

気になるお値段ですが、1つあたり200ユーロ弱〜300ユーロくらい。1ユーロ140円として、3万円〜4万円…。3〜4個買って10万円コースですか…。対ユーロでもかなり円安が進んでますから、結構良い値段になっちゃってますね…。

でも、本当に気に入ったのに出会えれば、そのくらい出しても良い…ですよね?

 

海外発送も対応してくれるようなので、ご興味のある方は、リンク先のサイト、是非覗いてみてください。

※その後、ETSYでこんなのも見つけました。

( Photo #1-2 via KAPER DESIGN , #3-4 via Character )

【外と中の繋がる空間】多目的スペースの隣のベランダ



こちらのお宅のベランダ、すごい良い感じなんですけど。

半分屋根のあるほぼ屋内のテラス2

最上階である3階の、多目的スペースの一端の壁面が、全面、ガラスのスライドドアになってまして、そこからベランダに出られるようになってます。

ココまでは、まあ、普通と言えば普通なんですが…。

このベランダ、何と、屋根と窓があるんです。

半分屋根のあるほぼ屋内のテラス1

ベランダの半分は屋根が無いわけで、ココは一応屋外なわけですが、もう半分は屋根があるわけで、するとココは屋内なんだろうか…。

いや、そもそもベランダに屋根や窓があるのは別に普通のことなわけで、珍しいのは、「しっかりとした屋根が」「半分だけある」という、この作りなんでしょうけれどね。

 

でもコレ、良いと思うんですよね〜。

屋内側とはガラスのドアで仕切られてるわけで、やはりココは屋外なんでしょうけれど…。というような、「屋外のようで、屋内のようで、やっぱ屋外」という感じが、とても面白いと思うんです。

ベランダに出れば間違いなく開放感的なものは味わえると思いますし、屋根があるお陰で、雨の日や、夏の日差しの激しい日でも気にせずに出られたり、場合によっては大きな庇の下で過ごす包まれ感のようなものも味わえたりと、半分だけ屋根を作ってあるお陰で、ベランダが、ものすごく懐の深い、バリエーションに富んだ使い方の出来る空間になってくれているのでは無いかと。

 

窓があるのも何気に良いですよね。窓が1つあるだけで、随分と雰囲気が違ってくると思います。

周りを高い壁で囲んであるお陰で、周囲からの視線的なものはあまり気にせず過ごせるというメリットはあるんですけれど、ココまでガッチリ囲まれてると、ちょっと息苦しい感じがしちゃいそうな気もしますもんね。

 

立体図はこんな感じ。

半分屋根のあるほぼ屋内のテラスの立体図

ベランダというよりは、「3階の一部の屋根を取っ払った」という表現が正しそうですね…。

この作りだと、かなり慎重に漏水/防水関係の考慮をしないといけ無さそうですけれど、でも、その労力を費やしてみるだけの面白さは十分にありそうな気がします。

 

ちなみにこちらのお宅、実は日本のお宅なんだそうで。

神戸に事務所を構えるタトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所が手がけた、伊丹市の物件なんです。

 

リンク先サイトに詳しい説明もありますので(英文ですが)、ご興味のある方は、是非覗いてみてください。

( via dezeen )