ニッチなスペースのリビング



家を建てるときに、こういった発想があれば良かったな、と思ったものの一つに、「ニッチなスペースの活用」があります。

僕自身、家のレイアウトを考えるときに、どうしても「広い開放感のあるリビング」というものを考えてしまったのですが、リビングが「落ち着いてのんびり寛ぐための空間」だとすれば、必ずしも「広くて」「開放感がある」必要は無かったのかな、と。
こちらのリビング、とっても良い感じです。
幅は2m強くらいでしょうか、奥行きはよくわかりませんが4m位と見て、5畳位の広さというところでしょう。一人掛けのソファを横に2つ並べて、大人2人(+子供1,2人)位で寛ぐには十分なスペースです。
コンパクトな空間ならではの「包まれ感」があっていいです。コーヒーでも飲みながら、ゆっくり本を読んだり、のんびり昔の映画を見たりしてみたいです。
暖房でも冷房でも、空調の効きも良いと思いますし、そういった意味では、エコでもありますね。
正直なところ、「ニッチなスペース」を使ったのかどうかは解りませんが、コンパクトなスペースを、素晴らしく「落ち着いて寛げる」空間に仕上げていると思います。
もっともっと自由な発想で、幅広く色々なものを候補としてあげて選択する「柔軟さ」があったら、「家を建ててそこで暮らす」ということをもっと楽しめたと思います(今でも十分楽しんでますが)。
Photo ©PENTAKON 

見晴らしの良いテラスの暖炉



様々な暖炉ご紹介シリーズ、第十二弾は、こちら、見晴らしの良いテラスに設置された暖炉です。

こちら、フランスのどちらからしいのですが、実際の設置場所の情報が無くてよくわかりません。すいません・・・。
バックの景色を見る限り、どこか高台に建ったお屋敷なのか、それとも巨大なお屋敷の3階くらいのテラスなのか、高級なホテル、マンションの類なのか、という辺りなのですが。
暖炉自体は、大理石で囲われた、非常に重厚な暖炉、という感じです。レンガの暖炉とは違って、とても落ち着いた雰囲気があります。
が、やはりこの風景の中で一番のポイントは、この眺めの素晴らしさでしょう。
こんなところから、夜風に吹かれながら、遠くの木々、夜景と暖炉の炎を交互に楽しめたら最高だと思います。
こんなテラスでワインでも飲みながら、ゆっくりと休暇を過ごしてみたいものです。
photo ©Stirling StoneWorks International