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【多目的に使える遊びスペース】たたきの土間と囲炉裏付きの小上がりのワークスペース兼リビング



自宅にこういう和な空間があるのっていいですよね。

イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家の自宅の和風のたたきと小上がりと囲炉裏

たたきの土間に、囲炉裏つきの小上がり的なスペース。あるときはここでお茶をしたり、あるときはちょっとした作業場所として使ったり。囲炉裏で温めたホットワイン片手に、秋の夜長にここで静かに読書、なんてのも素敵です。

気がおけない友人たちを招いて、囲炉裏で暖をとりながらつまみを炙り、腰を据えて夜通し飲み明かしたり、なんてものもいいですね〜。

こうやって考えてみると、全然そんな感じじゃないですけれど、これってワークスペース兼リビング(兼書斎)的な場所ということなんですかね。

 

こちらのお宅、ぱっと見はどこかの地方の農村に建つ古民家か何かのように見えますけれど、実は日本のお宅ではなく、イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家、ミッシェルさんの自宅の一画なんです。

イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家の自宅の小上がりで陶器の器を

 

奥のエリアがメインの陶工房。

イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家の自宅の陶工房

 

ここで、出来上がった作品の確認をしたり、それを用いて友人とお茶をしたり。

イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家の自宅の和風の小上がりで、急須で茶を入れる

こういう器を用いてワインを飲んだりもするそうです。ワイングラスで飲むのとは違う香りや甘みが見つけられるんだそうで。

 

それにしても、こんな和風の小上がりがあるのが日本のお宅じゃないなんて、何だかとっても不思議な感じがします。

そもそも今の日本の住宅には土間がないことのほうが多いわけで、それは、炊事やいろいろな作業をするための「土間」という半屋外的なスペースが特に必要とされていないから、という事情から来ているわけですけれど、こういうお宅をみると、例え自宅にそういったスペースが必須でないご家庭でも、こういうスペースがあったら多目的に使えて面白そうだなと思いますよね。

僕自身、自分でいろいろなものを作ったりするのも好きですし、海で使う道具類、山で使う道具類なんかは、定期的にメンテナンスしたりする必要があるものが多かったりするんです。で、そういう各種の作業をする場合には、大抵はベランダか駐車場の後ろのスペースで作業をするんですけれど、こういうスペースがあったらもっといろいろ出来て楽しいだろうなと思います。さらに、防寒/防音系の配慮がしてあったりしたら最高でしょうね〜。もう、暇なときはずーっとそこに入り浸っちゃうかも…。

DIYが好きだったり、アウトドアとか、道具を使うスポーツや趣味をお持ちの方なんかで、「自宅にそういうことができる物置兼作業スペースが欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、玄関脇に、「土間」&「たたき」、思い切って導入してみるというのはいかがでしょうか?

( via Tea jar )

【隙間から漏れ入る柔らかな光】空間を緩くつなげる千本格子の扉や壁



外壁とか扉とかに、こういう木製のルーバーや格子のようなものを使うのって、ちょっと良くないですか?

外周壁の一部が千本格子になっている家の外観

 

見た目の美しさや、アクセント的な面白さがあるのもさることながら、機能的にもおもしろい部分がいろいろあると思うんですよね。

例えば、寝室のベランダを格子で囲うとこんな感じ。

ベランダの外に千本格子がはめ込まれたベッドルーム

格子の隙間から漏れ入る柔らかい光、いいですよね。風や音は通して、光と外部からの視線は適度に遮って、かと言って開放感が失われるわけでもなく。

 

日本でいうところの、千本格子というのによく似てますかね。

外周壁の一部の千本格子の扉を開けて外を

単なる平面の壁や扉だと、夏場はそれ自体が熱せられて熱を持ってしまうことにもなりますけれど、こういった格子形状であれば、そのものがヒートシンク的に放熱の機能も果たしてくれそうです。

 

家の入口周辺、玄関とか駐車場周りや、袖壁的なものとかに使うというのもありだと思います。

外部と中庭をつなぐ千本格子的な木製の跳ね上げ扉

ちなみにですが、こういう跳ね上げ扉の場合には、重量が軽くなって開け閉めが楽になるというメリットもあるらしいです。

 

外から多少見えてしまうかも、という部分はデメリットかもしれませんけれど、基本的には内部の方が暗いですから、近づいてきて覗きこんだりしない限りはそこまでは見えなと思いますし、逆に中からも当然外の様子がうかがえて、開放感もそれなりに得られます。自宅を建てた後で、もしかしてこういうも良かったかもなと思ってたりしたんですよね。

外周壁の一部が千本格子になっている家の外観 裏から

可動式の格子戸を二つ重ねて、それを動かしてずらすことができるようにしておけば、必要に応じて格子の間隔を変えたり、完全に閉じたりもできる格子が作れちゃうかも。

 

空間を緩く区切ったりつなげたりできるこういうアイテム、好きなんですよね〜。これ以外にも、アイディア次第でもっといろいろな使い方ができそうな気がします。 

これから自宅を建てたりリフォームしたりするご予定のある方は、格子やルーバーの導入、検討してみてはいかがでしょう?

うちの自宅も、リフォームのときには、千本格子入れてみようかな。

( via dezeen )