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【遊び心オンリー】作り付けの丸い棚



作り付けの棚って結構存在感がありますし、後から移動したりもできないので、どこにどんな棚を作りつけるかというのは、室内の雰囲気やインテリアの面からみると、とても大事なポイントになると思います。

壁一面を巨大な作り付け棚にしてみたり、高い場所に、壁面全体にまたがるような横長の棚を作りつけてみたりと、アイディアは色々出てくると思うんですが、こんな風に遊び心満載の棚をデザインして作り付けてしまうというのも面白いのでは無いかと。
このくらいデザイン的に遊んであると、圧迫感とかそういったものとは無縁のレベルに突き抜けられます。
単に丸いだけじゃないんです。
魚眼レンズ的といいましょうか、半球のドーム状になってまして、中心に近い部分は奥行きが深く、円の周辺に行くほど奥行きが浅い棚になってます。
一番ヘリのあたりなんて、奥行きが浅すぎてまともな使い道が無いですよね…。
「モノを収納したり飾ったり」という、「棚の機能」として考えた場合には、専有している面積、容積に対して相当非効率ではあると思いますが(最も効率的なのは正方形、長方形でしょうから)、面白さという意味では、今まで見てきた棚の中でも3本の指に入るくらいなのでは無いかと。
この棚がメインの棚じゃ当然困っちゃうと思いますが、メインの棚は別の場所に作って、収納力はそちらで確保しつつ、リビングのディスプレイ用の棚としてこういった棚を作って遊んでみるというのも、遊び心があって良いですよね。

【梁と柱とフレームのみ】スケルトンなロフトのリビング



こちら、モルジブのリゾート、Four Seasons Resort Maldives at Landaa Giraavaruのヴィラの一画なんですが、開放的な雰囲気が最高だったのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。

白砂の地面に良い感じの木製家具を直置きしちゃってまして、開放感たっぷりの南国リゾート気分バリバリ(当たり前ですが)な雰囲気なんですが、建物という視点で見ると、奥側に見えるロフト部分がこれまたちょっと面白いかなと。
リゾートの島に立つコテージなので当たり前なんですが、壁も無ければ断熱材も必要ないわけで、そのおかげで躯体が剥き出しになっていて、建物の作りがよく解ります。
ロフトを支えているのは柱の間に渡した3本の梁だけで、そこに床を作って間柱程度の太さの柱で囲いをつけているだけですから。
ロフトに上がっていくための螺旋階段も、一本の柱を使って簡単に作ってあるだけです。
要するに、「ロフトを作れる空間的余裕があって」「梁を渡せるしっかりとした柱があって」「(当然ですが)耐荷重、強度の問題がクリアできる」という程度の条件を満たせれば、ロフトというのは簡単に作ることができてしまうわけです(当然、建築基準法的な問題は、別問題としてクリアしなければいけないんですけれど…)。
こういった写真をみると、家の中にロフト的なスペースを追加したり(または撤去したり)するって、相当簡単なことなんだなと(というか、この例がたまたまロフトなだけで、別にロフトに限らず、「フロア」というモノ自体、この程度の条件を満たせばいくらでも作れてしまうわけです)。
吹き抜けや天井の高い部屋のあるおウチを建てるのであれば、こんな風にして内部を改装したりすることを頭の片隅のどこかに入れておくと、将来のリフォーム時に色々と夢が広がって楽しいかも知れません。
ま、現実的には「(遊びのために)ロフトを作る」んでは無く、「(必要に迫られて)◯◯部屋を作る」というケースの方が多いかも知れませんけれど、妄想するのはタダですから…。
( via REDPOD )