家具」カテゴリーアーカイブ

テラスでの食事と道具類の収納場所



天気の良い日に自宅のテラスに出て、ちょっとしたバーベキューをするのって、「日常の密かな楽しみ」みたいな感じで好きです。

そんなに広く無いテラスでも、家族や友人とバーベキューをしたりしてゆっくりするのは、やはり楽しいです。
テラスからの眺めが、上の写真の様な、日があたって緑鮮やかな公園の芝生だったりしたら最高です。
例え家の前が芝生じゃなかったりしても(というか、日本のほとんどのお宅の前の空間は芝生なんかじゃないと思いますが)、視界が抜けていれば、ごく普通の街の景色、行き交う人の姿や、走り去る車とかを眺めながらのんびりと朝ごはん昼ごはん、というのも悪くないと思います。
残念なことに風景にも視界にも恵まれていなくても、上から差し込む光や青空があれば、それも悪く無いです。
こんな感じで、休日の朝に太陽の光の下でテラスで猫と朝食、というのもいいかもしれません。
良い季節ならば、目に見える風景でなくても、肌で感じられるものというのが色々とありますし。
「テラスからの眺めがあまり良くない」という方は、テラスの中に「良いポイント」を作り込んでしまう、というのも1つの手だと思います。
僕のうちも、テラスの壁を2m位の高さにしてあるので「外の風景」というのはちょっと期待できません。
で、替りといっては何ですが、ウチのテラスには、5年くらい前に房総半島をぶらついていた時に見つけた紅葉の木が置いてあります(他にも色々と観葉植物がおいてありますが)。
買ったときは高さ30cm位しか無かったのが、どんどん大きくなって今では1m位になって、鉢も15号位のかなり大きなものになってます。
落葉樹なので、春先には新しい葉が出てきて色鮮やかな緑の新緑が楽しめますし、秋には徐々に紅葉していく様子を楽しむことができます(上の写真は、今まさに新しい芽が出始めたところです)。
これは昨年の秋、徐々に紅葉してきた紅葉です。緑から黄色、オレンジ、赤と日々変化する天然のグラデュエーションがとても綺麗でした。
例えば関東周辺だと、やはり春や秋というのが暑すぎず寒すぎずでテラスに出るのに良い季節だと思いますので、植物に限らず、そういったタイミングで楽しめるもの、という視点で何かを作り込んでみるのも良いかもしれません。
話を戻して、「テラスでバーベキューを日常的にしたい」という方には、忘れていけない非常に重要なポイントが1つあります。
それは「バーベキューセットの収納場所」です。
油でギトギトになったBBQグリルを家に持ち込むのには抵抗がある方も多いと思いますが、それをそのまま雨ざらしにしておくとすぐに痛んでしまいます。
なので、
・BBQグリルを軽く流せるような設備
→最低でもテラスに水栓を設置して水道を使える様にしておいたほうが良いです。できれば、激しい汚れ物を簡単に流せるシンク的なものがあると更に良いです。
・収納場所
→これは、ある程度綺麗に掃除ができるのであれば屋内でも良いんですが、屋内のあまり離れたところに仕舞ってしまうと、出すのが億劫で思い立った時にすぐにバーベキューができない、という「気持ち的な問題」も出てきます。
テラスの隅に何らかの雨よけになる収納場所を作っておくと、思い立ったが吉日的にバーベキューを始められて良いです。
収納場所といっても、物置の様なしっかりとしたものでなくても、例えばカウンターの様なものでも十分ですし。
僕の家では、IKEAで買ったFORHOJAというカウンターをテラスに出して使ってます。
基本は屋内用のカウンターなので、そのままだと痛んできてしまいますが、定期的にペンキやキシラデコールなどをぬっておけばOK。
カウンター自体はBBQをする時にもテーブルとして使えますし、使わないときは下の収納場所にBBQグリルなどの設備を納めておけばよいわけです。
残念ながら、僕のウチのカウンターには、BBQグリルでは無くガーデニングやテラスで使う道具類が納まっていますが…。
バーベキューグリルは一階の駐車場に置いてありまして、そのせいもあって、テラスではもっぱら七輪が活躍しています…(七輪も良いですよ。秋には炭火で焼いたサンマを楽しみながらビールを飲んだり出来ます)。
この記事を書いていたら今週末にもテラスでBBQがしたくなって来ましたが、妻が花粉症なので、花粉の飛散が治まるまでもう少し我慢したいと思います。
Photo #1-2©Sint Smeding , #3-#8©juutakudesign.com

