吹き抜けの上の天窓



この一画、ものすごくいい雰囲気だな、と思いまして。

RC構造のガシッとした躯体の奥に吹き抜けを作って、その吹き抜けの上には天窓を入れて、というギャップが素晴らしく良い感じです。
と思って、なんとなく見ていたら、なんとこちら、安藤忠雄先生の作品だそうで・・・。
素人が「素晴らしい」とか言っている場合ではなかったです・・・。すいません。
周囲をコンクリートで囲っておいて、奥側にこんなスペースを作られると、奥にどんどんと引き込まれて行きそうな気がします(素人なもので、当然何もわかってないんですが)。
Tadao Ando+Weil am Rheinがデザインした、スイスのVitra社のカンファレンスルームの一部なんですが、このRC造の薄暗い落ち着いた雰囲気と天窓からの自然光の組み合わせ、実際にここの椅子に座って寛ぐのって、どんな感じなんですかね。
こういうのを見ると、この部分、この雰囲気だけでも、自宅の中に取り込んだら面白そうだな、と思うんですが、やっぱり一部だけ真似してみてもダメなものなんですかね。
このレベルの素晴らしさだったら、真似しただけでも相当良い雰囲気になりそうな気がしますが。
Photo ©Wojtek Gurak

ライトアップされるニッチの棚



こちらのニッチの棚、某チェーン系カフェの店内の内装なんですが、ライトを埋め込んでライトアップできるようになっているところが中々雰囲気が良いなと思ったので、ご紹介させて頂きます。

縦に2つ並んだニッチの棚に、それぞれのニッチの上にダウンライトの照明が埋め込んであって、ニッチの棚に飾ったオブジェがライトアップできるようになっています。
カフェの店内だと、室内の明るさがいつも一定ですので、それほど面白さが伝わらないかもしれませんが、一般の住宅の内装にコレを作ったら結構面白いと思います。
家の中というのは、時間帯によって、明るさも雰囲気もかなり変わってくるわけで、昼の時間帯と夜の時間帯、室内の他のライトをつけているか消しているか、という状態の変化によって、同じようにライトアップされていても、見え方、感じ方がかなり変わって面白いのでは無いかと。
実際には室内は同じ明るさなんですが、カメラのフォーカスを変えて、光の感じが変わったように写真を撮ってみました。
光の感じが違うだけで、ニッチの雰囲気自体も随分変わると思います。
ニッチの中に設置された照明の明るさは変わらないんですが、周りの明るさ、光の感じの変化によって、相対的にニッチ内部のライトの感じが変わるわけです。
実は、僕のウチも、ニッチにライトを埋め込んであるんですが・・・。
「どんなライトにするか、オイオイ考えるかな」と思っていたら、結局そのまんまという・・・。
家を建てて、早○年が経過しております・・・。
こういうものは、作るならちゃんと家を建てる段階で最後まで決めて、作り切ってしまいましょう。