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【寛ぎの空間にも】ゆるい階段の脇の作り付け巨大本棚



階段脇の壁に本棚を作り付けるというパターンはたまに見かけますけれど、ホントはこんな形で作ることだできたら理想的なのかなと。

奥行き10m弱はありますでしょうか。壁一面天井まで全部本棚になってますから、コレは相当な収納力が期待できそうですね。
この階段脇の本棚、何よりも良いなと思った点は、階段がものすごく緩いところなんです。
見た感じ「50cm進んで15cm上がる」くらいですから、階段の傾斜は20度以下といったところでしょうかね。
階段脇の本棚って当然のことながら階段の途中にあるわけで、油断すると踏み外したりする可能性もありますし、どうしても、「落ち着いてのんびり本を探す」というのとはちょっと違う感じになっちゃうと思うんですよね。
でも、これだけのサイズの本棚だとお目当ての本を探すのも場合によっては多少苦労するでしょうし、「時間があるから、ちょっと何か読もうかな〜」と思って適当に本を探す時なんかは、それなりの時間を掛けて本棚と向き合うことになるわけで。
そういうときに、35度とかあるような普通の階段だと、やはりその階段を上ったり下りたりしながら探すイメージになるわけで、忙しない感じになっちゃうのは避けられないと思うんですよ。
その点、こんな感じの緩い傾斜の階段だと、本を探すのものんびりとできそうですし、ちょっと階段に腰掛けてパラパラと本をめくったりとか、なんだったらコーヒーとクッションでも持ち込んで、そのままここで読み始めちゃうという手もアリかも知れないかな、とか。
ま、こんな階段を自宅の中に作るというのは、色々な意味で間違いなく贅沢なことだとは思いますけれど、もしも諸般の事情が許すのであれば、こんな階段と本棚を作り込んでおいたら、お家の中に楽しい空間が1つ増えてくれますよね。

【緩く繋がる緊張感】キッチンに隣接するワークスペース



このお宅のレイアウト、ちょっと良いなと思ったんですけど。

対面式カウンターのある、ゆったりとしたキッチン。
この明るくて開放感がある感じ、良いですね〜。
で、キッチン脇の通路を歩いて行くと…。
いきなりそこにはワークスペースが。
決して広々という感じでは無いですけれど、シンプルで広々としたカウンターデスクは作業がしやすそうで良い感じです。
「キッチン脇にワークスペース/書斎」なんて、レイアウトとしてはちょっと意外な気もしますが、コレはコレでなかなか宜しいのでは無いかと。
「今仕事が立て込んでて、休日もちょっとした時間があれば少し書類に目を通しておきたい」なんてときにも、この作りだったら、奥様がキッチンで何かをしている間にさり気なくワークスペースに行けちゃいます。
あと、コレって好みの問題でもあるとは思うんですけれど、自宅の書斎とかワークスペースって、あんまりクローズ過ぎない方が良いような気がするんですよね。
リビングのど真ん中にデーンとあるようなワークスペースだと、休日にちょっと持ち帰り仕事をしていても、奥さんや子供がいちいち話しかけてきたりしてなかなか集中できない、ということはあるとは思うんですけれど、完全な個室というのも、こもりきりになれちゃうので家族とのコミュニケーションに支障をきたしたりという問題が出てきたりします。
僕のような意志の弱いタイプは、人目にさらされずにPCに向かってたりすると、雑念が生じて却って余計な時間を費やすハメになったりすることもありますしね…。
その点、家族のいる空間からこのくらいの距離感で隔てられていると、適度にお互いの存在を感じて、必要ならば適宜コミュニケーションを取りつつも、それぞれがお互いの作業にしっかりと集中できるような気がしません?
このあたりの緩い空間の繋がり方って、例えば以前にご紹介した、吹き抜けやロフトの上にあるワークスペース(ココらへんとかココらへん)にも共通するモノがあるような。
こうやって改めて振り返ってみると、ワークスペース/書斎系についてはずいぶんと沢山ご紹介してきてますね。
ご興味ある方はコチラからチェックしてみてください。
ちなみにこのワークスペース、デスクの後ろにはこんな感じのデイベッドがあったりして…。
こんなのがあったら、一瞬で邪念の虜になっちゃうと思うんですけれど…。
仕事してるふりして、シリーズ物の小説を頭から読み直しちゃったりしてね…。
でも、実はこのワークスペースのそのまた奥にはワインセラーがありまして、油断してると、ふと奥様が何かを取りに来たりすることもあるわけですよ。
この緊張感が、仕事を各段に捗らせてくれるのでは無いかと…。
ワインセラー、欲しいな…。
( via Leivars )