階段って、物凄くシンプルに考えるならば、フロアとフロア、空間同士をどう立体的に接続するかという機能についてだけ考えるというやり方もあるわけですけれど、そこにほんの少しづつ何かを足していくだけで色々なものを加えることもできるんですよね。
例えば、最高に雰囲気の良いリーディングヌック的なスペースにしてしまうことだってできるわけで。
階段エリアというにはあまりにも贅沢過ぎる寛ぎの空間。
かなりの余裕を持って作られたこの中開きの折り返し階段、回り階段や螺旋階段で作ればこの半分以下のスペースで収めることもできるわけで、そう考えると、この階段が如何に贅沢な作りをしているかがよく分かりますが、それだけのペースを余分に割いたとしても十分に納得ができるだけのものを得られてますよね。
1枚目の写真の右側、庭に隣接して作られたテラスのセカンドリビングからの風景。
吹き抜け状になったスペースの壁面は、天井まで全てガラス張り。
こうやって見てみると、この階段エリア、メインの躯体からは独立した外階段的な作りのものをサンルームのようにガラスで囲った、半屋外的スペースとして作られているのがよく分かります。
建物の内部にごく普通の階段を作っていたら、使えるスペースの広さも設置レイアウトにもそれなりの制約がつきまとってしまうわけですが、それを外に出してしまうことで、スペースにも余裕が生まれ、フロア同士の接続という本来の機能に対してもかなりの自由度が確保できるようになっているのかなと。
こちらのお宅の場合、スペースを有効活用するような意図は無かったのかなとは思いますけれど、スペースの広さ的な面で制約がある家を建てる際にも、建物の内部だけでやりくりをするのではなく、こういったものを参考にしつつ、外部や周辺を含めた全体の空間を上手に組み合わせるようなプランが検討できると、色々と面白いアイディアを考える取っ掛かりに出来そうですよね。
( via Home Adore )
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【レトロな遊び心】ベッドの壁際のアコーディオンランプ
ベッドルームにちょっとした遊び心が欲しかったら、壁にこんな感じの照明を取り付けてみるというのはいかがでしょう?
こういうビンテージの照明を1つ入れるだけで、全体の雰囲気が随分と面白い感じになってくれますよね。
このタイプのアコーディオンアーム、僕の自宅でも、洗面所でIKEAで買ったFRACKという壁面取り付けタイプの鏡をサブとして使ってるんですけれど、見た目以上に自由に動かせて何気にかなり使い勝手が良かったりします。
ぐりぐり自在に動くFRACKを普通の鏡と組み合わせれば、頭の真後ろまでしっかり目視確認可能。
裏面は拡大鏡。子供が歯を磨いたり、 細かいところのチェックをするときに重宝します。
テーブルランプやフロアスタンドと違って、一度取り付けてしまったら動かせないというのは導入〜場所決めまでは多少の勇気を要する気もしますけれど、地震が来ても倒れたりしないというのは地震大国ニッポンにおいてはかなり大きなメリットだと思いますし、取り付ける位置をしっかりと検討しておけば、夜中に寝付けなくてちょっと本でも読みたいようなときにも、隣で寝ているパートナーの睡眠を妨げること無く灯りが使えて結構便利なのでは無いかと。
それにしても、こういうレトロな照明って、独特の雰囲気があって良いですよね。
幾つかまとめてワークスペースの上から垂らしてみたり。
自宅にこんな感じのワークスペースがあったら良いですね〜。お父さんの日曜大工、お母さんの趣味の手芸から子供たちの工作遊びまで、家族みんなで楽しめる多目的スペースとして末永く重宝出来ちゃいそうです。
あんまり大掛かりなのを導入するのにはちょっと勇気が足りない、という場合には、とりあえずこんな感じに、吊り下げ型のワークランプあたりから始めてみるという手もあります。
こんなの1つでも、街の洒落た雑貨屋で探したら結構良い値段しそうな気もしますけどね……。
こういうの見てると、照明って、アイディア次第で自宅にいくらでも遊び心を導入できる、手軽で楽しいアイテムの1つなんだよなと改めて感じさせられますよね。
( via TYYLI & KOTI )