オーニングのあるいい感じのテラス



こちらのテラス、中々良い感じです。
タイル貼りの床に、感じの良い木製のテーブルと椅子の屋外家具セット。椅子にはしっかりとクッションまで付けられていて、長い時間のんびりできそうな雰囲気があります。
かなりしっかりとしたオーニングが設置されているところも良いですね。
オーニングくらい、あっても無くても大差無い様な気もしますが、実はコレ、結構重要なポイントなのでは無いかと。
こちらの写真のお宅はスペイン バルセロナにありますので、日本の気候とはちょっと違いますが、オーニングがあれば、日差しの強い猛暑日やちょっと天気の悪い日でもテラスに出ていられます。
バルセロナは地中海性気候ですので、気候はこんな感じです。
・夏は平均最高気温28度前後、平均最低気温19度前後と、丁度よい暖かさ。
・冬も平均最高気温は13度前後あり、平均最低気温も4度前後はあるので、関東の真冬ほどは寒くない。
・降雨量は年間を通じてあまり多くなく、最も雨の多い秋でも月間90mm程度、その他の季節は月間50mm程度しか降らない(日本は極端に少ない冬の一定時期を除いてコンスタントに月間100mmから200mmは降ります)。
住みやすそうですね…。
こんな気候のバルセロナでさえオーニングがあったら随分違うと思いますが、況や夏は30度を超える日々が続き、ばんばか雨の降る日本であれば、オーニングの活躍度は更に上がろうというもの。
「日差しがあんまりにも強いからテラスに出たく無い」とか、「屋外家具やテラスに置いてある備品類を雨ざらしにしたくない」的な問題も解決してくれるわけです。
この位しっかりとしたオーニングがあれば、夏場のちょっとした小ぶりの雨だったら、テラスに出てのんびりしよう、という気にもなりそうです。
そういったことを考えると、例えばテラスを活用できる日数が週末のみ限られているとすれば、オーニングがあるか無いかでテラスの利用可能日数は格段に変わると思います。
何だかオーニングの絶賛大会みたいになってしまいました…。
テラスの逆のエリアは半屋内的な空間になってます。
せっかくコレだけ面白い感じの空間にしているのに、左手奥に見えるスチール製の棚のセンスの無さは何なんでしょうかね…。
ちなみにこちらのお宅、家の中も中々面白いです。
こんな感じのかなり立派な書斎があったリします。
この広さは相当贅沢です。
自宅にこの位広い書斎があったら良いですね。
というか、コレだけ広かったら、SOHO的に2、3人のメンバーで出来る仕事だったらここだけで出来てしまいそうです。
「書斎」というよりも「仕事場」という感じでしょうか。
この書斎、壁も中々面白い感じです。
“exposed wall”と説明されていまして、RC打ちっぱなし(exposed concrete finishとかいうんでしょうか)と似ている感じですが、素材がちょっと違いますね。
「剥き出しの壁」、「作りっぱなしの壁」という感じでしょうか。
写真には写ってないんですが、写真左手の天井は天窓になってまして、そこから自然光が取り込める様になってます。
上から降り注ぐ自然光の下で仕事が出来るというのは、気分的に中々良いのでは無いかと。
ベッドルームも、壁はやはり同じ仕上げになってます。
こちらは天窓は無いので明かりは照明だけになるんですが、この壁、照明を色々と変えてみたら、影の感じが変化して面白そうですね。
薄暗い感じの間接照明にしたら洞窟の様な感じで落ち着くベッドルームになるかもしれないですし、逆に、ものすごく明るい白系統の照明にしてみたら壁の雰囲気とのギャップが面白い感じになるかもしれません。
ベッドルームというごくプライベートな空間ですので、思い切って色々な照明を試して遊んでみるのも楽しそうです。
と、かなり取り留めの無い話になってしまいましたが、こういった「ちょっと変わったお家」というのも何かの参考になるかな、と思ってご紹介させて頂きました。
なりませんか?そーですか…。
Photo ©lucasfoxbcn