こちらのお宅のこの出窓、とっても可愛らしくていい感じだなと思ったので、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。
小さな洗面所の真正面。そこを出窓にして、棚を作り、透明感のある小さな鉢植えの植物を並べて。普通に窓を作ってしまえば、何の変哲もない、おもしろくもなんともない単なる洗面所で終わってしまうところですが、やり方ひとつでこんな素敵なスペースになってくれるんですよね。
東向きか南向きで作っておいて、箱庭的なサンルームとしてミニ家庭菜園にしてみたりするのもおもしろそうですし、こういうのを応用して、大きめの腰高窓とか掃き出し窓に耐荷重を確保した出窓を取り付けて、ひなたぼっこもできちゃうようなコンパクト目な本物のサンルームにしてみたり、なんてのもいいかも。壁側の面一でカーテンがついてますから、真夏真冬はこれを閉じておくことで、外部からの熱気や冷気を和らげる緩衝地帯的な役割も果たしてくれそうですしね。
実はこちら、こんな感じのトレーラーハウスの後部に作られた洗面所なんです。
こちらのトレーラーハウス自体も結構おもしろい作りをしてまして、いろいろとご紹介したい部分もあるんですが、本日のところは控えておきたいと思います。ご興味のある方はリンク先の元ポストをご覧くださいませ。
こういう出窓、うちの自宅にも欲しいですね〜。こういうの、後付けで気軽にDIYとかしちゃったらNGなんでしょうかね? 別に窓の位置が変わったりするわけじゃないから、隣地境界とかにかかってこないなら大丈夫そうな気もしますが、投影面積とか固定資産税とか、そこらへんが問題にならないのかは要確認ですかね…。
( via ROCKY MOUNTAIN TINY HOUSES )
「収納」タグアーカイブ
【スペースの作り込み】寛ぎ空間を詰め込んだコンパクトな一軒家
又首構造の低い切妻屋根をそのまま地面に置いたような、どこか合掌造りにも似た外観のこのロッジ、コンパクトながらも、作りがなかなか素敵だなと思ったのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。
玄関を開けて中に入ると、そこにはいきなり階段と薪ストーブ。
ここが、リビングであり、この家のメインのスペースになります。
ターンテーブルとレコード、いいですね〜。アナログの音がどうなのかという話は別にして、レコードって、デジタルのオーディオプレーヤーと違って、シャッフルしたり飛ばしたりが簡単にできないところがいいんだと思うんですよね。「今からしばらくのあいだ、この空間でこれを聞くぞ」という、より能動的な姿勢が必須と言いますかなんと言いますか。「適当に何かをBGMとして流す」にしても、そこには、今どきの「適当に」とは一線を画したものが必要とされる気がします。お気に入りのスタンダードの名盤を何枚かとか、もしかすると、70年台〜80年台前半の、初期のハウスあたりなんかを置いておいたりするのも良さそうかなと。
…いきなり話が飛びました。お家の中に戻りたいと思います。
階段の下は、本棚と食器や道具類の収納棚。
このスペースでできることといったら、壁際に置かれたソファに座って、コーヒーかワインでも飲みながら何気ない会話を楽しむか、音楽を聞きながらのんびり読書をするくらい。なんとなく、僕の大好物でもある「一人掛けのソファのある空間」にも通ずるものがあるこういう場所、自宅にあったらいいですよね〜。
階段を上った先は、こんな感じのベッドルーム。
「勾配天井下の、包まれ感のあるベッドルーム」 みたいなのとはちょっと違いますけれど、これはこれで落ち着いてよく眠れそうな感じ。
1階に戻りまして、先ほどの、ターンテーブルのあったスペースのさらに右奥がキッチンスペース。
キッチンのさらに奥、家の裏手にはウッドデッキのテラスもあります。
屋内にはダイニングスペースはありませんが、その代わりに、テラスに屋外ダイニングが。
バスルームはこの隣。
この家の大きさに対しては、バスルームが若干贅沢すぎるような気も…。
見た目はコンパクトなのに、中に入ると意外とスペースのある、そして、その空間でどうやって過ごしたいかが明確になっている人にとっては必要なものは全て揃っている、1LK(ダイニングなし)の一軒家。
こういう家をこのままで日本の都市部なりに建てるというのはさすがに無理があるとは思いますけれど、スペースの使い方/作り込み方には、狭小住宅に限らずとも、参考にできる部分がありそうかなと。これからお家を建てたりリフォームしたりするご予定のある方がいらっしゃいましたら、こちらのお宅を参考にしつついろいろとアイディアを膨らませてみるというのはいかがでしょうか。
( via Airbnb )