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小さなバルコニーの屋外ダイニング



こちらのバルコニー、コンパクトですが中々良い感じです。
バルコニー

先日に引き続き、今日はちょっと良い感じなバルコニーをご紹介させていただきたいと思います。
オーナーさんの話では、このバルコニー、ここまで持ってくるのに1年掛かったそうです…。
確かに良い感じですが、3日位で作れそうな気もするんですが…。
どこから作ったんでしょう?まさかバルコニーから作ったとか…?
そんなわけ無いですね…。すんません。
ベンチが幅1.2m程度だと思いますので、そこから算出するに、バルコニーの広さは2m×3mといった程度でしょうか。
どこにでもある最もコンパクトな感じの、油断するとすぐに不要な物の置き場になってしまう小さなバルコニーという感じだと思います。
そこにオーニングをつけて、左右には目隠しの半透明の板を貼って、屋外家具を置くだけで、こんな感じの雰囲気の良い屋外ダイニングが出来上がってしまうわけです。
これはもう、イメージ力の成せるワザ、ということなのでは無いかと。
このバルコニーのポイントとして1つ上げるとすれば、それはこの「手すり(フェンス)」ですかね。
目隠しの板などが付いていない普通の格子のものになっている点が、結構大きなポイントなのでは無いかと(特に意識したわけではなく、デフォルトでそうだった、という気がしますが)。
東京の都市部なんかだと、お互いに視線が気になるようなバルコニーを作ると、色々と問題になるケースがあります(向かいのオタクから「家を覗き込まれている様で嫌」とクレームが来たり、クレームまで来なくても、何となくご近所付き合いに支障をきたしたり、逆にこちらが覗かれている様で嫌になったり…)。
この方のお宅はギリシャのアテネなので、日本の住宅事情とは事情が異なるとは思うんですが、日本であっても、似たような雰囲気のバルコニーを目指すのであれば、出来る限り目隠し板などの無い手すりにした方が良いと思います。
で、この方もやっているように、観葉植物などを入れて、圧迫感が無いように適度に視線を遮ることで、こんな感じの「調度良い開けた感じ」に持っていくのが良いのでは無いかと。
この手すりに目隠し板をつけてしまったら、このバルコニーの雰囲気は全く変わってしまうと思います。

話は変わりますが、いま気がついたんですが、このバルコニーに置かれた屋外家具、多分IKEAの屋外家具ですね。
奥にある二人掛けのベンチ、僕のうちでも使っているのと同じ、APPLAROというシリーズのものだと思います。
お値段なんと9,990円。
安いです。
でもIKEAの屋外家具とかアウトドアものって、春先のある季節に一気に入荷して、なくなったらおしまい、みたいな感じなんですよね。
ちなみに、実は二週間くらい前(3月10日頃だったと思います)に港北のIKEAに行った際には、まだ屋外家具はそんなに入庫してきてなかった様です。
そのとき目についたのは、こちらのTULLEROという屋外ベンチとテーブルのセット。
材質はアカシアの無垢材です。
テーブルに貼ってあるタグに14,900円と書いてあったので、「ベンチとアームチェアの値段はいくらなわけ?」と思って一生懸命探しんたんですが、よくよく見たら、テーブルとベンチとアームチェア2個のセットでこの価格でした…。
屋外家具って、気を使っていても、何年か経つとどうしても痛んできてしまうので、消耗品と割り切ってこの位の価格で気に入ったものを見つけられると嬉しいですよね。
年1、2回、オイルかキシラデコールあたりを塗ってあげれば、最低でも5年やそこらは問題なく使えますし(うちのベンチも、年1回、ウッドデッキにキシラデコールを塗るときに一緒にベンチも塗ってますが、5年経った今年もベンチ自体は全然痛まず問題なく使えてます)。

IKEAの屋外家具が気になる方は、この季節、時間を見つけてIKEAに何度か通ってみることをオススメします。
何だか、結局最後はIKEAの話になってしまいました…。
Photo #1©dinstereo , #2-4©juutakudesign.com

ベイカーブロックのロフトに置かれた重厚な屋外ソファ



こちら、アメリカ ロサンゼルスのダウンタウン、アーティストの集まる街、ベイカーブロックのロフトに置かれた屋外ソファです。

IKEAの屋外家具をこよなく愛し、実際に多数愛用している僕にはかなり縁遠そうな、重厚且つ高級感あふれる屋外家具ですね…。
このソファ、ソファというよりも、(超高級)デイベッドの様に見えてしまってなりません。
このソファが自宅にあったら、毎週末このソファの上でお昼寝をしてしまうと思います。
きっと、本当のベッドで寝るよりも気持ちが良いのではないかと。
冬でも、天気の良い日であれば、そして、肌触りの良い厚手のブランケットでも一枚あれば、お昼寝できてしまいそうな気がします。
最高に羨ましいです。
がっちりとした重厚なソファフレームは、恐らく屋外家具の定番、チーク材でしょうか。
チークの無垢素材を使ってコレだけのしっかりとしたソファフレームを作ったら、それだけで相当な値段になりそうな気がします(余計なお世話ですが、そーですか…)。
クッションについての詳細はわかりませんが、年に数日しか雨が降らないと言われるカリフォルニアという土地の気候を考えると、低反発系などの特別な防水性、耐水性、耐久性を持ったクッションを用いているのでは無く、ごく普通の屋内用のクッションを使用しているのかもしれません。
仮に、雨の多い日本国内で、こういった「高級屋外ソファ」を屋外に設置することが現実的かを考えてみたのですが、答えは恐らく「アリ」なのでは無いかと。
コレほどのしっかりとしたソファであれば、季節や天気によって屋内に移動する、というのは現実的には不可能と思います。
なので、基本的に「雨ざらし」になるわけですが、コレが例えば、重量5kg程度のシンプルな屋外ベンチであったとしても、屋外家具を天候状況に応じていちいち屋内にしまう、ということは、日常生活の中では煩雑過ぎてできないでしょう(僕のウチがまさにそうなのですが、やはり出しっぱなしです)。
要は、気候の問題では無く、メンテナンスの問題だと考えるわけです。
そもそもチーク材は油分を多く含んでおり、古くから船舶用材としても用いられてきたほど耐久性、耐水性に優れていますので、適切なメンテナンス、お手入れさえしていれば、常時屋外に出しっぱなしにしていても大丈夫なはずです。
屋内で使用するのであれば、オイルやニスも不要と言われていますが、さすがに屋外家具として使用するのであれば、長く使用するためには最低限のメンテナンスは必要と思います。
それでも、年に2回程度、適したオイル類やキシラデコールなどを塗る、というメンテナンスを行えば十分だろうと思います。
なので、後はお金の問題さえ何とかすれば、僕のウチにも、こんな感じのソファを導入することは可能なはずなんですが…。
Photo ©ricardodiaz11