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【色々流用可能】作り付け本棚に囲まれた細長い書斎



書斎こそ、別に広くなくて良い最たるものかなと。

両脇の作り付けの本棚が収納力抜群っぽくて良いですよね。
このくらいのサイズがあれば、仕事関係の資料から趣味の本まで全部収納した上で、家族の分も長期保存したいものはまとめて置いておけそうです。
家を建てるときに一番端の方のエリアの幅4m×奥行き2mくらいの部分を区切ってこんな感じのお部屋を1部屋作っておくと、お父さんの書斎にしたり、子供たちの子供部屋にしたり、ウォークインクローゼットにしたりと、必要に応じて色々なものにコンバートできる使い勝手の良いコンパクトな小部屋が作れてしまうわけです。
その家その家での事情というものもあるとは思いますが、たとえば7,8畳くらいの部屋を2つ作るくらいであれば、ちょっとサイズを落としてでも、こんな感じの部屋を3つにしておいた方が使い勝手が良いということは十分にあるのかなと。
たとえば僕のうちの場合、まさにその正反対で、「リビングダイニング以外は大きめの部屋を2つ+小さい部屋=ウォークインクローゼット1つ」という構成にしたんですが、実際のところ4人くらいの家族で暮らす際に、大きな個室なんてものは必要なかったりします。
家族で過ごす空間というのは結局のところはリビングでありダイニングでありという共有スペースなわけで、個室というのは「個人で使う」場所になるわけです。
具体的に言えばそれは、両親が使う寝室であり、子供部屋であり、書斎であり、ウォークインクローゼットであり、ということになるわけで、それらの部屋に求められているものは、第一に「個室であること」、その次が「必要にして十分な広さ」なんですよね(ま、夫婦の寝室は2人部屋ですので、それなりの広さは必要だとは思いますが)。
そこをしっかりと把握した上で、たとえば「寝室×3+書斎×1+クローゼット×1=5」というような計算をあらかじめしておいて、そこから逆算して各部屋の広さを決めれば良かったのかなと…。
そして、そういった計画性の無い我が家では、2人の子供たちの性別が異なるせいで、数年後に部屋数は明らかに足りなくなる見込みとなっております…。
ま、リフォームすりゃ良いんですけどね…。
( via houzz )

【コンパクト信奉】包まれ感のあるバルコニーの屋外リビング



「広々とした空間信奉」の戒めとしてもう一点。

どうでしょう、このバルコニー。
幅2m、奥行き4〜5mといったトコロでしょうか。
恐らく、このサイズのバルコニーが作れないお宅は無いと思いますし、マンションなどの集合住宅だって、分譲ものだったら大抵はこのくらいのバルコニーが付いているでしょう。
全然広くないですが、最高に良い感じです。
というか、コレよりも広かったら、この雰囲気は出ないかなと。
床をウッドデッキ貼りにして、木製のベンチを2つ入れてクッションを敷き詰め、テーブルと観葉植物を置いただけですが、十分に寛げちゃう、そして、程よいコンパクトさが包まれ感と落ち着きを醸しだしてくれる、素晴らしい空間に仕上がってます。
西向き/北向きに作っておけば、夏は日陰で程よく涼しく過ごせそうですし、冬は当然寒いけど、小さなストーブでも一つ置いておけば十分暖かくなってくれそうなイメージです。
コレがもしも幅4mもあったら、多分この雰囲気にはならないですよね。
コンパクトゆえの勝利だと思うんですが、最初からこのイメージが掴めていれば、そんな色々ゴテゴテと取り組まなくても、自然体で十分狙える範囲かなと。
やっぱ「何を求めるか」というあたりをまずは自分自身でしっかりと把握することと、それを実際に確認できる「具体的なイメージ」というのが大事なんですかね。