コストコの屋外家具の一人掛けソファ



先日、子供の誕生日パーティーのための部材を買いにコストコに行ってきたんですが、その際、大好物の一人掛けソファ、しかも大好物の屋外家具、という、大好物×大好物の組み合わせを発見してしまったので、吸い寄せられる様に腰掛けてきました。

この一人掛けソファ、座り心地良かったです。
ちょっと大きめな作りをしてますので、2つ位置いておけば、夫婦+小さな子供2人位の家族構成だったら、家族4人みんなで座ることもできそうです。
ベランダに置いておいてもよさそうですし、リビングやダイニングに2つ位置いておいても、ちょっと座ってコーヒーを飲んだり、本を読んだりするのに丁度良さそうな感じです。
残念なことに、単体では売っていなくて、このソファ4個と、テーブルトップが大理石の丸テーブルのセットで89,800円というセット商品でした。
ソファのみ単体で15,000円位だったら、2つ位衝動買いしたい位、座り心地は良かったです。
誠に残念…。
このソファ、下の部分が回転式になってるんですが、オフィスチェアの様に単に軸を中心に回転する感じでは無く、なんというか、ふわふわっと動くような感じで、心地良い不思議な座り心地でした。
座面も深くって、ゆるくカーブした丸い背もたれと座面の深さ、クッションの柔らかさのバランスがとても良かったです。
椅子やソファの座り心地って何で決まるものなんですかね?
個人的にはやはり、自分の体格と合っているかどうか、という点と、椅子の形状やマットレスの硬さなどが関係してくるのかな、と思っています。
ではこのコストコの屋外家具ソファのどこが良かったのか、というあたりを少し考えてみたいと思います。
上記で書いた心地良い回転椅子機能は、それはそれでポイントは高かったんですが、それは、ソファそのものの座り心地とは別の話かな、と。
あくまで別の次元での加点項目、という感じだと思います。
で、ソファそのものの座り心地としては、第一印象は「深い」という感じです。
その「深さ」が、僕個人としての高評価の理由の大部分を占めている様な気がするので、この「深さ」の印象の理由について、もう少し考えてみたいと思います。
まず、座った瞬間に、クッションが結構沈み込みます。
コレは低反発系のクッションだからだと思うのですが、このクッション、それ自体は決して柔らかくないんですが、普通の反発力のあるクッションの様に、座った瞬間にすぐに体を支える感じでは無く、座ると10cm位沈み込んで、そこから「ぐっ」と体を支えてくれる様な感じがします。
このおかげで、座った瞬間に、自分がイメージしていたよりも姿勢が少しソファの奥側に倒れこんだ様な感じになります。
そこで自然と、ソファの奥側にある背もたれに体を預けたような形になるわけです。
背もたれの傾きもそれほど大きくなく、もたれかかった時に、垂直から気持ち仰向けになっている程度なイメージです。
あまり体の角度が寝てしまうと、立っている時に体重を支えている時の様に背骨の機能を利用することができなくて、体全体で重力を感じるような感じになってしまうので(極端な話、ベッドで横になっている時には、肉体として垂直方向の重力に耐えるパーツが無いので、この状態で体に何かしら力を入れて作業しようとしたら、椅子に座っている時よりもつかれると思います)、この「微妙な傾き」が、リラックスして座れることにつながっている様な気がしました。
深く包み込まれるような感じで座りながらも、自分自身の体を適度に使うことができる、というバランスの良さが、このソファの座り心地の良さなのかな、と。
海外のソファなんかだと、日本人の体格に合っていなくて座り心地がイマイチ、ということもよくあると思うんですが、このソファ、確かに「標準的な日本人にはかなり大きい(身長170cmちょいの僕の個人的印象です)」感じでしたが、その大きさが深さにつながり、クッションの感じ、背もたれの感じととても上手くマッチできている印象でした。
ゆるくカーブした丸い背もたれも良かったです。
以前にも書いたことが有るんですが、丸い背もたれって、体をどちらの方向に傾けても、同じように「椅子の中心」に向かって体を支えてくれて、それが、安心感や座り心地の良さにつながるのかな、と。
ココも、もう一つの高ポイントな点でした。
まさかこんなソファに座ることで、自分の背骨の機能について考えさせられるとは思いませんでしたね…。
ちなみにこの考察、生体力学などには一切基づかない素人考えですので、話半分で聞いておいてくださいね。

シックなダイニングとインテリアの計画性



こちらのダイニング、白、黒、シルバー、ダークブラウン、という非常にシックなトーンでまとまっていて、中々良い感じだな、と思ったのでご紹介させて頂きます。
この位のまとまりのある雰囲気のインテリア、というのは、やるのは結構大変だとは思いますが、ごく普通のお宅でも、この位までだったら頑張って仕上げている、という方もいらっしゃるとは思います。
そういった意味では、この位のまとまった感じ、というのが、普通のお宅での一つの目標になるのかな、と。
ただし、そこにはやはり計画性が必要になるとは思います。
まずそもそも、壁や床、という「簡単にはどうしようも無いもの」というのがこのトーンを保っている必要があるわけで、そういった意味では、家を建てたりリフォームしたり、という段階で、この雰囲気、このイメージを持てている必要があるわけです。
その上で、その内装に対してマッチする家具を持ってくる必要があります。
大物のダイニングテーブルあたりは予めしっかりと悩んでおいて、家の内装が仕上がるのを見届けて、実際の内装にマッチするものを選ぶ、という段取りが必要です。
家を建てている時でも、当然お仕事とかの日常は日々やってくるわけで、常に家のことばかりを考えているわけにはいかないわけです。
その中で、内装が仕上る→家具を入れる→引っ越す、というホンの僅かの期間に、的確に「マッチする家具」を選ぶというのは、実際にやってみると中々難しいのかな、と。
これを納得が行くように実行するためには、計画性や段取りがというのは絶対に必要になると思います。
ダイニングテーブルも良さ気な感じではありますが、それよりもポイントが高いのは、ダイニングテーブルで使っている椅子かな、と。
この椅子、さらっと置かれていますが、全体の雰囲気に与えている影響は相当大きいと思います。
アルミ素材のクールな雰囲気がこの内装と相当しっくり来ていると思いますし、角のあるカチっとしたフレームの意匠といい、背もたれ部分が格子状に抜けて軽い雰囲気になっている点といい、このダイニング全体の雰囲気に対して相当マッチ度が高いかな、と。
これが仮に、木やファブリック、皮革素材の存在感のある背もたれの椅子だったりしたら、この部屋の雰囲気全体がガラリと変わってしまったのでは無いかと思いますね。
ダイニングテーブルも相当良い感じのテーブルではありますが、このテーブルは、選ぶのはそんなに難しくないかな、と。
どちらかと言うと、数ある椅子の中から、この雰囲気の椅子をここに選んで持ってくるのは、油断していたらできないのではないかと思います。
そういった意味では、内装をデザインする段階でこの最終型のイメージがあり、内装が仕上がった段階で、しっかりと考えてダイニングテーブルと椅子を選んでくる、という段取りは必須だと思います(まあ、そこら辺のイメージがしっかりとある方に相談をしていれば、内装も家具もまとめて選んでしまえるわけではありますが)。
この椅子、欲しいです…。
※ちょっと調べてみたんですが、QUONというところのplaneta(プラネータ)という、業務用/屋外家具の椅子にとても良く似ていますね。実際にこの写真の椅子がそれなのかははっきりとはわからないんですけど…。
( via Homelife )