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ライムグリーンのタイルの洗面所



洗面所の棚やシンクにも色々なものがあります。

最近のイタリアのデザイナーのものなどを見ていると、モダンなデザインの、真っ白い人工大理石などを使ったすっきりしたものが多くある様に思いますが、個人的には、こういったウエットな感じのものも、可愛らしくてとても良いと思います。
造りだけを見ると、昔の小学校の手洗いなどにありそうな感じです。浅く、幅と奥行きのある流しが、とても使い易そうです。普通のタイルで作ったら、昭和の匂いがして来てしまいそうな洗面所ですが、様々な色のグリーン系のタイルをモザイク状に上手く使う事で、暖かみのある美しい洗面所を造り出しています。タイルなので、お掃除も楽そうです。
確かに、洗面所として考えるのであれば、シンクに「深さ」はあまり必要ないのかも知れません。どちらかというと、この「奥行き」が、水の飛び跳ねなどを上手くカバーしてくれて、日々の掃除、メンテナンスを楽にしてくれそうな印象があります。
なんにせよ、このライムグリーンのタイルの感じは良いと思いますね。
Photo ©chotda

ニッチなスペースのリビング



家を建てるときに、こういった発想があれば良かったな、と思ったものの一つに、「ニッチなスペースの活用」があります。

僕自身、家のレイアウトを考えるときに、どうしても「広い開放感のあるリビング」というものを考えてしまったのですが、リビングが「落ち着いてのんびり寛ぐための空間」だとすれば、必ずしも「広くて」「開放感がある」必要は無かったのかな、と。
こちらのリビング、とっても良い感じです。
幅は2m強くらいでしょうか、奥行きはよくわかりませんが4m位と見て、5畳位の広さというところでしょう。一人掛けのソファを横に2つ並べて、大人2人(+子供1,2人)位で寛ぐには十分なスペースです。
コンパクトな空間ならではの「包まれ感」があっていいです。コーヒーでも飲みながら、ゆっくり本を読んだり、のんびり昔の映画を見たりしてみたいです。
暖房でも冷房でも、空調の効きも良いと思いますし、そういった意味では、エコでもありますね。
正直なところ、「ニッチなスペース」を使ったのかどうかは解りませんが、コンパクトなスペースを、素晴らしく「落ち着いて寛げる」空間に仕上げていると思います。
もっともっと自由な発想で、幅広く色々なものを候補としてあげて選択する「柔軟さ」があったら、「家を建ててそこで暮らす」ということをもっと楽しめたと思います(今でも十分楽しんでますが)。
Photo ©PENTAKON