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【そこにある幸せ】グラス類のためのキッチン脇の棚



こちらのキッチン、ちょっと良い感じかなと。
キッチン全体の雰囲気も結構好きですけれど、何よりもこのグラスやコップが沢山収納してある作り付けの棚が気に入りました。
いきなり話が逸れますが、家の中で一番頻繁に使用する食器って何だと思います?
僕の勘違いでなければ、それは「グラスやコップ」だと思います。
確かに食事の度に複数のお皿を使いますし、箸やフォークも食事には必ず必要です。
でも、そういう食器類はそもそも食事のときにしか使用しませんし、食べるものの種類によって使用するものも異なります。
それに対してグラスやコップというのは「毎日三食必ず使う」「水を飲んだりおやつを食べたり、食事以外のタイミングでも使う」「オトナはお酒を飲むときにも使う」わけですから、コレが一番利用頻度は高いかなと。
家族4人の休日のパターンで言えば、「3食×4人+おやつ×4人+外出から帰ってきたとき×4人+お酒×2人」で、22個もグラスが必要なわけです(まあ、外食することもありますし、僕がいないときもあるわけですが、なんだかんだ言っても一日あたり20個くらいはグラスは必要かなと)。
で、お母さんだって、使う度にすぐに洗ってられないときもあるわけで、そうすると最低でもグラスは10個、もしかすると15個位必要なのかなと(そういうときはお父さんが替りに洗えば良いという噂もあるんですが…)。
じゃあこの利用頻度の高いグラス類をどうやって収納しておくかという話なんですが、お皿なんかは重ねることができますので、比較的どこにでも収納できるんですが、コップって上手く重ねられなかったり、重ねられても高さがあって、食器棚の中に入れると結構邪魔だったりするわけです。
なのでグラスやコップの収納には専用のスペースがあったほうが便利ですし、できればオープンな棚などのスペースの方が使いやすいかなと。
そうやって改めて考えてみると、グラス類をこんな感じに手を伸ばしてすぐに取れるような場所に置いておけるというのは、実際相当便利なのでは無いかと思うわけです。
ちなみに僕のうちでは、キッチンの一角にこんな感じの棚を作り付けて、そこに日常使いのグラスの類をまとめて置いています(棚はIKEAのLACKという棚です)。
そんなに色々と意識してこの棚を作ったわけじゃないんですが、とっても便利で重宝してますね。
毎日頻繁に使う必要不可欠なものが、ストレス無く楽に取り出せて簡単にしまえる。
こういうのを幸せというのでは無いかと思ったりします。
( Photo #1-2©atravellingmom , #3-4©juutakudesign.com )

無垢木材とガラス、無垢木材と鉄



今まで、これ自体をメインの話題としたことは多分無いと思うんですけれど、他の何かについての話をしている間に、何度となくこの組み合わせについて触れたことはあると思います。

テーブルの無垢木材製の天板の上に、ガラス製のボトルとステンレス製のカップが置かれているだけの、何の変哲も無い「テーブル上の風景」なわけですが、この雰囲気、僕は好きですね。
何が良いのか、という辺りを理論的に説明するのはちょっと難しいんですが。
無垢の木材という有機物と、ガラスや鉄という無機物の組み合わせが良いんですかね。
木材の「柔らかさ」と、ガラスや鉄の「硬さ」のコントラストが良い、ということなのかもしれません。
上の写真は、無垢素材のカウンター天板とステンレス製のテーブルの足の繋ぎ目部分のアップなんですが、このコントラスト具合が、この組み合わせの魅力の一つなのかな、と。
ともかく、この組み合わせ、ものすごく一般的な組み合わせながらも、どんな部分にでもしっかりとマッチする最高に素晴らしい王道の組み合わせだと思います。
王道過ぎて却って忘れてしまい勝ちなんですが、家を建てたり、内装やインテリアについて考える際に、しっかりと思い出すように習慣づけておいても損は無いと思います。
たとえば、非常によくある外装のパターンで、ガラスと無垢の木材を組み合わせると、こんな感じです。
しゃっきりとしたイメージの中にも柔らかさのある、何とも言えない良い感じの雰囲気が出てきます。
ファサード系だと、こんなのもありますね。
ガルバリウムの無機質な感じに無垢の板、という組み合わせ、中々良いと思います。
キッチン周りだと、無垢素材のカウンターとステンレスの調理器具、という組み合わせが頻繁に出てきますね。
使えば使うほどに雰囲気の出てくる天板と、いつまでもビカビカと光沢を放つステンレスの組み合わせ、というのも良いです。
番外編では、こんなのもあります。
バスタブだそうです。
鉄って言うのはバスタブに適してるんですかね…?
熱伝導率が高すぎて、機能的にはイマイチな気もしますけれど、見た目は中々だと思います。
「王道」と言いましたが、無垢素材、ガラス、鉄、という素材の組み合わせなわけで、合板とかペンキとかクロスとか、現在の建築資材の中で、本当に一番よく採用されているものだけで内装を仕上げてしまうと、この組み合わせが得られ無い可能性も高いです。
そういった意味では、現代の住宅にこの組み合わせを取り入れたいのであれば、ある程度「能動的に」この組み合わせを求めていかないと、結果として、「家の中のどこの部分にもこんな感じの組み合わせ、こんな感じの雰囲気が無い」、ということは十分に起こり得ますので、ご注意ください。
Photo #1©roboppy , #2©sarah sosiak, #3©picturalisa , #4©Rockies , #5©Plage Vinilos y Decoración , #6©jhritz