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【立体的な空間配置】LDKの上の渡り廊下と中二階



コチラのお宅のリビング・ダイニング・キッチン+ベッドルームの作り、面白くてなかなか参考になる部分もあったりするかなと思ったのでちょっとご紹介を。

コチラのお宅、リビング・ダイニング・キッチンの隣に中二階的なスペースがあるんです。
 
中二階はベッドルーム。
フロア構成はちょっと変わってますけれど、ココまではまあ普通かなと。
 
んで、問題はこのフロアにどう上がっていくのかというトコロなんです。
何のひねりも無く考えていくと、中二階フロアに近いあたりにスペースを見つけて、階段なり、何かしらの「登る手段」を設置することになるわけですが…。
 
このお宅の場合はこんな感じの螺旋階段です。
 
この螺旋階段がどこにあるかと言いますと、リビング・ダイニング・キッチンの中の、先ほどの中二階があるエリアの真逆、キッチンがあるエリアなんです。
 
キッチンの真上は踊り場になってまして、そこにソファを置いて、ちょっとしたセカンドリビング的なスペースを作っちゃったりして。
先ほどの中二階の寝室へは、キッチン側から上がって、フロア全体を跨ぐ渡り廊下的なフロアを通って行きます。
 
この作り、なかなか面白いですよね。
敢えて最短距離になるような場所に階段を作らずに、遠い場所から渡り廊下経由にすることで、リビング・ダイニング側に比べて多少なりともスペース的な余裕のあるキッチンエリア側の空間を上手く利用してます。
 
しかも、キッチンの上にプラス1空間作りこむことにも成功しちゃったりして。
コレ、もしもリビング・ダイニング側に階段を作っていたら、居室空間であるリビング・ダイニングの上にフロアを作るのはちょっと憚られると思いますので、このスペースは作れていなかったと思うんですよね。
階段をキッチン側に作ったことで、メインスペースの上は渡り廊下のみで圧迫感を最低限に抑えつつ、キッチン側エリアの上部空間を有効活用できているわけです。
もしかすると、動線的にコレはどうなんだという話はあるかも知れませんけれど、リビング・ダイニング・キッチンは毎日必ず利用する空間なわけで、ソコから寝室に移動するのに10m余計に歩くことになっても、それまでの負担でも無いかなと思いますしね。
この作り、然程珍しくも無いといわれてしまえばその通りかもしれませんけれど、空間を立体的に捉えつつ、各エリアの位置関係と役割を考慮して検討することで、こんな風にレイアウトを収めることができるんだなと。
( via homedit )

【光と影のコントラスト】天窓付き雰囲気最高ダイニング



この空間は…。

贅沢ですな…。
何と言いましょうか、部屋全体がパステル画の作品みたいです。
天井に天窓がある代わりに壁には窓が無く、照明と天窓からの自然光の組み合わせで作り上げられる「光と影」が、かなり面白い感じになってますよね。
天窓って、「天井が斜めだったから必然的に/仕方なく」という感じで導入されることが多いような気がするんですけれど、こんな感じに、普通のフラットな天井に対して積極的に導入していくのって、結構面白い選択肢なのでは無いかなと。
実はコチラ、デンマークのVELUXという窓/窓枠専門メーカーの天窓なんですが、この会社、天窓にかなり力を入れてます。
リビング・ダイニング・キッチン・浴室・廊下と家のありとあらゆるトコロに天窓を埋め込むプランを提示し、室内に自然光をさんさんと降り注がせることにある種の喜びを感じているのでは無いかと思わせられるくらいに「天窓☆愛」な感じの取り組みをされてまして、サイトをチェックしていると、思わず自宅の天井の至る所に天窓を埋め込みたくなってきます。
「百聞は一見にしかず」というコトで、こういう天窓にご興味おアリの方はVELUXのサイトで色々チェックしてみて下さい(ただし、僕がチェックしたときは、何でだか読み込みに相当時間が掛かって結構ストレスフルでした…。一時的なものかも知れませんが)。
リビングやダイニングの真上に満月の日に月明かりがまっすぐ差し込んでくるような天窓を作り込んだりできたら、季節を問わず、一生を通して楽しめるサイコーな空間になっちゃうかも。