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【光を通す壁】空間を緩く隔てるガラスという選択肢



小さいお子さんが居たりすると危なかったりもするのかも知れませんけどね…。

コチラのガラスの室内扉の雰囲気、良くないですか?
キッチンとその向こうのパントリー的なエリアを、扉で隔てつつも連続した1つの空間として感じられるような絶妙な位置関係にしてくれています。
こういう写真を見ていると思うんですけれど、家の中の空間って結局のところ、「いかに隔てるか」がポイントになってくるんだと思うですよね。
ダーンと広がる大空間というのもそれはそれで魅力があるとは思うんですけれど、実際にそこに住む人の立場になって考えたときに居心地が良くて使い易いのって、「丁度良いサイズに隔てられた空間」だと思うんです。
適度に隔てられた小空間の方が包まれ感なんかもあって落ち着くというのも理由の1つですし、そういった居心地や雰囲気的なモノを抜きにして考えても、例えば冷暖房などの効率や音漏れ/防音などの点を考えた場合にも、それぞれのエリア毎に適切なサイズに区切ってあったほうが何かと都合が良いですよね。
そうやって考えていくと、家の中の空間というのは、開放感や雰囲気を損なわない限りにおいてできる限り隔てていくコトを考えるというのが、色々な面からみて合理的なのかなと。
で、空間を隔てる最もオーソドックスな方法としては「壁」があるわけですけれど、壁を作って空間を区切ってしまうとそこはもう1つの部屋になってしまって、当然のことながら空気も音も通さない代わりに光も視線も通さないわけです。
そういった隔て方を必要とする箇所も多々あるので(というか、ほとんどのケースではそうだと思いますが)、それはそれとして普通に「壁」や「部屋」を作れば良いと思うんですけれど、それ以外にこういった「ガラスの壁」「ガラスの扉」という選択肢を持っておいて、それを上手に使える場所が無いかを考えることができると、空間の隔て方により多くのバリエーションが持たせられると思うんですよね。
コチラの細〜いフレームのガラスの引き戸なんてもう堪りませんね〜。
ガラスですので音も熱もかなり通すのは確かですし、効率という面を考えたら普通の壁を作った方が良いのは間違い無いんですが、それでも尚且つ、こういったガラスの壁、ガラスの扉を家の中のどこかに用いることが出来ないかを考えてみることには十分なメリットがあるのでは無いかなと。
( via STILLSTARS )

【将来の転用も柔軟に】シンプルな作り付けの二段ベッド



僕のウチには子供が2人おりまして、そろそろ子供部屋のことなんかも真剣に考えなきゃならない時期になってきてるんですが、正直言いましてそんなに広い家でも無いので、現実的な線としてはとりあえず2段ベッドでも導入しておこうかなと思っとります。

トコロがですね…。
2段ベッドって、大きな地震が来たらどうなるのかな〜、とかいうあたりが気になってまして…。
震度6強とか7とかいう激震に見舞われたら、やっぱ倒れちゃったりするんですかね…。
そりゃ、中学生とか、せめて小学校高学年くらいになってくれていれば、2段ベッドの上から落ちたってよほど打ちどころが悪くなければ大丈夫かなという気もしてるんですけど、何せ2人ともいまだ未就学児童、下の子なんてつい最近やっとこさ赤ちゃんを卒業したかなというくらいなもので、正直いってちょっと不安なんですよね〜。
と思ってたら、たまたまこんな感じの2段ベッドを発見しちゃいまして、どうせだったら思い切ってこんな感じの2段ベッドを作り付けてしまうという選択肢もアリかもなと。
これだったら絶対に倒れませんし(当たり前ですが)、上段は柵を少し高めにしておくか、転落防止のネットでも張っておけば、激しく揺れても落ちる心配もありません。
将来的にそれぞれが個室を欲しがった場合(というか、兄妹なもので、何らかの形で部屋を分けなきゃならないのは間違いないんですが)、上段部分をロフト的なスペースや物置にしたり、または、下段を勉強机を置くスペースにしたりというような形でのコンバージョンもやり易そうですしね〜。
※関係ありませんけれど、こういうペンキ塗りの板張りの壁って、家具を作り付けたり取り外したりしても、そこに残った穴や痕跡がまた味を出してくれそうで良さそうですよね。
ちなみにこの子供部屋、スウェーデンのある家族のサマーハウスの中の一部屋でして、平屋の一軒家で、この子供部屋を入れても2LDKしかないシンプルでコンパクトなお宅なんですが、最高に良い感じなんです。
家の外観はこんな感じ。
建物自体は建坪30坪弱といったトコロだと思います。
ま、庭を含めた周辺環境が既に最高に贅沢という気もしないでも無いですが…。
建物内部の2/3くらいはリビング・ダイニング・キッチン。
これに加えて先ほどの子供部屋とメインのベッドルーム、バスルームがあるだけです。
「夏の間だけ使う別荘だからこその作り」、といわれてしまえばそうなのかも知れませんけれど、こんな素晴らしい環境の中に建ってる家だったら、室内は別に広くなくても良いかもという気にもさせられちゃいますね〜。
職住接近の都市部に家を建てるというのも当然魅力的な選択肢の1つだとは思いますけれど、思い切って可能な限りの郊外を目指して遠くへ出て行って、そこにこんなお家を建ててしまうというのもまた1つの選択肢なのではないかなと。
( via Hus&Hem )