このくらい周囲の環境に恵まれてたら、別に家の中はそれほど広くなくても良いかも。
リビング・ダイニングはかなりコンパクトですけれど、周囲は緑に囲まれ、木漏れ陽が気持ちよさそうなベランダもついてたりします。
大きな窓に囲まれたベッドルーム。
これは良いですね〜。春や秋などの季節の良いときは当然のこととして、雨の降りしきる梅雨の時期、枯葉の積もる冬、四季を通じて、どんな季節でも楽しんで迎える気持ちになれそうです。
リビング・ダイニング脇のベランダとは別に、ウッドデッキのバルコニーもついてます。
実はコチラ、個人のお宅ではなく、ドイツのベルリンの中心部に建てられたレンタルハウスなんですが、こんな素敵なお宅が自分の家だったら最高ですよね〜。
もしも本当にこんな家を建てるとしたら、一体どのくらい土地が必要なんですかね……?
仮に100坪330平方mの土地でも、縦横にしたら15m×20mちょい…。と、考えると、このレベルの空間を確保するためには、やはり150坪から200坪は欲しいところですな。
ざっくり調べてみたんですが、例えば東京都下の町田市で、駅から20分くらいの条件で探せば、7千万から1億円台の前半で200坪くらいの土地は買えそうですね(坪単価は、路線や条件によっても、結構開きがありますが)。
23区内、杉並区の西荻、浜田山あたりなら、駅から10分15分圏内の150坪くらいの土地で2〜3億といったところでしょうか。
そこに家を建てて、植樹して、と色々やっていくことを考えると……。
新手の錬金術でも編み出して、その魔法を組織的に運用できる会社作ってちょいとIPOさせるくらいしか無いですな……。
( via COTE MAISON )
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家の中心のプライベートなオープンスペース
中庭ってちょっと良いですよね。
中庭に面する部分をこんな風に全部ガラス張りにしておけば採光も良くなりますし、室内に居ながらにして、ものすごく開放的な雰囲気を楽しむことができます。
中庭に面する部屋が実際の床面積よりもかなり広く感じられるというメリットもありますし、中庭から上に風が抜けてくれますので、家全体の風通しも良くなります。
天気の良い日に気持ち良く過ごせるのは当然のこととして、例えば、梅雨の長雨の様子をリビングからぼーっと眺めたりするのも、独特の落ち着いた雰囲気を楽しめて良さそうかなとか。
アウトドアな雰囲気や自然を楽しむという面でいうと、植える木の種類なんかでも色々と変わってきますよね。
こちらのお宅のようにもみじなどの紅葉を楽しめるような植物を植えるのも良いと思いますし、常緑樹や、花や実をつけるような木を、小さな苗木から育ててみたりするのも楽しそうです。
外部から遮断されていますので、BBQをしたり夏場にプールを出したりするときにも、普通の庭やバルコニー/ベランダと違って人目を全く気にすることなく過ごせるというメリットもありますしね。
こうやって考えるとメリットばかりのように思えてしまう中庭ですけれど、実際に作るとしたら、色々と考慮が必要な部分があるのも確かです。
全面がガラス張りで採光も風通しも良いということは、逆に言えば、断熱性能の確保について相当しっかりと考えておかないと、いくらエアコンを掛けても全く効かなくて、夏は暑いし冬は寒いし、電気代はメチャメチャ掛かるしということになる可能性も高いわけです。
初夏から秋くらいまでの季節については、タープやオーニングなどを使って採光を上手にコントロールできるような仕組みを予め作り込んでおくのも良いかもしれませんね。
建物の中央に庭があるわけですから、ヘタをすると動線がめちゃくちゃになって毎朝毎晩やたらと遠回りをさせられたりというようなことになる可能性もありますので、家族それぞれの日々の生活を踏まえてレイアウトをしっかりと検討しておく必要もありますよね。
他にも、水はけや排水についての考慮(特に、最近頻発するゲリラ豪雨のような大雨時にも確実に排水できるようにしておく)が必要だったり、作りによっては建物の強度や施工費などに影響してくることもあったりと、中庭1つ作るために結構な手間が掛かってくるのも事実です。
でも多少の手間隙が掛かるとしても、自分たちだけのこんな素晴らしいオープンなスペースが自宅の中に持てるのなら、しっかりと検討してみるだけの価値は十分にあると思うんですけどね。
( designboom )